鹿教湯温泉・文殊の湯 (長野県)
所在地 : 上田市  (旧)小県郡丸子町
施設名 : 文殊の湯 (入浴日:2005.9.24)
温泉名 : 鹿教湯(かけゆ)温泉
住 所 長野県上田市鹿教湯温泉
(旧)長野県小県郡丸子町西内1243−1
電 話 0268−44−2288
交通機関 長野自動車道松本ICから国道254号線を上田方面へ30km
JR長野新幹線上田駅から千曲バス鹿教湯温泉行きで45分、鹿教湯温泉下車すぐ
施 設 休憩ロビー、駐車場15台 喫茶はすぐ近くの「湯端」で可 
宿 泊 無し
泉 質 アルカリ性単純温泉 (5つの源泉の混合、源泉温度46℃ pH7.9℃ 湯量は合計で2,100リットルで各ホテル・旅館に配湯
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時〜21時(受付は20時30分迄)
定休日 年中無休
入浴料金 大人 300円 小学生150円
入浴施設 内湯・露天風呂 男女各1
浴室備品 シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット (30分〜1時間30分)善光寺、小布施、戸隠、軽井沢美ヶ原、塩田平、海宿、上田城址、懐古園、松本城、上高地、安曇野、白樺湖
お土産・食事 温泉街で可
近くの温泉 霊泉寺・大塩・浅間・別所・美ヶ原・扉・崖の湯など多数
丸子町HP
旅館組合HP
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/index.html
http://www.kakeyu.or.jp/index2.html
雑記帳 歴史ある温泉地には温泉発見の伝承が残っている。人間では弘法大師と行基、動物では鹿・鶴・鷺などが多い。鹿教湯温泉はそのものずばり、迷わず判断できる。
(旧丸子町の記事)
丸子町は、長野県東部の海抜530メートルに位置し、町の中央を依田川の清流が東西に流れて千曲川に注いでいる。
町の西端は美ヶ原高原に連なり、その麓には丸子温泉郷の3温泉がある。東には浅間山の噴煙を南には蓼科山を望む。

昔から信州の要衝の地だった丸子は、近年、2つのトンネルが開通し、上田・小諸などの東信と松本・諏訪間を結ぶ最短路線の中継地点となっている。
鹿教湯温泉の周囲風景
丸子町では、町域にある3つの温泉、鹿教湯温泉、大塩温泉、霊泉寺温泉をまとめて丸子温泉郷と称している。

鹿に化身した文殊菩薩が湧出場所を教えたと言う伝承がある鹿教湯温泉は、現在でも健康作りの温泉地として、環境省の「国民保養温泉地」に指定され、その後、人にやさしい地域の宿づくり賞として、厚生大臣賞を受賞した。

ここを訪れたら、温泉情緒を味わいつつ、ムササビやモモンガが生息している自然林や渓流が生み出すオゾンタップリの散策路をゆっくり歩かれることをお奨めする。
湯端通りを抜け、横に温泉発祥の旧源泉跡がある共同浴場「文殊の湯」を通り過ぎて、鹿教湯温泉のシンボル「五台橋」を渡って文殊堂に至る散歩道だ。途中「中気坂」と呼ばれ、歩行訓練によるリハビリに向いた勾配の坂道もある。


鹿教湯温泉街には、大小23軒の旅館、ホテル2軒その外に民宿や公共の宿がある。全般的に低料金で宿泊でき、源泉100%掛け流しの温泉宿も17軒(下記旅館組合HP参照)あるので、これにこだわる方には大変嬉しい。

外湯は2軒あり、一つは文殊の湯(大人300円)、もう1軒は地元の人が主として利用する公衆浴場(大人100円)だ。


文殊の湯は、宿泊した斉藤ホテルから徒歩5分、湯端通りを文殊堂に向かう五台橋のたもと、旧源泉地にある。
目の前はかなり深い渓谷、清流がゆるやかに流れている。
私が入浴したのは朝食後、チェックアウトする前だった。
本来は朝風呂として早朝に入浴したいところだが、営業が午前9時からなのでやむを得ない。
ここはもともと、温泉地の発祥の地であって、大湯と称していたらしいが、新築されたと同時にこの歴史ある名前を返上したのだろうか。大変、残念なことだ。
大湯時代は、間違いなく午前6時くらいから営業していたのではないか。

そんな時間の入浴だったが、意外と先客はおらず私だけ。内湯は御影石で縁取りした細長いタイル張りの風呂で、2つの湯船に温度の違う湯が注がれている。
篤いい湯船の方でも、飛び上がるほどではない。
泉質は透明な単純泉、5つの源泉を混合し、湯もみした状態で湯船に落されており、嬉しいことに源泉掛け流しだ。

外に小さな露天風呂があるが、渓流を挟んだ反対側が遊歩道なので、竹垣が設けられていて開放感はない。しかし、銃眼のように小さな窓が幾つか切ってあるので、そこから覗けば清流が見下ろせるようにはなっている。

データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
鹿教湯温泉のシンボル・五台橋
文殊の湯
掛け流しの内湯