今、京都ブームである。紅葉の季節などは、京都市内から三尾(清滝川に沿った高雄・槇尾・栂尾)方面等は、渋滞で車が身動きできなくなる。京都市が発表した数字によると、観光客が過去3年連続で最高を更新し、2003年は4374万に達したそうだ。人気のトップは清水寺、ついで嵐山から嵯峨野にかけての周辺だ。
そんな中で、冬の京都は、一年で一番観光客が少なくゆったりと散策できる。快晴のこの日、昼前に自宅を出て、嵐山から天龍寺を周り、それから京都の奥座敷、湯の花温泉に向った。
住 所 京都府亀山市稗田野町柿花宮の奥25
電 話 0771−22−0250
交通機関 京都縦貫自動車道亀岡ICから約7km
JR嵯峨野線亀岡駅からバスで20分、湯の花温泉下車、(タクシーで15分)
施 設(日帰り) ラウンジ・ロビー、売店、 駐車場(60台)
宿 泊 69室 宿泊料金についてはHP参照(ガイドブックでは18,000円からとなっているが割安企画あり)
泉 質 単純放射能泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 ガイドブックでは11時〜16時となっていたが、事前問い合わせでは15時までだった
定休日 年中無休
入浴料金 大人1,500円(タオル付)(要事前確認)
入浴施設 内湯:男女各1 露天風呂:男女各1
浴室備品 タオル、シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 京都、保津川下り(亀岡市から出ている)、るり渓谷・高原、篠山市
お土産・食事 土産は館内で可。 食事は昼食付入浴で可能。
近くの温泉 るり渓温泉、汐の湯温泉今田薬師温泉、武田尾温泉、篭坊温泉、嵐山温泉
亀岡市HP
観光協会HP
湯の花温泉HP
保津川下りHP
渓山閣
http://www.city.kameoka.kyoto.jp/
http://www.kyoto-kameoka-kankou.jp/
http://www.yunohana-onsen.com/
http://www.hozugawakudari.jp/
http://www.keizankaku.com/
雑記帳

亀岡市内に西国33ヶ所巡礼の第22番札所穴太寺(あなおじ)がある。まだ現役の7,8年前からこの札所巡りを始め、昨年、満願成就となったが、この穴太寺を巡った時はまだ温泉の「お」の字も思い立っていなかった。

嵐山から徒歩で10分ほど、人気の嵯峨野の中心的存在である天龍寺は、正式には霊亀山天竜資聖寺といい、臨済宗天龍寺派の大本山である。暦応3年(1339年)後醍醐天皇が吉野の行宮で没した後、敵対してきた足利尊氏は、夢想国師の勧めで天皇の霊を慰めるため、翌年4月、亀山殿の旧地に寺院建立に取り掛かった
その後幾たびの戦火を浴び、現在の建物は明治時代に入って再建されたものがほとんどである。唯一、当時の面影を残しているのは、
夢想国師の作庭と伝わる庭園で、嵐山と亀山の借景を巧みに取り入れた池泉回遊式の見事な造形美を見せている(特別景勝指定)
亀岡手前の京都縦貫自動車道
京都市の西部沓掛ICから丹波ICまでの31kmの高速道路である京都縦貫自動車道は、自宅から亀岡・丹波方面から京都の日本海側に抜ける場合によく利用する。大阪市内の渋滞を避けるためと嵩む高速料金節約のためだ。今回は天龍寺を観光後、すぐ近くの沓掛ICから乗って亀岡に向った。
亀岡は歴史ある城下町だ。

織田信長の命により1575年に丹波平定を命じられた明智光秀は、1578年頃から亀岡築城に着手した。その後、備中高松城を攻撃中の羽柴秀吉の援軍を命ぜられた光秀は亀岡城を発ち、1582年6月、1万3千の軍兵が桂川を渡ったとき、突然、「敵は本能寺にあり」の命令を下し、一気に本能寺に攻め込んで信長を殺害した。
温泉巡りをすると、こうして日本の歴史の地に立つことが出来るのが望外の喜びだ。
明智光秀の城下町亀岡郊外に位置する花岡温泉へは、京都市西部から国道9号線又は京都縦貫自動車道で20数キロの距離にあり、昔から「京の奥座敷」と呼ばれている。
亀岡市の中心地から7kmほどの静かな丘陵地帯にあり、旅館は9軒のこじんまりした温泉地だが、京都(特に嵐山・嵯峨野など)や保津川下り、さらには丹波篠山観光の拠点としての利用価値が高い。
この温泉地は格調高い純和風の旅館が多く、宿泊料も高めに設定されている。
高額な昼食付きの温泉入浴を受け入れている旅館は今までもあったが、最近になって、温泉街に入って最初に現われてくる大型の純和風旅館「渓山閣」が、立ち寄り入浴を受け入れるようになったのを知って、今回、ここを訪れることとなった。。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
天井が高く広々とした館内は、ロビーにサーモンピンクのカーペットが敷き詰められ座り心地が良さそうなソファーが置かれている。大きな窓ガラスの開口部に沿って設けられたラウンジからは手入れされた庭園が眺められる。
部屋は3館に分かれて69の和室・和洋室があり、何れもBT付である。
外来入浴は3時までだが、到着したのは2時半過ぎ、宿泊客出迎えのために仲居さん達が立っていたが、我々にも丁寧な挨拶を送ってくれた。風呂は館内に「滝の湯」「華の湯」の二つがあり何れも露天風呂付で、私が入浴したのは滝の湯。大浴場は7mx3m位のかなり大きな長方形、全体にやや古びているが品格がある。窓の向うには人工とは思えない5mほどの高さの岩壁がそそりたって水が落ちていた。
露天風呂はその岩壁を目の前に仰ぎ見る扇型の風呂で7、8人がゆったりと入浴できる。湯は単純放射能泉で透明、サラリとした肌触りで大きな特色はなかった。入浴料は1,500円と高額なのに、フェースタオルは渡されものの、脱衣室にバスタオルは置かれていなかった。
天龍寺
豪華・華麗なロビーと庭園を望ラウンジ
岩壁を仰ぐ露天風呂
洗い場
渓山閣
大浴場
温泉名 : 湯の花温泉
所在地 : 亀岡市
施設名 : 渓山閣  (入浴日:2005.2.17)

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湯の花温泉・渓山閣 (京都府)