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建築学科を卒業し、就職するには



現在平成の大不況が続き学生の就職活動も困難を極めている。

その中でも建築学科を卒業しようとする学生は、まともに建築業界の大不況を受け、その他の業種に就職する学生よりも特にひどい状況である。

しかし、建築業界に就職したい学生は、こういった状況に打ち勝って希望職種につくため積極的に、自分の希望する企業の「インターンシップ」に行くことが望まれる。

欧米ではこの「インターンシップ」が盛んに行われており、それがきっかけで就職することが多いと言うが、日本の企業においても「インターンシップ」が定着する事が必要だと思う。

その「インターンシップ」でも各企業は、国公立・私立の有名大学等に偏らない、学生の受け入れが望まれる。

特に一部上場企業等は、特定大学の「インターンシップ」受け入れ制度のようなものがあると聞くが、それ以外の学校の人材の中でも、優秀な人材がいると思われ、実務の面ではどこの大学卒だから即戦力になる、と言うはありえないのである。

だから、「インターンシップ」の受け入れ制度をとっている企業は、学校で選ぶのではなく、色々な人材を試すのも企業にとっては有益であると思われるので、採用するかどうかは別として「インターンシップ」の受け入れ時には、色々な学校の学生を受け入れてほしいものである。

また学生も、何の目的も無くただ「インターンシップ」に参加するのではなく、本当にその企業で自分の能力及び人間性と見てもらい、就職への足がかりとするべきだと思う。

建築学の講義では、意匠・構造・設備・施工等の、広範囲で習得しなければならないのだが、現在はさらにその中でも細分化が進んでおり、実際には建築学としては数百種の講座があると言ってもいいだろう。

そのすべての分野を習得するのは困難だが、自分がどの分野に就職しようと思っているのか方向性を決めたのならば、早めにその条件に合う企業にアポを取り、「インターンシップ」として、受け入れてもらい、アピールする事も必要だと思う。

現在は、大不況が長引く中で「どこでも就職できればいい」と思っている学生は多いが、本当に行きたい企業に就職してもすぐに辞めてしまう学生を考えると「インターンシップ」はこれからの企業として人材選択の場となるであろう。

また、「インターンシップ」は、自分の将来の方向性を考える事が出来る場であり、実務に対応できる現場での研修でもある。

最後に一言、「諦めず目票に向かって自分で道を切り開け!」と、学生に進言したい。


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 ©Tahara Architect & Associates, 2003