関西圏屈指の名湯である湯村温泉は平安時代まで遡れるという。
有馬や白浜の華やかさや知名度はないが、湯村温泉のシンボルである荒湯周辺は、昔ながらの温泉風景を漂わせている。

湯村温泉の源泉である荒湯は、温泉街の中心、春木川の畔にあり、小さな社の前にあるコンクリートで囲われた源泉からは温泉が湧き出ていて、周囲には湯煙が漂う。

中を覗くと、無色透明、無味無臭、98度の熱湯が、ゴボゴボと舞い上がってくる。
泉質は無色透明なナトリウム−炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉、重曹を含むため口に含むと少しトロっとしている。

毎分500リットルという豊富な湯量のおかげで20軒ほどの旅館・ホテル・民宿・保養施設の他に、周辺の住宅にも配湯されているそうだ。

春木川に沿って最近出来た日本一の長さ20メートルほどの足湯があり、温泉情緒を一層高めている

荒湯の前方、春木川にかかる橋を渡ると、湯村温泉を全国に知らしめたNHKテレビドラマ・「夢千代日記」の夢千代の像が立っていて、記念撮影の名所になっている。

因みに夢千代像の顔は、彼女を演じた吉永小百合さんにそっくりだ。

共同浴場としては広い浴槽。温度はやや熱めだ。

吉永小百合主演のテレビドラマ「夢千代日記」で知名度が一挙に高まった湯村温泉。有馬・白浜の華やかさは無いが、春木川沿い、湯煙を上げる源泉「荒湯」や足湯など、しっとりした温泉情緒を漂わせている。共同浴場の旧薬師湯は解体され、平成20年3月末、少し奥まった別の所に新しい薬師湯がオープンした。

データ (データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

薬師湯は、平成20年3月末にこれまでとは別の所に新築された。
2階建てで述べ床面積が1000u近く、瓦葺屋根の上には薬師堂風の望楼がのり、正面玄関の唐門が目を引く堂々たる構えだ。

これまで2回、いずれも厳寒の2月に入浴していたが、これは旧薬師湯でだ。
今回、鳥取県の温泉を重点的に周ることとし、1日目宿泊の岩井温泉に向かう途中に、新しく完成した薬師湯に立ち寄った。

旧薬師湯は荒湯から徒歩1分、温泉街中心の交差点横、温泉会館の1階にあったが、新しい建物はそこから徒歩3分ほど奥に建設され、広い駐車場(入浴者は2時間まで無料)も併設された。

入浴料金は以前と比べて100円アップの400円。
シャンプー類はない共同浴場スタイルなので、せめて従来の料金を維持して欲しかったと思う。

施設名 : 薬師湯 (入浴日:2003.2.13、 2004.2.24、 2009.3.2)

温泉名 : 湯村温泉

休館日は毎月15日だが、この日が木曜日・土日・祝日に当たれば翌日が休館となる。

営業時間は7時〜10時30分まで、但し受け付けは10時で終了する。

休憩室があるが、有料となっている。

七釜温泉の民宿で食べたズワイガニ(オスを松葉ガニと呼ぶ)

春木川沿いに20軒弱の宿が並ぶ。

吉永小百合さんそっくりの夢千代像

内湯は6mx4mほどのかなり大きな風呂で、床同様、浴槽も滑りにくくて肌触りのよい天然石で造られている。
温泉は、以前は単純温泉だったが、今は荒湯と同じナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉、無臭・無色透明だが、まったりした上質の肌ざわりだった。

内湯と繋がって扇型の小さめの露天風呂があるが、こちらは付け足し、格別入浴したい風情は無かった

唐門を持つ堂々たる構えの新しい薬師の湯。

荒湯周辺はいつも湯煙が舞い上がって温泉情緒を高めている。

所在地 : 美方郡新温泉町

住  所 兵庫県美方郡新温泉町湯1265
電  話 0796−92−1081
交通機関 北近畿豊岡道・播但連絡道路和田山ICから国道312号・9号を村岡、湯村方面へ56km
JR山陰本線浜坂駅から全但バス湯村温泉行きで25分、終点下車すぐ
施  設 休憩室{有料)、 駐車場有り(2時間まで無料)
宿  泊 無し
外来入浴時間 7〜22時30分(最終受付22時)
定休日 毎月15日、15日が木・土・日・祝日に当たる場合は翌日
泉 質 ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 大人 400円 小学生以下 250円
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープは無いので持参、ロッカー有り(100円) ドライヤー有り(100円)
観光スポット 湯村温泉街(荒湯・夢千代像等)、但馬海岸巡り(旭洞門・浦富海岸)、竹田城跡、鳥取砂丘、出石町、.植村直己冒険館
お土産・食事 冬のズワイガニ(松葉カニ)、但馬ビーフ(神戸牛は但馬牛を飼育)、荒湯ソバ・豆腐
近くの温泉 リフレッシュパーク湯村(国道9号線をはさんで温泉街の反対側にある日帰り施設)
香住温泉、浜坂温泉郷(浜坂・二日市・七釜)、岩井温泉
新温泉町HP
浜坂観光協会HP
旅館組合HP
薬師湯HP
http://www.town.shinonsen.hyogo.jp/
http://www.hamasaka.com/
http://www.yumura.gr.jp/
http://www.yumura.gr.jp/modules/yumuraspot/index.php?tid=25
雑記帳 上記に「余部鉄橋」「夢千代像」を記載

平成17年10月1日に両方とも温泉を有する浜坂町と温泉町が合併し、人口およそ17、000人の新温泉町が誕生した。

町は兵庫県の北西部に位置して鳥取県に接し、内陸部は1000m級の山が連なり、山陰海岸国立公園、氷ノ山後山那岐山国定公園、但馬山岳県立自然公園等、自然公園指定区域が46.3%を占める海と山と温泉を包含する自然に恵まれた町である。

町名が示すように温泉に恵まれた町であり、旧浜坂町には、高温泉が湧出する浜坂温泉・七釜温泉・二日市温泉の3つの温泉があり、これを総称して浜坂温泉郷と言い、国民保養温泉地に指定されている。

また浜坂は、冬の味覚の王様・ズワイガニ(松葉ガニ)の水揚げ量(浜坂港)は兵庫県全体の40%を占め、ホタルイカの水揚げ量は日本一である。

一方、旧温泉町には、関西では有馬・白浜に続く大きな温泉地である湯村温泉を擁している。

湯村温泉 薬師湯 (兵庫県)

改訂版

温泉街の中央にある荒湯遠望

近年完成した春木川沿いの長い足湯もすっかり温泉風景に馴染んできた。

夢千代日記
夢千代像
夢千代は被爆二世、この像は広島市から寄贈された。
像の顔は主演の吉永小百合さんそのもの。
夢千代日記はその後「続」「新」が放映され、舞台でも多数上演されている。
余部(あまるべ)鉄橋・・・現在掛け替え工事中

明治45年3月、当時の最新技術で2年3ヶ月をかけて開通した。高さ41メートル、長さ309メートル、トレッセル式鉄橋では日本一。
昭和61年12月28日、香住発浜坂行の回送列車が突風で転落、乗務員と陸橋下の従業員6名が死亡した。
私たち夫婦と会社時代の先輩夫婦と湯村温泉に立ち寄り、浜坂温泉卿(七釜温泉)に宿泊、翌日、国道178号線で出石町に向かった。国道は鉄橋の真下を通っており、その手前で明治時代の有名な鉄橋を撮影した。
原作者の早坂暁氏は湯村温泉に滞在してこれを書き上げたので、この町の風景が随所に登場する。
主人公の夢千代は実在の人物で被爆二世、白血病と闘いながら湯村温泉で働いていた。
ストーリー:
白血病で余命3年と宣告された夢千代は、母の残した山陰の小さな温泉町の芸者置屋を女手一つで切り盛りする。彼女を取り巻く人間関係の様子を綴った日記をもとに物語が展開していく。日記は殺人犯人を追ってここの温泉にやって来た刑事と病院から帰る途中の夢千代が山陰本線
余部鉄橋(写真を通過するところから始まる。