所在地:高槻市


高槻市は大阪平野の北東にあり、ちょうど、大阪市と京都市の中間にある。人口は約356,000人(2003年12月末現現在)で、両市のベッドタウンとして発展している。北は北摂山地に連なる山並みと丘陵、南は山間から流れ出る芥川・桧尾川などによって形成された平野が広がり、 琵琶湖から大阪湾に流れる淀川が市域の南の境になっている。
今は城壁が僅かに残る高槻城には、かってキリシタン大名の高山右近が居住し、この地を10数年統治した。
温泉名:摂津峡温泉


JR高槻駅から北に5kmほど北上、平野部が途切れ、摂津の500m前後の山々に分け入る直前の麓、観光名所・摂津峡のすぐ近くに湧く温泉。ここは、昔から北摂の湯として知られ、昭和31年に開業した一軒宿の「かじか荘」が、芥川の清流沿いに立っている。すぐ近くまで宅地化が迫ってきているが、夏はホタルも乱舞する。
館内には、昔ながらの筵を敷いた「蒸し風呂」を備えており、ここの名物となっている。

住 所 高槻市塚脇5−1−1
電 話 072−688−6426
交通機関 名神高速茨城ICから国道171号線・府道6号線で7km
JR京都線高槻駅から市バス脇塚行きバスで終点下車(20分)
施 設(日帰り用) 軽食、売店
食事付き入浴可(レストランで2、800円〜予約不要)(室食5千円〜要予約)    
駐車場(約50台)
宿泊 14室 (平日宿泊 二食付15,000円〜)
泉 質 アルカリ性・弱放射能単純泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時30分〜19時 予約不要  
定休日 年中無休
入浴料金 大人1,200円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各2、蒸し風呂
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、、ドライヤー
観光スポット 摂津峡、あくあぴあ芥川、花しょうぶ園、埋蔵文化財調査センター、神峯山寺
お土産・食事 旅館内で可
近くの温泉 花の里温泉(旅館・山水館)、花の里2号源泉日帰り温泉・祥風苑)、高槻樫田温泉
高槻市HP
かじか荘HP
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/
http://www.kajikasou.net/
雑記帳 一時古代史に凝っていた頃、高槻市の有名な古墳2ヶ所を見て回った。
今城塚古墳
全長350m・全幅340mの広大な墓域を誇る、淀川北岸最大の前方後円墳。今城塚の名は戦国時代に砦として利用されたことによるといわれている。
墳丘の形状や出土埴輪などから、謎が多い継体天皇陵の墓という説が有力で、近くにある現継体陵の太田茶臼山古墳は、築造時期からみて継体天皇の没年(531)と一致しない、と考えられている。

阿武山古墳
京都大学阿武山地震観測所北側で、昭和9年に発見された古墳で、藤原鎌足の墓という説が有力である。
施設名:湯元摂津峡温泉かじか荘  (入浴:2004.2.6)


桜の花の時期は賑わう「摂津峡下ノ口桜公園」の目の前にある和風旅館。
上等な泉質(重曹泉)で賑わう日帰り温泉施設「祥風苑」のすぐ北側にあり、ここに入浴後、かじか荘の大きな提灯がぶら下がった門をくぐり、立ち寄り湯をお願いした。入浴料金、1,200円を払うと、2階の大浴場に向かった。入口の女性が、タオルと浴衣を差し出してくれた。聞くと浴衣は、当館名物の蒸し風呂に入るためのもの。もともとサウナ類の熱さには弱いので、これは辞退した。広くて下を流れる芥川を見下ろす脱衣室に入ると、なるほど、蒸し風呂の入口が3ヶ所あり、中を覗くと、天井が低く、ゴザをしいた3畳ほどの窓のない小部屋に熱気が満ちていた。
石板敷きの大浴場には、7〜8人が入れる中規模の浴槽とこれに続く小型の露天風呂があり、ph10のしっとりした感触の透明な湯が満たされていた。さきほど入浴したばかりの、平日にもかかわらずけっこう混んでいた祥風苑と違い、入浴する者は私1人。これぞ旅館立ち寄り湯の醍醐味と思いつつ、、ノンビリと湯に浸かった。尚、これとは別に岩石露天風呂がある。
摂津峡温泉・かじか荘 (大阪府)
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この日は寒風が吹き荒れ、絶好の温泉入浴日より。自宅を12時過ぎに出発、国道163号線、168号線を利用して、枚方から高槻へ。先ず日帰り温泉施設「美人湯・祥風苑」に入浴する。ここは、摂津峡花の里温泉の旅館山水館が掘削に成功した源泉、シットリ感満点の重曹泉を使用しているため、たいそうな人気を呼んでいる。この後、すぐ近くの旅館、「摂津峡温泉・かじか荘」で入浴、午後5時前に帰着した。
館内から見た芥川
かじか荘遠望
ロビー
蒸し風呂入口
4〜5人は入れる露天風呂
循環だが、しっとりしたいい湯だった。
こういう情緒は、日帰り温泉施設では味わえない。