施設名 : 滝の湯 (入浴日:2005.5.26)
平成17年4月1日、新井市、妙高高原町(赤倉温泉塩在地)、妙高村が合併し「妙高市」が誕生した。
あらたに誕生した妙高市は新潟県の南西部に位置し、長野市や(長野県北安曇郡)小谷村などと接している。
日本百名山の妙高山(2454m)の広大な裾野は上信越国立公園に属し、数多くの温泉やスキー場などが点在して、四季を通じて多くの観光客がこの地を訪れている。
妙高高原は幾つものトレッキングコースが通じ、湿原を散策したり、ミズバショウ、ハクサンコザクラ、レンゲツツジ、キンポウゲ、カタクリなどが、四季折々に咲き乱れるさまを愛でたり、、日本の滝100選、関川渓谷の苗名滝や不動滝を訪れるなど、自然を満喫できる高原リゾートである。
妙高高原には、赤倉・新赤倉・池の平・妙高・杉野沢・関・燕温泉の七湯がある。その中で赤倉温泉は最大の規模を誇り、温泉を持つ宿泊施設が70軒ほど、その他に多数のペンションが標高約800mの高原に点在している。
200mほどカラー舗装された急勾配の県道396号線沿いには、白樺や唐松に囲まれた中規模の旅館・ホテルが、ゆったりとした敷地に立ち並び、いかにも高原の温泉街といった洒落た風情を漂わせている。この部分の道路は、温泉地には珍しく道幅が広いが、これはかって道の中央に共同浴場があった名残だそうだ。
山間部の温泉地といえば、普通、周囲を山々に囲まれて朝が遅く、夕が早い閉塞された場所にある。これに反し、赤倉温泉は見上げれば妙高山、眼下にはその山麓が広がり、開放感タップリの山岳温泉である。
温泉は、妙高山の北地獄谷からの引き湯で、湯量は3000リットル/分、泉質は硫酸塩・炭酸水素塩温泉だ。
宿泊した香嶽楼での朝食前に、散歩がてら愛犬を連れて温泉街の中央を貫くカラー舗装の県道を登って行く。
旅館・ホテルが途切れると、唐松の林が現れ、その中に足湯の広場が見えた。高原の温泉でないと味わえない冷気を浴びながらの散策はなんとも清々しい。
県道を登り詰めた先、落葉樹の林の中に滝の湯の建物が現れた。
建物の割には狭い入口で入浴料金を支払って、吹き抜けの廊下を進む。
素朴な更衣室の目の前に露天風呂が広がる。
「巨大露天風呂」の謳い文句だが、草津を始め全国にこれより大きな露天風呂はいくらでもある。但し、これだけ、巨岩を無造作に積み上げた露天風呂は無いだろう。あまりに高い岩の壁なので、圧迫感があって落ち着かない。
湯は加温してないのだろうか、かなりの温めだ。私にとってはうれしいが、この温度では冬季の間閉鎖されるのも頷ける。但し、あちこちに洗剤でできたような泡がたまって、見ていてあまり気持ちがいいものではなかった。
住 所 |
新潟県妙高市大字赤倉115 |
電 話 |
0255−87−2036 |
交通機関 |
上信越自動車道妙高高原ICから4km
JR信越本線妙高高原駅から川中島バス赤倉温泉行きで14分赤倉公民館前下車5分
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施 設(日帰り) |
休憩室、駐車場(30台) |
泉 質 |
硫酸塩・炭酸水素塩温泉(無色透明、わずかに硫化水素臭) |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(日帰り) |
4月下旬から11月初旬までの営業で、冬期は閉鎖。
午前7時〜午後9時(木曜日は午後4時まで) |
定休日 |
年中無休 |
入浴料金 |
大人1,000円 |
入浴施設 |
露天風呂男女各1 |
浴室備品(日帰り) |
シャンプー、ボデイソープ |
観光スポット |
妙高高原、黒姫高原、斑尾高原、戸隠、惣滝(日本の滝100選)、善光寺 |
お土産・食事 |
温泉街で |
近くの温泉 |
新赤倉・池の平・妙高・杉野沢・関・燕温泉 |
妙高市HP
赤倉温泉観光協会HP |
http://www.city.myoko.niigata.jp/
http://www.akakura.gr.jp/
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雑記帳 |
現役時代、総務を担当していたときに、妙高高原などの厚生寮を廃止することに踏み切った。従業員の高齢化・減少、若い社員が会社の施設利用を好まない傾向が強く、利用者が大幅に減少していた。その結果、光熱費・減価償却費・維持費・管理人や調理師の人件費を合算すると、社員一人の一泊費用が数万円になることになったためである。 |
これでもか!と積み上げた岩石。
滝の湯外観(2階が休憩室)
近くの足湯
周囲の唐松林
赤倉スキー場斜面のアル
妙高山遠望
赤倉温泉街