所在地 : 筑紫野市
温泉名 : 二日市温泉
二日市温泉・博多湯 (福岡県)
住 所 福岡県筑紫野市湯町1−14−5
電 話 092−922−2119
交通機関 九州自動車道筑紫野ICから約2km
JR鹿児島本線二日市駅からバス10分二日市温泉前下車
施 設 休憩室(有料、但し無料タイム有り)、駐車場無し(隣の有料コインパーキングを利用した)
宿 泊 無し
泉 質 単純温泉(pH8.2 泉温43.8℃ 毎分157リットル 無色・透明・硫黄臭)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 9時〜21時
定休日 無休
入浴料金 大人300円  子供150円
入浴施設 内風呂:男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー
観光スポット 大宰府天満宮・観世音寺・光明禅寺大宰府政庁跡秋月
お土産・食事 土産・食事は近所の温泉街で。
近くの温泉 原鶴温泉・筑後川温泉、日帰り温泉施設として天然パノラマ温泉(天拝の湯)、那珂川温泉
(源泉野天風呂那珂川清滝)
筑紫野市HP http://www.city.chikushino.fukuoka.jp/index.jsp
雑記帳 太宰府天満宮には長い土産物屋が並ぶが、いたる所で売られているのがあずきと餅粉で焼き上げられた梅ヶ枝餅だ。焼きたてのものを買い求めて食したが、上品な味で美味だった。
九州11泊の旅、初日に宿泊した山口県湯田温泉を発って、午前中に太宰府天満宮を参拝し、その後、九州最初の温泉として二日市温泉・博多湯に入浴した。
大宰府天満宮
太宰府天満宮は、言うまでもなく学問の神様である菅原道真公を祀る天満宮の総社であり、九州では圧倒的な参拝者数を誇っている。
道真は醍醐天皇の時代、、当時一大勢力であった藤原家他の讒言により太宰府へ左遷となりこの地で没した。
その後、左遷に追いやった関係者に不幸が相次ぎ、道真の祟りと恐れた一族は、その鎮魂のために、左大臣正一位に昇進させ、墓所の地に社を建立した。京都の北野天満宮も同様な趣旨で建立されている。
亡き者にした者の祟り(たたり)を恐れて敵方が鎮魂に必死になる、という事例は古代より数多いが、このようなドロドロした背景を知ってか知らずか、全国の天満宮には多くの参拝客が正月や受験期に詣でている。
福岡県の中央部西、福岡市を中核に、東南に春日野市・大野城市、大宰府・筑紫野市などが切れ目無く続く。
筑紫野市は、福岡市からは国道3号線、JR・西鉄が30分弱で連絡し、また、九州自動車道筑紫野ICが開設するなど、交通至便の土地柄のために住宅都市として人口を増やしている。
筑紫は、古事記に「筑紫、身一つにして面四つ」と現れ、「つくし」は古代九州の総称であったようで、今も平安時代に由緒を持つ古寺や史跡が数多く現存している。
二日市温泉は、万葉集に大伴旅人が亡き妻を偲んで詠んだ歌の詞書きにある「次田の湯(すいたのゆ)」として登場している。
二日市温泉と名付けられたのは、昭和25年のことで、それまでは、武蔵温泉・薬師温泉などと呼ばれていたようだ。
筑豊石炭産業の最盛期、二日市市温泉には40軒の湯宿が軒を連ねていたが、現在は、車が行き交う街中の県道筋に、公衆浴場の御前湯・博多湯を囲むようにして旅館9軒が点在している。中でも、昭和天皇をはじめ皇族方が宿泊された「大丸別荘」は別格で、80坪の大浴場「次田の湯」を有し、温泉教授でお馴染みの松田忠徳氏が、その著書・日本百名湯で
推奨されている名門旅館である。
施設名 : 博多湯  (入浴日:2005.4.3)
1300年の歴史を持つ古湯のシンボルは、向かい合って建つ御前湯と博多湯だ。
博多湯は創業が万延元年(1860年)の伝統ある共同浴場である。木造3階建てで風情ある外観だが、2004年末に内部が大幅に改造され、それに伴って入浴料金が100円から300円にアップされた。
狭いが清潔な更衣室で脱衣し、5、6段の階段を下って湯舟に向かう。改装された風呂は石で造られ、10人程度が一度に入浴できる広さ。鼻の利きが悪い私には分からなかったが、浴室には硫化水素臭が漂っているようだ。泉質は、pH8.2の弱アルカリ性、肌に滑らかな単純温泉で、湯温が43.8度、湯量が157リットルと豊富なので源泉掛け流し。湯舟からはその湯が惜しみなく流れ出ていた。
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