音の花(ねのはな)温泉 (奈良県)
所在地 : 生駒市
温泉名 : 音の花温泉
施設名 : 音の花温泉(入浴日:2004年11月8日)
生駒市は私の自宅がある町だ。東京から大阪本社に転勤して、途中、海外駐在を経験し、帰国後ここにささやかなマイホームを持った。以来20数年、娘達もここから巣立ち、夫婦2人の生活となったが、いまや第二の故郷だ。
生駒市は、関西圏で芦屋、宝塚などと並んで一人当たりの住民税納付額がベスト5にランクされるが、これは近鉄・伊藤忠などの大手デベロッパーが開発した数多くの大型住宅地に、大阪に通勤するサラリーマン(所得がはっきりと把握される)が移り住んだためだ。
生駒市は、奈良県の北西端に位置し、西に標高642mの生駒山を主峰とする生駒山地が大阪府と境を接している。また京都府とも接し、私の住んでいる場所から京都府の最南部まではわずか1km弱の距離である。人口は10万人を超えて県下3番目の都市である。
生駒の玄関、近鉄生駒駅は、大阪難波と奈良を25分結ぶ近鉄奈良線、生駒から大阪 市営地下鉄の大阪港まで直通運転される近鉄東大阪線と王寺まで結んでいる近鉄 生駒線のターミナル駅であり、また、日本で最初につくられたケーブルカーが、生駒駅前の鳥居前駅から聖天さんと呼ばれる宝山寺や生駒山頂と結ばれている。

生駒の特産品といえば「高山茶筌」がある。茶筌は、室町時代から伝 えられる技法を用い、茶筌師の巧みな手さばきと長年の勘にたよるもので、伝統的工芸品に指定されている。
この茶筌の里の近く、私の居住地の丘一つ隔てた場所に、関西文化学術研究都市・高山サイエンスタウンがあり、国立奈良先端科学技術大学院大学を中核とするこのサイエンスタウンには、 民間研究所も数多く立地されている。

写真は生駒市HPから借用
大阪商人の信仰の聖地、生駒聖天(寶山寺)
温泉サイトの仲間「Mr.リーダー」さんから、生駒市に初めての日帰り温泉施設が7月(2004年)にオープンしたとの情報をいただいた。「灯台下暗し」、自分の住んでいる場所なのに、これを全く承知していなかった。
リーダーさんから教えてもらった住所をカーナビにインプットして、平日の午後に家内と共に出かけた。自宅から国道163号線に出て大阪方面に向かい、途中、枚方を始点とする国道168号線に乗りかえてこれを南下した。生駒郡平群町に入る直前、突然、「音の花温泉」への唯一の案内板が出てきて、あわてて右手の傾斜が激しい私道に入り目的地に到着した。帰宅後、詳しい地図を見たところ近鉄生駒線「東山駅」のすぐ近くにあることが判明したが、とにかく分かりにくい場所であることは間違いない。施設の目の前に30台分ほどの駐車場があるが、休日となればこれでは足りず、道一つ隔てた場所にある第2駐車場(70〜80台くらいか)に車を置くことになる。
手前には野菜・果物を売る店が併設されている。
2004年7月にオープンした日帰り温泉施設で、上屋・内装とも簡素な建築だ。
入浴施設は、これでもかというくらい浴槽の種類が多いスーパー銭湯とは趣が違い、内湯・露天風呂・サウナ・ジャグジー程度だ。
また、循環だが内湯・露天風呂とも温泉が使われている。
露天風呂の大きさが半端でなくて、80畳ほどの大きさ、一度に50人が入ってもまだ余裕があるだろう。巨大な生駒石や石灯籠があちこちに配置された岩風呂で、これまた大きな東屋が浴槽の半分以上を覆っている。
関西一の大露天風呂と宣伝されている和歌山県・渡瀬温泉に匹敵する大きさだ。わが生駒市にこんな露天風呂が出来たとは、正直驚いた。
湯舟は、肌にヌメリ感が残るナトリウム炭酸水素塩泉で満たされている。温めなのでゆっくりと入浴できる。内湯も30畳ほどあろうか、これまたかなりの大きさだ。

入浴後、550円のラーメンを食べたが、家内が頼んだ500円のうどん(名称不詳)とともに、この種の施設としてはとても美味しかった。ここを紹介して下さったMr.リーダーさんは、「にぎり盛り合わせ(確か750円程度と記憶)」が普通の寿司屋で食べるのと同じくらい美味しかったと、ご自分のサイトに記述されている。また、他のサイトでも、ここの一品料理がなかなかだった、と書かれているので、簡単な昼食や夕食をここで取るのも一案だ。尚、ここは銭湯スタイルでシャンプー・ボディソープは置いてないので、持参するか現地で購入することになる。
巨大な露天風呂、関西で1,2を争う大きさだ。
大きな浴槽に前面ガラス張りの快適な内湯
川原の看板ではない。
露天風呂に貼られた珍妙な警告。あまりの大きな露天風呂に騒ぐ子供達への注意だろう。
休憩ロビーと向こう側の食事処の料理は安くて美味い。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
住 所 生駒市小平尾町1008−12
電 話 0743−76−3530
交通機関 第二阪奈道路壱分ICから国道168号線を王寺方面に向って南下して約4km
近鉄生駒線東山駅下車徒歩5分(推計)
施 設 食事処、休憩ラウンジ、駐車場(約100台 目測)
宿 泊 なし
泉 質 ナトリウム炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時〜23時 (受付は22時30分まで) 
定休日 無休
入浴料金 大人(中学生以上)700円 小学生まで300円 3才以下無料
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、ジャグジー、サウナ、水風呂
浴室備品 シャンプー、ボデイソープは置いていないので持参か現地で購入。ロッカー・ドライヤーは有り。
観光スポット 生駒聖天(寶山寺)、法隆寺、信貴山・朝護孫子寺信貴・生駒スカイライン
お土産・食事 食事・喫茶は施設内で可
隣接して野菜・果物を売る店がある。
近くの温泉 大和平群温泉、信貴山温泉(信貴山観光ホテル)、宝来温泉(奈良パークホテル)、神の牧温泉(虹の湯)
生駒市HP
観光協会HP
http://www.city.ikoma.lg.jp/
http://www3.kcn.ne.jp/~i-kankou/
雑記帳 大阪の南のターミナル、難波駅から近鉄奈良線の快速で20分、標高642mの生駒山のトンネルを潜り抜けると、急に周囲は緑豊かとなり空気も清涼になる。夏でも夜になると冷房がいらないくらいに涼しくなる。生駒駅から学園前駅・あやめ池に至る周辺は昔からの屋敷町やよく整備された新興住宅地が続く。
私が東京から転勤してきて、与えられた社宅が学園前駅から徒歩1分の所にあった。関西で馴染みのあるのはこの一帯のみ。したがって自宅も学園前からバスを利用する新興住宅街の中に求めた。
それから20余年、娘2人が巣立ち、定年となり、ここをベースに日本各地の温泉巡りを始めた。