景勝地
白浜は三方が海洋に面し、太平洋の波濤が刻んだリアス式海岸の複雑な海岸線は、ダイナミックな景観を造形し、白浜の魅力を一層高めている。
白良浜、円月島、千畳敷、三段壁、いずれも白浜温泉の中心部から車で5分から10分の至近距離、白浜に行かれたら、是非立ち寄られることをお薦めします。
白良浜(しららはま)
町名の由来ともなった白砂の浜は、全長600m、日本の渚100選に選ばれている。海岸線に沿って豪華な白亜のホテルが立ち並び、自然と人工の美が見事に調和し、エーゲ海の島々の風景を思い起こさせる。
2000年7月には、同じ観光を主産業とする米国ハワイ州ホノルル市のワイキキビーチと白浜町の白良浜は、「友好姉妹浜」(Goodwill Beach City Relationship)
の提携を行っている。
温暖な気候によって、白良浜は本州で一番早い海開きを行っており、2004年は5月3日にオープンした。関西を代表するこの浜には、早い時期から海水浴客が訪れ、毎年8月10日には白浜最大のイベント、白浜花火大会がここで開催される。
白良浜には温泉を引いた「しらすな」があり、水着着用で目の前に白砂と紺碧の海が広がるプールのような露天風呂に浸かることができる。
円月島
白良浜から海岸沿いの浜通りを北に進み、グラスボートが発着する臨海浦にさしかかると、ぽっかり真ん中に穴が空いた海食洞の小島が見えてくる。
白浜町の温泉のシンボルが「崎の湯」とすれば、景勝地のシンボルがこの高島、通称「円月島」だ。
パンフレットやガイドブックには、夕日を浴びたこの島の風景がよく掲載される。撮影したのは夕方、逆光でこんな写真になってしまった。白浜町発行の絵葉書を右に掲載する。(掲載ご了解済み)
千畳敷
白良浜の目の前を通る浜通りを車で南に進み、弁婁の湯の横を通り過ぎて5分ほど、標識に従って右折すると千畳敷の駐車場に到達する。目の前が千畳敷だ。薄い岩を何重にも積み重ねたような広大な岩盤だ。段差を利用して一番上まで登り、雄大な太平洋の眺望を独り占めできる。
三段壁
千畳敷から車で1分、 三段壁の駐車場から海側に出た場所に展望台がある。そこから見る「三段壁」は、他の穏やかな景勝地と際立って違う男性的な荒々しさだ。このような高さ平均50mの岩壁が2kmにわたって続く。