住 所 |
広島県広島市湯来町湯来2659 |
電 話 |
0829−85−0311 |
交通機関 |
中国自動車道 道河内ICから国道186号線・県道41号線で約20km
JR山陰本線五日市駅から広電バス湯来温泉行きバスで1時間10分 |
施 設(日帰り) |
ロビー、売店、駐車場(25台) |
宿 泊 |
18室 平日2人1室@11,1500円〜(料金は変わるので旅館に照会ください) |
泉 質 |
単純弱放射能泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間
(日帰り) |
11時〜19時 (要予約) |
定休日 |
無休 |
入浴料金 |
大人800円
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入浴施設 |
内湯男女各1、露天風呂男女各1 |
浴室備品(日帰り) |
シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー |
観光スポット |
石ヶ谷峡、広島、三段峡、宮島、錦帯橋 |
お土産・食事 |
館内に売店、昼食はここでは取れない。温泉街に食事処があるかどうか不詳。 |
近くの温泉 |
湯の山温泉、潮原温泉、女鹿平温泉、龍頭峡温泉、小瀬川温泉 |
観光協会HP
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http://www.yukicho.com/index.html |
雑記帳 |
国民保養温泉に指定されると国からの補助金がつく。
この金で幾つもある赤い欄干の橋でも造ったのだろうか。とにかくこれらの橋により風情が増していることは間違いない。 |
九州11泊の旅の初日、今夜の宿泊地、山口県湯田温泉に向かう途中、広島県内の温泉に立ち寄ろうと思った。ところが広島県は温泉貧乏県で、その上勉強不足だったので、適当な温泉地がなかなか見つからない。
ようやく中国自動車道戸河内ICの南に旅館がたった4軒の小さな温泉地・湯来温泉を見つけた。
湯来町は広島県の北西に位置し、水内川沿い、標高が100m〜500mの農山村である。
広島市と隣接(通過直後に合併))しながら山岳・渓谷・滝などの自然に恵まれている。
山陽及び広島県は温泉地が少ない中、湯来町には小さいながらも国道423号線沿いに湯来温泉・湯の山温泉・奥湯来温泉の3つの温泉地がある。
小さな温泉街
湯来温泉へは、上述の通り中国自動車道戸河内ICから県道41号線を利用するのが距離的に最も短いが、悪路を想像して次の吉和ICまで走って国道488号線で東へ戻ることにした。しかし国道ではあるものの途中から悪路を示すXマークのついた箇所も通過することになり、けっこう時間を要してしまった。
到着した湯来温泉は、狭い川幅の打尾谷川渓流沿いに数軒の旅館が建ち並ぶだけの小さな温泉地だった。しかし、道路から旅館に通じる朱の欄干の橋が何本も渓流の上を跨ぎ、とても風情があった。
ここは同じ町域にある湯の山温泉とともに「国民保養温泉」に指定されている。国民保養温泉は療養・保養・休養に相応しい温泉地であることが指定条件のため、すべて自然環境に恵まれている一方で、、歓楽街のあるような大温泉地は除外されている。
要するに自然以外は何も無いのが条件で、湯来温泉はそれを完全に満足する温泉地、河鹿の鳴き声・蛍の舞・桜・紅葉だけがここの売り物だ。
全国的には無名の温泉だが、車で1時間の距離なので広島市民にはよく知られた温泉地のようだ。
道路沿いの駐車場に車を停めて赤い欄干の橋を渡って河鹿荘に向かう。とても粋なアプローチだ。
建物は昭和46年に建設されたもので、コンクリート建築の建物は、外観・内部ともかなり年季が入っている。
ここは部屋数が18室、パンフレットを見ると、夕食は猪鍋、山ふぐ(こんにゃく)、山菜などが目玉のようだ。宿泊料金は1万円(休前日は1万3千円〜)を少し超えるくらいから設定されている。
大浴場はいままでに見たことが無いユニークなものだ。円形のタイルを敷き詰め、カーブを描いた湯船と合わせて、まるでバルセロナのガウディが設計した聖母子教会をモチーフにしたような不思議な感覚のデザインだ。
無色透明無味無臭の単純弱放射能温泉がその湯船からあふれ出ていた。ガイドブックでは一部掛け流しとなっており、ここが掛け流しなのだろうと推定した。
本来はPHが9.5もあるので、もう少ししっとり感があってもよさそうなものだが、加水しているのだろうか。
露天風呂は5〜6人が同時に入れる程度の岩石風呂、半分が東屋で被われていた。目の前を清流が流れ、少し遠くには低い山が望まれて、なかなか居心地がよい風呂だった。
いずれにしても部屋数からしてかなり余裕ある風呂の規模と言えよう。
河鹿荘、他の旅館・国民宿舎でも立ち寄り湯が可能だ。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
一部
(2005年4月25日、合併により佐伯郡湯来町から変更)
(データは2006年8月更新)