妙見温泉・妙見石原荘 (鹿児島県)
住 所 鹿児島県姶良郡隼人町妙見温泉
電 話 0995−77−2111
交通機関 九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから約10km
JR日豊本線隼人駅からタクシーで20分
施設(日帰り用) 売店、駐車場(40台)
宿 泊 15室 (BT10 T5) 平日20,000円〜 土・日・祭日25,000円〜
泉 質 ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉(含土類重曹泉)
源泉温度55度 湯量300リットル/分(自噴) pH6.7
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 10時〜18時(要確認)
定休日 無休
入浴料金 大人1,200円 
入浴施設 内風呂男女各1 混浴露天風呂1(午後3時までは男性専用) 貸切露天風呂1(午後3時までは女性専用)
浴室備品(外来) タオル、バスタオル、シャンプー、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット えびの高原、霧島神宮、鹿児島、桜島
お土産・食事 館内に売店あり
近くの温泉 新川渓谷温泉郷、霧島温泉郷、霧島神宮温泉郷他多数
隼人町HP
観光協会HP
妙見石原荘HP
http://www.mct.ne.jp/users/hayato/
http://www.mct.ne.jp/users/hayatochokankou/
http://www.m-ishiharaso.com/
雑記帳 妙見温泉のすぐ近くに塩浸(しおひたし)がある。ここには日本初の新婚旅行と呼ばれる坂本竜馬とおりょうの二人が滞在し、温泉を楽しんだ。現在は「福祉の里」という施設になっているが、裏手の浴舎で入浴が出来る。
西日本の温泉宿人気ランキング・ベスト200のNo1旅館が、この妙見石原荘である。

   (2003.11.15 昭文社「The温泉宿 西日本ベストセレクション200」)
 施設名 : 妙見石原荘
所在地 : 姶良郡隼人町(あいらぐんはやとちょう)
隼人町は鹿児島県のほぼ中央、北側は霧島連山、南側は錦江湾・桜島を望む風光明媚な町だ。
謂れあるこの町名を見たとき、一時、古代史に凝った私は、ここが薩摩隼人(熊襲族)の本拠地だったのか、と感動した。大和朝廷に対抗し、8世紀に滅ぼされた熊襲だが、今もこうして町名として残っていることに感慨を覚えた。
町を南北に流れ、新川渓谷を造形する天降川(あまりがわ)、この名前も霧島連山の高千穂峡に神が降りたという神話に因んだものだろう。
町には、この天降川に沿って、近年とみに人気が出てきた妙見と日当山の2つの温泉地がある。
この日、前日宿泊した黒川温泉を発ち九州自動車道に乗り、先ず宮崎県の温泉に立ち寄ってから、国道223号線(霧島バードライン)で高千穂峰(1574m)の北麓を周り、いったん宿泊地の霧島温泉を通り過ぎて新川渓谷温泉郷にやってきた。
霧島連山
温泉名 : 妙見温泉
神話の霧島連山に源を発する天降川が南に流れ、紅葉が素晴らしい新川渓谷を造形する。この渓谷に沿って「折橋」「妙見」「安楽」「ラムネ」「新川」「塩浸(しおひたし)」など、数多くの温泉が並び、その多くが湯量豊富な自噴源泉を持つ。これらの温泉群を総称して新川渓谷温泉郷と呼んでいる。
この中で隼人町と牧園町に跨って大小様々、8つの個性ある旅館が点在する妙見温泉がいま人気を呼んでいる。
明治時代中期、妙見神社跡から温泉が湧き出したのが温泉名の由来だが、もともとは湯治を目的とした素朴な温泉地だった。
近年になって、大型の旅館・ホテルが建ち始め、いまや湯治場・秘湯と呼ぶには鄙びに欠ける様子さえ見せてきている。
しかしながら宿泊料金が2万円を優に超える旅館がある一方で、1万数千円で宿泊できる小さな旅館も健在なので、いましばらくは幅広い選択が出来そうだ。

湯量豊富な妙見温泉だが、完全掛け流しは減ってきている。この中で、湯にこだわる旅館が妙見石原荘だ。
石原荘は、2003年度 昭文社「The温泉宿 西日本ベストセレクション200」のNO1に選ばれた旅館だ。

しかし、残念ながら宿泊してないので総合的な評価・記述は出来ない。その上、売り物の渓流沿いの露天風呂も、中年の女性3名の先客がいたので入浴を遠慮したため、ここの
記事も書けない。

石原荘はもともと30室以上の客室を擁していたが、数回にわたって改装を行い、客室を15室に減らした。
残念ながら部屋には入っていないが、客室すべてに外玄関が付き数奇屋風・民家風・現代和風と趣が違うそうだ。


豪華なロビーに入ってフロントで1200円を支払い、いったん外に出て渡り廊下を歩き別棟の浴舎「天降殿」に向かう。ここは源泉近くにあり、56度の温泉は加水・加温なし。空気にも触れさせないために、山水を使って温度を下げる熱交換器を通して42度の温泉を湯舟に注ぐシステムになっている。

そこでタオルとバスタオルを貰って大浴場に入る。
大きな自然石をスライスして作った石板を敷き詰めた浴室は品格がある。湯舟は扇状に広がったかなりの大きさ。。壁面には神々の湯を象徴するレリーフが刻まれ、そこの中ほどから生まれたばかりの温泉が豪快に流れ落ちている。

正面のガラス窓からは木々の緑が映えて素晴らしい借景だ。
湯は薄いウグイス色のナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉(含土類重曹泉)で、炭酸を多く含み肌に滑らかな感触がなんとも素晴らしかった。

本来なら増水すると湯舟が隠れてしまう渓流沿いの露天風呂にも入浴するところだったが、先客のご婦人3人が入浴中だったので遠慮した(本来は午後3時までは男性専用、それ以降は混浴)。
ここには、別に午後3時までは女性専用、それ以降は貸切となる別の露天風呂があり、写真で見る限り、ここも結構な大きさだった。
源泉すぐ近くの温泉棟に続く渡り廊下
名物の「椋の木露天風呂」ごは婦人3人の先客がいたので入浴を断念。
大浴場の大きなレリーフは、霧島に相応しい神々をモチーフにしている。
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