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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション 

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~つれづれなるまるこ~blog/essay

21.ピックアップカートリッヂについて



 私がオーディオに興味を持ち始めたころは、まだSP盤(78回転のシェラック製)が主力で、45回転のEP盤が少し発売されかけた処で、その時のカートリッヂは主にクリスタル(ロッシェル塩)カートリッヂが主力でした。
理由は
1.
出力電圧が大きい点(100mV~300mV)
2.
出力特性がイコライザーカーブに似ている上にクリスタルの上と下に SP,LPの針を2本付けレバーで回転させ、1個のカートリッヂで両方再生出来る
3.
プリアンプのお世話にならず一応鳴らせる

これらの利点を利用して愛用しましたが、その上にバリレラ型(バリアブルレラクタンス型)が売られていましたが、コストの関係でとても入手することが出来ませんでした。
現在はクリスタルの反対側に有る特製のMC型(ムービングコイル型)は中心の様ですが、不思議な気がしています。
1.
出力が小さい(0.1~1mV)
2.
プリアンプは無論ヘッドアンプまで必要
3.
コンプライアンス(針の動きやすさ)が低く針の摩耗が大きい
4.
針の動きがあまり良くないので、針圧を大きくしなければミストレースする

これらの問題と自分の好みの音質とどうかという点もレコードの損耗も含めてお考えになるのが大切ではないでしょうか。
良いシステムが出来た時に、あの音場を再生できるレコードがその価値を失うのでは、残念と思う所ですが。(2014.1.21)



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