(リニューアル前の記事そのまま)
この温泉には会社時代の先輩、AR氏の白浜の別荘に宿泊した帰路に、他の2つの日帰り温泉施設とともに立ち寄った。

湯浅御坊ICから丘陵地帯の道を山田川沿いに上って2km余り、ログハウス風の温泉施設は川床に向かった傾斜地に建てられていた。

ロビー、食堂、売店等が手狭な施設に雑然と同居、脱衣室も狭いが、風呂そのものはなかなか立派なもの。
内湯は中規模の桧風呂(泉質のために大変滑りやすいので注意)、人気の露天風呂はユニークな設計で、同時に30人が一度に入浴できる広さがある。
川床に近い地下にあり洞窟風呂風、先端の部分が天井のない完全な露天になっている。施設内にはミネラルウォーターの水汲み場所があり、ペットボトルやポリタンク持参の人が見受けられた。
温泉名 : 二の丸温泉

以前の露天風呂

伝統的な製法が引き継がれている湯浅町の醤油醸造。(写真は「湯浅まちごと醤油博物館」のHPから借用)。

所在地 : 有田郡湯浅町

当館は、つい先日の2019年6月9日にリニューアルオープン、当館よりデータの改訂の依頼を頂いたので、添付あった資料に基づき行った。

二の丸温泉 (和歌山県)

湯浅町は紀伊半島の西岸に位置し、100年以上の古い商家や町家が建ち並び、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。

市町村を紹介するとき、そこに歴史と特産品があると記事が一気に完結するのが嬉しいが、湯浅町はその典型例だ。

平安末期、豪族・湯浅氏がこの地に「湯浅城」を築き、熊野詣でが盛んになると宿場町として栄えた。

また、海運が盛んで、江戸時代には商工業が栄え、特に醤油は紀州藩の保護を受けて、一時は100軒近くの醸造元があった。今では数軒に減じているが、大量生産でなく、1年以上かけてじっくる仕込む伝統的な製造方法が脈々と引き継がれており、日本遺産に認定されている。

湯浅町のHPを見ると「最初の一滴、醤油醸造の発祥の地、紀州湯浅」とある

また、紀伊水道に面した湯浅湾は古くから沿岸漁業が発展して、中でも鰯の稚魚である「しらす漁」が盛んで、全国有数のシェアを誇っており、しらす丼がご当地グルメになっている。

 データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。

当館は2019年6月9日にリニューアルオープンして館内を一新し、大阪の人気ラーメン店「ストライク軒」が和歌山県に」初上陸した先日、当館から当HP管理者に下記データの改訂を資料添付で依頼あったのでこれを行い、記事の一部も加筆した。リニューアル後の館内の様子は当館のHPを参照ください、

2019年6月16日改訂

住 所 有田郡湯浅町大字山田1638−1
電 話 0737−64−1826
交通機関 湯浅御坊道路湯浅ICから東南へ約2km
JR紀勢本線湯浅駅下車・タクシー
15分
施 設 ラーメン店(ストライク軒 二の丸温泉店)、多目的ホール(お休み処)、駐車場(約30台)
宿 泊 やや離れた場所に宿坊(ログハウス)あり
1棟(4人) 平日:22,000円 土曜、祝日前、年末年始、お盆、GW:24,000円
(増員1名につき5,000円、1棟につき最大6名定員)
泉 質 アルカリ性単純温泉 32度 34リットル/分
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 平日10〜14 / 16〜21:30
土日祝 8〜21:30
※最終受付 閉館30分前まで 
定休日 毎週水・木曜日
※ 年末年始・夏休み期間などは変動することもあるので、詳しくはHP参照。
入浴料金 大人700円(朝400円) 小学生350円(朝200円) 
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1サウナ男女各1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 湯浅伝統的建造物群保存地区(湯浅まちごと醤油博物館)、醤油醸造所(角長、太田久助吟製等)
南部梅林、うめ振興館、紀州備長炭振興館
お土産・食事 湯朝町の特産品は、金山寺味噌、醤油、しらす干し、三宝柑、蜜柑
ローカルグルメはしらす丼(町内の食事処で)
当館内では大坂の人気ラーメン店、ストライク軒 二の丸温泉店
近くの温泉 湯浅温泉、滝原温泉、有田川温泉、川辺温泉
湯浅町HP
湯浅町観光HP
和歌山県温泉協会HP

二の丸温泉HP
http://www.town.yuasa.wakayama.jp/
http://www.yuasa-kankokyokai.com/
http://www.wakayama-onsen.jp/
http://ninomaru-onsen.hiho.jp
施設名 : 二の丸温泉 (温泉名に同じ 入浴日2001.1.14)
温泉・源泉名には、その地の地名・歴史に由来するものが多い。「二の丸」というネーミングから、この地に城があったのかと想像した。
しかし念のため、ネットで検索していたら、次のことが判明した。

湯浅町には、先輩格の国民宿舎「湯浅城」の湯浅温泉があって、こちらが本丸にあたるため、後から出来たここの施設に「二の丸」が付けられたそうだ。

この2館は、以前は湯浅町が全額出資する湯浅町開発公社によって経営されてきたが、2013年7月に破産、現在は県内の民間企業に売却され、2館とも引き続き運営されている(湯浅城は国民宿舎でなくなった)。