N邸 耐震改修工事

小屋裏補強


建物内部の耐力壁を新設したことに伴い、小屋裏でも屋根野地板下部まで耐力壁を立ち上げて、下階の耐力壁へ力が伝達できるように補強した。

また、1間ピッチの小屋梁と小屋束に構造用合板を耐力壁仕様で直貼りし、屋根の水平構面をハニカム状に支持させて、屋根の剛性を高めた。


小屋裏補強の必要性


合板受け材・間柱の設置

既設の小屋梁と束を利用して、小屋裏耐力壁を新設した。登り梁(母屋間のつなぎ)は新設している。

小屋梁は丸太であったので、パッキン材をラグスクリューで固定し、それに合板を打ち付けている。


構造用合板の設置

丸太の曲がりがあるため、合板の設置にあたっては、型をとって合板の曲線に合わせて合板をカットして設置した。




©Tahara Architect & Associates, 2005