No.31 岡山の家

2003年11月
風の吹き抜ける住宅。
(財)住宅産業研修財団「真の日本のすまい」コンペ経済産業大臣賞受賞
第2回 木の国日本の家デザインコンペ2004 優秀賞受賞
意匠設計LANDTRACE
構造設計木構造建築研究所 田原(担当: 中尾)
施工者 創美建設
全景

3つの切妻屋根が両妻面の側廊(下屋)で連結された形態を持った建物。各棟の側面は全面開口になっていて建物の前から後までが見渡せる。

全面開口となる側面部分は木によるフレームが配置され、外観の特徴となっている。


見通し

側面の門形の架構には開口の両脇に面格子が配置され、開放感を確保しながらも水平力を負担できるようになっている。吹き抜けのあるリビング部分は背が高く地震力や風圧力が大きく働くので、大梁と一体となったラーメン架構になっている。木フレームは剛性の低さや側廊部分との一体性を考えて、フレームのみの純粋なラーメン構造とはしていない。

建方

建物は中庭をはさんでほぼ2棟に分かれた状態になっているので、構造の検討は2棟に分かれた状態についても行なっている。


建方

 ©Tahara Architect & Associates, 2005