木構造建築研究所 田原

本ページの内容は2004年改訂版の耐震診断法に関する説明です。2012年改訂版の内容には対応していません。
2012年版については「耐震診断ができる、わかる。耐震補強マニュアル」をご覧ください。

(1b)開口による低減

有開口壁の開口低減係数 Ko は下表による。

  単位長さあたりの強度の比率
開口の幅(m) 1m以下 1m超 2m以下 2m超(※1)
窓型開口(※2) 0.4 0.3 0.2
掃き出し開口(※3) 0.2 0.15 0.1

有開口壁は開口幅と高さに応じて、開口による耐力低減を行います。

許容応力度設計では、開口高さでのみ低減係数が決まっています(その代わり、2mまでで、両側に無開口壁が必要という制限がある)が、診断では開口幅に応じても低減するかわりに、片側に無開口壁があれば耐力をカウントできるようになっています。

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