梅の郷 月ヶ瀬温泉 (奈良県)

大正時代、日本初の名勝指定を受けた関西有数の梅林、1万本の梅が咲き誇る月ヶ瀬梅渓の一角にある梅の郷 月ヶ瀬温泉に16年ぶりに訪れた。露天風呂の先に、伊賀盆地を見下ろす展望風呂が造られていた。

住 所

奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2681

電 話

0743ー92-0388

交通機関

近鉄奈良駅→(奈良交通バス)→月ヶ瀬<所要時間:1時間10分
名阪国道 月ヶ瀬・五月橋インターから約10分

施 設

レストラン、休憩室、売店、駐車場(約150台)

宿 泊

無し

泉 質

アルカリ性 単純温泉(ph7.9)

入浴時間

10:30~20:30 (受付終了は20時迄)

定休日

第1・第3火曜日(祝日重複は翌日)、6月12月の第一水曜日 年末年始(12月30日~翌年1月1日)

入浴料金

大人(中学生以上)700円 シルバー(65歳以上)600円 小学生350円 幼児無料

入浴施設

内湯男女各1 露天風呂男女各1(茶の湯と梅の湯が有り男女日替わり)、展望露天風呂1(茶の湯に附属)

浴室備品

シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー

お土産・食事 施設内で可

観光スポット

月ヶ瀬梅渓(梅園 梅の資料館、ロマントピア月ヶ瀬、湖畔の里つきがせ)、柳生の里、伊賀上野

近くの温泉  笠置温泉(休館中)
奈良市HP
県公式観光HP
月ヶ瀬温泉HP

月ヶ瀬観光協会HP
 https://www.city.nara.lg.jp/
https://narashikanko.or.jp/
http://tsukigaseonsen.com/
https://tsukigase-kanko.or.jp/
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前に当該施設のHPなどでご確認ください。)

加温無し、30℃の源泉風呂。人気があるようで、1人15分と入浴時間を定めている。

京都府と三重県に境を接する奈良県の北東部、ここに関西屈指の梅林、一万本の梅の郷、月ヶ瀬梅渓があり、この一角にこの地域唯一の日帰り温泉施設「梅の郷 月ヶ瀬温泉」がある。

名阪国道(国道25号)、163号線、369号線の国道に囲まれた地域にあるので、ここに入るのに、柳生、笠置、伊賀上野、名阪の多数のインターチェンジ等から、県道や農道を含めて10近いルートがある(詳しくは、ここのHPを参照されたい)

以前はガラス張りのとんがり屋根が目印だったが、改装されて黒っぽい落ち着いた外観になっていた。

以前は、たしか白梅と紅梅と真づけられていた二つの浴室があったが、現在は「梅の湯」と「茶の湯」となっており、偶数日・奇数日で男女が変る。

何れの浴室も内湯と露天風呂の組み合わせだが、別に茶の湯には平成26年2月にオープンし伊賀盆地を一望すると謳っている展望露天風呂が付いている。

従ってどうしてもここに入りたいならば、男性なら奇数日、女性なら偶数日が茶の湯であることを知っとけば良い。

温泉は、地下1200mから汲み上げるpH7.9のアルカリ性単純温泉で、無色透明、若干のしっとり感がある。

所在地 : 奈良市月ヶ瀬

現在の奈良市にほぼ相当する一帯が日本史の舞台に登場するのは、710年に都が藤原京から平城京に遷都されてからのことである。

奈良時代(和銅3年・710年~延暦3年・784年)の都であった平城京は、日本初の本格的な首都と言える。最盛期には人口が10万人に及んだという説もある。

784年長岡京へ、さらにその10年後には平安京へ移ったが、その後も東大寺や興福寺などの仏教寺院勢力がこの地に残り、奈良は南都と呼ばれた。

1998年12月、「古都奈良の文化財」」として世界遺産」に登録された施設・史跡・天然記念物は以下の8つで構成されている。東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、春日原始林、そして平城宮跡だ。


月ヶ瀬はかって一群一村の添上郡月ヶ瀬村だったが、2005.4.1.に奈良市と合併した。

奈良県の北東部に位置する月ヶ瀬は、その艶やかな名に相応しく梅林で広く知られており、年間20万人の観光客が訪れる。。

村の梅の栽培は南北朝に遡るが、五月川の渓谷の両岸に梅樹が植えられた風景は月ヶ瀬梅渓と呼ばれ、かって芭蕉も訪れて句を詠んでおり、時代が下った大正時代には第一号の国の名勝指定を受けた。

月ヶ瀬は梅だけでなくお茶の産地でもあり、村に続く道の南斜面には茶畑が続く。

露天風呂から見た展望風呂。かなりの高さだ。

この階段を登っていく。冬は高齢者、循環器疾患の人にはお薦め出来ない。

伊賀盆地を一望する、はやや大袈裟だが。

当日の男性は茶の湯。二方が全面ガラスのかなり大きな内湯は縁が木製で雰囲気が有る。ガラス越しに露天風呂が見える。

円形の展望風呂。入浴したままでは伊賀盆地は望めない。

月ヶ瀬梅渓は2月中旬から10000本の梅が咲きほこり、20万人の観光客が訪れる関西を代表する梅園(写真は奈良県観光公式サイトから借用)。

以前有ったシンボリックなガラスの塔が消えた施設外観。

天井が高く広々としたロビー。

背の高いロッカーが並ぶ広い脱衣場。

屋根が付き巨岩が積み上げられた露天風呂はかなりコストが高かかっただろう。湯の色が茶色く見えるのは、温泉に含まれる鉄分が酸化したためか?

温泉・施設名 : 梅の郷 月ヶ瀬温泉 (入浴日:2020年9月9日)