温泉名 : 平湯温泉 
施設名 : 神の湯 (入浴日:2006.5.26)
所在地 : 高山市
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
高山陣屋で家内が見つけた朴の木。
高山・奥飛騨と言えば朴葉焼き。葉の上に飛騨牛と味噌を乗せて下から炙る.
美味なり!
飛騨地方の中央に位置する高山市は、2005年2月1日、近隣9町村と合併し、東京都に匹敵する日本一広い面積を有する新しい高山市が誕生した。

面積の93%が森林で占められ、山・川・渓谷・峠などで地理的に分断され、標高差も2,000を超えるなど、地形的に大きな変化に富んでいる。
北東部には槍ヶ岳・乗鞍岳・穂高連峰などの飛騨山脈(北アルプス)を擁し、最高峰は奥穂高岳の3,190m、最低は上宝町の436mである。

旧高山は観光都市である。城下町の中心、商人町として発達した上町・下町の三すじの町並を合わせた古い町並、からくり人形など飛騨の匠の技による
華麗な屋台が引き回される高山祭(山王祭・八幡祭)、江戸時代から続く2ヶ所の朝市などが多くの観光客を惹きつける。

これに加え、今回の合併により、中部山岳国立公園内の北アルプス名峰群、さらにこれらの山懐に湯煙をあげる奥飛騨温泉郷(旧上宝村)を市域に組み入れ、一大観光都市となった。
北アルプスの槍・穂高連峰・乗鞍岳・笠ヶ岳等の名峰に囲まれた奥飛騨温泉郷は、個性の異なる新穂高・栃尾・福地・平湯・新平湯の5つの温泉地の総称である。
旅館・ホテル・民宿・ペンションの総計は約170、日本を代表する温泉地の一つであり、露天風呂の数は日本一と言われている。


平湯温泉は平湯川沿い、松本方面から国道158号線で安房トンネルを抜けてすぐのところにあり、奥飛騨温泉郷の玄関口に位置する。最も古くからある温泉地で、少し前までは湯治場の雰囲気を色濃く残していたそうだ。

ここは平湯大滝に近く、上高地・乗鞍岳・奥飛騨観光のバスターミナルとしても賑わっている。宿泊施設は20数ヶ所だが、料金が1万円を切る旅館もあり、幅広い選択が可能だ。
平湯温泉の発祥の地である神の湯は、武田信玄(ここにも登場!)の発見と伝わり、近くに不動明王が安置されていることからこの名がつけられた。

平湯温泉を抜けて旧国道158号線を安房峠に向かってほんの少し進む。途中で標識に従って右折して細い道を進むと、眼下に渓流が流れる狭い谷間にひそりと佇む神の湯に到着する。

山の斜面の木々を伐採して設けたのだろうか、駐車場に車を停めて、だらだらした道を少し登ると、簡素な建物があって、一角に受付がある。
500円を払って、再び100mほど坂を上ると鬱蒼とした木立に被われた山の斜面に不動明王が現れて、すぐそばにこれ以上ない簡素な木造の男性用の脱衣室がある。(女性用の風呂はさらに登った奥にある)
ここで脱衣して、数歩踏み出すと、そこが露天風呂だ。

山の斜面に造られた露天風呂は、タタミ15畳ほどの大きさ、周囲に岩を配した豪快な露天風呂だ。
2ヶ所から豊富な温泉が湯船に掛け落とされている。

やや温めで私には適温、青味がかった透明なサラサラした湯に浸かりながら、あらためて周囲を見回す。

渓流の音と小鳥の鳴き声だけ、手前の芽吹いたばかりの新緑の木々を通して、幾重にも山が連なって見えていた。
住 所 高山市奥飛騨温泉郷平湯
電 話 0578−9−2614
交通機関 長野自動車道松本ICから国道158・471・県道475号線で約60km
東海北陸自動車道飛騨清見ICから国道158・471・県道475号線で約55km
JR松本駅(松本電鉄バス)→平湯バスターミナル下車して徒歩20分ほど
JR高山駅(濃飛バス)→平湯バスターミナル下車(55分)で徒歩20分ほど
施 設(日帰り利用) 休憩所(野外)、売店、 駐車場有り
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(含む重曹食塩泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 7時〜18時(曜日などによって変更有り)
定休日 4月中旬〜11月15日までは年中無休 冬季は閉鎖。
入浴料金 大人 500円 小人 300円
入浴施設 露天風呂男女各1 貸切風呂有り
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー
観光スポット 新穂高ロープウエー、上高地、乗鞍スカイライン、平湯大滝高山、松本
お土産・食事 館内で岩魚の塩焼き、温泉卵など発売(麺類などは取れるのか調査忘れ)
近くの温泉 新穂高温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、福地温泉、白骨温泉、乗鞍高原温泉、さわんど温泉、坂巻温泉、中の湯温泉、上高地温泉、焼岳温泉
高山市HP
飛騨高山観光協会

奥飛騨温泉郷観光協会
http://www.city.takayama.lg.jp/
http://www.hidatakayama.or.jp/
http://www.okuhida.or.jp/
雑記帳 奥飛騨温泉郷には、これまで一泊(新穂高温泉佳留萱山荘)し、3回通過したが、入浴した施設はわずか。今回の旅で、5ヶ所で入浴し、ようやく数を増やせた。
奥深い谷間、新緑の木々に囲まれた岩風呂
丸太を削った掛け湯
飲泉所
平湯温泉・神の湯 (岐阜県)
奥飛騨温泉郷は、日本一の露天風呂王国だ。その中の名物露天風呂の一つ、まだ雪が残る山間(やまあい)に、ひっそりと湯煙を上げる神の湯に立ち寄った。