住 所 足柄下郡箱根町湯本茶屋208
電 話 0460−6−4126
交通機関 東名高速厚木ICから小田原厚木道路・国道1号線で約45分、国道1号線を箱根湯本駅手前の三枚橋を渡り箱根旧街道を3km
東名高速御殿場ICから国道138・1号線で約20km
小田急湯本駅から畑宿行きバスで奥湯本入り口下車
施 設 食事処2ヶ所、喫茶、甘味処、休憩室、有料貸し室、売店、駐車場(150台)
宿 泊 3泊連泊の湯治システムあり
泉 質 ナトリウム塩化物泉(泉温67.3度)、アルカリ性単純泉(43.8度)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 9時〜23時(受付22時終了)  
定休日 定休日なし
入浴料金 大人1,200円  子供 630円
入浴施設 内湯男女各1 露天風呂男女各1、サウナ、釜風呂
浴室備品 石鹸、ロッカー、ドライヤー(環境問題に配慮してシャンプーは置いてない)
観光スポット 芦ノ湖、駒ケ岳、各所での富士山観望、大涌谷仙石原、箱根関所跡、多数の美術館・テーマ館
お土産・食事 土産は館内で購入可能。その外、箱根寄木細工・各種ミュージアムのグッズ小田原蒲鉾
レストラン・食事処館内にあり。湯元温泉街にも多数。
近くの温泉 塔之沢、宮ノ下、強羅、小湧谷など箱根17湯七沢温泉、広沢寺温泉、飯山温泉、鶴巻温泉、中川温泉
箱根町HP
観光協会HP
天山HP
http://www.town.hakone.kanagawa.jp/
http://www.hakone.or.jp/
http://tenzan.jp/tenzan/index.html
雑記帳 箱根の楽しみは数多くある美術館巡りである。
「箱根彫刻の森美術館」「箱根美術館」「「箱根芦ノ湖美術館」「成川美術館」「ポーラ美術館」「リ・カーブ箱根美術館」「箱根ラリック美術館」
中でも芦ノ湖を真下に臨む素晴らしい眺望を持つ成川美術館は平山郁夫をはじめとする現代日本画家の作品を多数展示しており、箱根に行かれた際は是非お立ち寄りください。

また、仙石原にある「ポーラ美術館」は、ガラスを多用したモダンな建物で、ルノワール・ドガ・セザンヌ他の印象派のコレクションが充実している。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
箱根温泉郷にも、近年、日帰り湯の温泉施設が続々と誕生しているが、中でもここ「天山」は人気が高い。

国道1号線上、箱根湯本駅手前の三枚橋を渡り、鬱蒼とした箱根旧街道を3km進むと奥湯本にある天山に達する。ここは、駐車場脇の入り口から館内、さらにパンフレット、ホームページに至るまでスノッブな高級感を漂わせている。
こんな雰囲気の温泉施設は、関西では見られない。

最初にここにやって来たのは、3年半前の2002年10月、まだ温泉巡りを始めて間もない頃で、この高級感にはおどおどしたものだ。

館内はふんだんに木材を使用し、こげ茶をベースにしたシックな造りである。
フロントは高級ホテルの趣き、向かいのラウンジも何やらメンバークラブのような雰囲気を漂わせている。

風呂は木造の内湯と岩石をふんだんに使い、湯の温度が異なる4つの露天風呂がある。露天風呂からの眺望はないが、段差を利用したたくみな設計によって露天ゾーンだけで落ち着いた空間を形成し、かえってゆったとりと入浴に専念できる。

食事処としゃれたラウンジは休憩室が完全に分離されていて、雑然とした雰囲気は排除され、どちらでもゆったりとくつろげる。
また、ここには低料金で、カロリーを抑えた簡素な食事を供し、3泊4日を条件とする湯治棟がある。

天山には5本の源泉、2種類の泉質、日量37万リットルを湧出する豊富な高温泉がある。
注水による冷却で薄めたりせず、熱交換システムで温度を下げ、溜め置きをしないで、生まれたばかりの温泉100%を掛け流しにしている。

温泉は毎日の掃除の後にすべて張り替えを行い、濾過装置は入浴者が多い休・祭日のみ使用している(休日の客が多い日は一部循環)。

施設紹介のパンフレットだけでなく、温泉の詳細な分析書・能書を別に作成して配布、あるいはHPで公開しているのも、温泉自慢のなせる業だけでなく、湯への拘りがあるからだろう。
また、温泉の怪しげな効能を謳わず、温泉は人間が持つ自然の治癒能力を高める、という断り書きは、私の持論とも一致して快い。

また、ここは環境を配慮して、分解しきれない合成界面活性剤のシャンプーを置かず、固形石鹸を置いてある。

久しぶりの訪問だったが、平日にもかかわらず大変な数の入浴客だった。
これが常態だとすれば、私の評価は1ランク下げなければならないが、
いずれにしても人気の施設だけに、休祭日は大変混み合うので、可能ならば平日に行かれることをお奨めする。
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箱根湯本温泉・天山 (神奈川県)
所在地 : 足柄下郡箱根町
温泉名 : 湯本温泉
明治時代まで、湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・木賀・芦之湯の温泉が、いわゆる「箱根七湯」と呼ばれていた。
現在はこれに「大平台」「小涌谷」「強羅」「宮城野」「二ノ平」「仙石原」「姥子」「湯ノ花沢」「蛸川」「芦の湖」を加えて「箱根十七湯」と呼ばれている。

温泉地によって、周囲の自然・風景、温泉街の規模・雰囲気、宿泊料金、泉質などが異なり、バラエティに富んだ選択が出来る。

箱根温泉郷の表玄関口にある湯本温泉は、これらの温泉地の中でもっとも歴史が長く、かつ最大の温泉街である。

小田急線の箱根湯本駅から国道一号線沿いに土産物屋や食事処が軒を連ねているが、早川を跨ぐ湯元橋を渡ると旅館が立ち並び、ここが旅館・ホテルが50を数える日本有数の温泉地であることを実感する。
,施設名 : 天山 (最終入浴:2006.2.27).
国内外から箱根にやって来る観光客は年間2000万人、宿泊客だけでも500万人に上る。
京都と並んで我が国最大の観光地であり、「町」という単位で見れば、比較するところがないダントツの日本一である。


箱根は富士箱根伊豆国立公園の中にあり、箱根山のいたる所で泉質・色の異なった温泉が湧き、数え切れないほどの旅館ホテル・ペンション・公共施設・別荘・レストラン・カフェ等が観光客・入浴客を迎え入れている。

また、富士山を借景として、芦ノ湖・大湧谷・湿生花園・ススキ野・トレッキングコースなどの自然、それに数多くの美術館やテーマ館が箱根の魅力をさらに高めている。
芦ノ湖
湯本温泉入口
改訂版 2006.3.12
前回の入浴は温泉巡りを始めて間もなくの2002年10月、3年半ぶりの天山は平日にもかかわらず大混雑、これまでの最高評価を1ランク下げざるを得なかった。
この2枚の写真はパンフレットから。
入場券は玄関の販売機で購入
和の雰囲気の入口
上:フロント 下:カフェ
平日