坂本の家改修工事

2008年9月

築140年の商家の耐震補強

かんでん住まいの設計コンテスト2009 佳作

築約140年の元商家の建物(現在は住宅としてのみ使用)と離れを改装。同時に耐震補強を行なっています。

離れについては、整形な建物であったので、外周壁の補強と足元が一体になるような補強を行なって、全体的に強度を上げる方向で補強しています。

また、一部に水平面格子を設けて、一体性がより高まるように配慮しています。

なお、写真の壁の水色の部分は断熱材です。この上から構造用合板を貼ります。外部塗り壁が既存のままで、室内側で断熱をとることになったためです。

母屋については、洋室で、部屋割りが変わることを利用して、耐力壁を設けたり、より一体性が高まるように小屋組各部に補強金物や、補強部材を配することで、補強を行いました。

また、山際で、湿気ることが多いため、べた基礎として、耐震補強および防蟻・防腐対策としています。