住 所 |
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2276番地の1 |
電 話 |
0954−42−1170 |
交通機関 |
長崎自動車道嬉野ICから県道1号線で約1.5km
JR佐世保線武雄温泉駅から嬉野温泉行きバスで30分終点下車
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施設(日帰り用) |
ロビー、ラウンジ、売店、駐車場(150台) |
宿 泊 |
78室(BT付き) 15,750円(4人1部屋 税・サ込み)〜42,000円(離れ) |
泉 質 |
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(含食塩重曹泉) 泉温96度 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) |
11時〜22時(予約不要) |
定休日 |
無休 |
入浴料金 |
大人1000円 食事付入浴 7,500円〜 |
入浴施設 |
内風呂:男女各2、貸切風呂1
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浴室備品(外来入浴) |
タオル・バスタオル、シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
観光スポット |
長崎、佐世保、ハウステンボス、千綿渓谷、有田・伊万里 |
お土産・食事 |
土産は館内で可。嬉野名物は湯豆腐。 |
近くの温泉 |
武雄温泉、平谷温泉 |
嬉野市HP
温泉観光協会HP
大正屋HP
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http://www.city.ureshino.lg.jp/
http://kankou.spa-u.net/
http://www.taishoya.com/ |
雑記帳 |
「休日の日帰り温泉施設は混雑している、どこかでゆったり入浴したい」と希望される方は、有名旅館が狙い目だ。料金は50%増しから倍くらいになるが、だいたいが浴室にタオル・バスタオルが備えられ、かつ、立派な風呂が多い。加えて敷居が高いせいだろうか、入浴客が少ない。(管理者は平日利用なので、ほとんどが貸し切り状態) |
2006年8月1日、嬉野町と塩田町が合併して嬉野市となった。
嬉野町は佐賀県の南部、長崎県と境を接する温泉と茶の町である。
嬉野町のHPを開いてみると、嬉野温泉のサイトではないかと勘違いしてしまうほどこれを前面に打ち出している。
特産品としての茶は「嬉野茶」として広く知られ、その製法は約550年前、中国の明の時代に伝えられたと言う。
嬉野の茶は、伝来の釜炒り手揉み茶と煎茶の長所を併せ持ったカラッとした爽やかさを特色としている。
前日、宿泊した長崎市内のホテルを出発し、佐賀県に入った。この日の予定は、「嬉野温泉」と「武雄温泉」で入浴、それに「有田」「伊万里」「唐津」の陶磁器巡りをすることだった。
佐賀県の南西部に位置する有田は、言うまでもなく日本の磁器発祥の地である。豊臣秀吉の朝鮮出兵(慶長の役・1596〜98年)の際、肥前・鍋島藩によって多くの陶工が連れて来られ、藩内各地に窯業地が発展した。その後、染付け赤絵の磁器が有田地区で確立し、その製品は伊万里港から全国に出荷された。
このため有田焼は伊万里焼とも呼ばれるようになった。
この日、長崎を発ち、嬉野温泉の旅館で入浴した後、10km余り北西の有田町に入った。
国道35号線から旧街道に入ると、道の両側には江戸・明治・大正・昭和の各時代を代表する町屋が立ち並び、たくさんの窯元・陶磁器店が軒を連ねていた.この一帯は、1991年、国の重要伝統的建築物群保存地区に選定されている。
ここを通り過ぎて、「有田陶磁の里プラザ・有田焼卸団地」に向かった。食事処もある広い敷地には、窯元や陶磁器店が20軒以上が並び、前方にショーウインドー、奥に広いスペースを持って数多くの商品が陳列・販売されていた。
明治〜昭和のノスタルジックな陶磁器店が立ち並ぶ。
有田陶磁の里プラザ・有田焼卸団地
磁器特有の硬質で滑らかな肌合いの器は美しい。しかし高価なものは鑑賞のみ、そばチョコなど細々とした器を買い求めた。
九州北部を代表する歓楽温泉として知られているが、ここにやって来たのは真昼間、川沿いに大小の旅館が静かに立ち並び、思わぬ風情があった。
嬉野温泉は「肥前風土記」にも登場する歴史ある古湯でもあり、江戸時代は長崎街道の道筋にあるため、温泉のある宿場町として栄えたという。
また嬉野周辺は、良質の茶の産地でもあり、なだらかな丘陵地帯には美しく刈り込まれた茶畑が広がり、のどかな田園風景が広がっていた。
嬉しいことに嬉野温泉の旅館・ホテルの多くが、予約不要で立ち寄り湯を受け入れている。元湯の「元湯白珪」、イタリア料理を売り物にして女性に人気がある「ハミルトン宇礼志野」そして老舗の「大正屋」と姉妹館の「大正屋椎葉山荘」などがそれだ。
その中で、大正屋に立ち寄ったのは、温泉サイトの仲間で福岡に在住され、九州各地の温泉をすごい勢いで周っておられる「プー助」さん(女性)のお奨めによるものだった。
著名建築家・故吉村順三氏の設計による建物は、館内に入ると和と洋を品良く調和させたロビーとラウンジ。フロントで1000円を支払うと、男性スタッフが浴室の前まで案内してくれた。さすが老舗、立ち寄り湯なのに丁寧な応対、細やかなサービスが行き届いている。
ガイドブックでよく紹介されている大浴場は、その端麗さにおいて、今までに入浴した旅館の中でトップクラスだ。屋上とガラス張りの壁面が自動開閉でき、露天風呂の情緒も味わえる斬新なデザインで、薄いオレンジ色の石を敷きつめた浴室・浴場はとても広くて、開放感タップリだった。30〜40人が一度に入浴できる大きな浴槽を私が独り占め、ヌメリ感の強い良質な含食塩重曹泉の湯を存分に楽しんだ。
大きなサナトリウム様の建物に設けられた広く、清潔で品のある大浴場。
長大な送迎用リムジン
明るく開放的なラウンジ
初めて出会った大浴場への円形自動ドア
滅菌用光線が灯る下足箱
使い放題のタオル・バスタオル
初めて見た脱衣棚の下の貴重品ボックス、便利だ! 棚ごとに貼られた異なった図柄が自分の目印。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
一部
「日本三大美肌の湯」とはあまり聞き慣れないが、あとの2つは?
(記事更新 2006.9.8)