No.28 西田辺の家

2003年 8月
中庭と吹き抜けのある住宅(構造材に「ともいきの杉」を使用)
建設地 大阪府
意匠設計川畑昌弘設計工房
構造設計木構造建築研究所 田原(担当: 中尾)
施工者 山一建設
全景
建物正面

切妻の建物の側面に中庭をはさむように下屋が接続した建物です。意匠的には吹抜けのリビングを中心とした構成ですが、構造的には建物がリビングによりなかば分断されているため、少し複雑な建物です。


リビングの吹き抜けは建物の一体性に大きく影響したため、床面を剛にするとともに、吹き抜けに面した手すりを、構造用合板を利用し、壁梁としてのL型の水平構面補強として、吹抜け部分の変形を抑制しました。

そのため、最低基準である建築基準法のレベルより壁量が多めになっていますが、建物の総体的な性能を確保するためには必要なことなのです。


リビング
リビングの見上げ

また、1階に大空間(リビング・ダイニング)があり、床梁や、2階の耐力壁の一部が梁上にかかって、このままだと地震時に梁に大きな曲げ力がかかってしまうため、小屋裏を合板で固めて大断面の梁として、2階の床梁や耐力壁を補強しています。

小屋裏
小屋裏の補強(施工中)

2F
2階渡り廊下
 ©Tahara Architect & Associates, 2003