住  所 群馬県吾妻郡草津町大字草津
電  話 0279−88−3642(観光協会)
交通機関 関越道渋谷伊香保ICから国道353・145.292号線で60km
上信越道碓井軽井沢ICから県道43・国道146・292号線で55km
(道路状況・景色などから、軽井沢経由が断然お勧め)
JR長野原草津口からJRバス(25分)
JR軽井沢から草軽バス(80分)
施  設 ロッカー 駐車場は湯畑前にあるが、満車がほとんど。温泉街周辺の駐車場を利用。
宿  泊 不可
入浴時間 5時〜23時
定休日 年中無休
泉 質 含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 無料
入浴施設 内湯男女各1
浴室備品 シャンプーなど無し、ロッカー有り
観光スポット 湯畑、西の河原、熱の湯(湯もみ・踊り)、ベルツ記念館、片岡鶴太郎美術館(ホテル経営)
軽井沢(草津温泉とのセットを推奨)、白根山(湯釜)
草津から万座・志賀高原に続く国道292号線・志賀草津道路は、雄大な山並みを縫うように走る快適な高原ルート。途中、有毒ガスが発生して立ち入り駐車禁止の殺生河原、日本百名山の一つである白根山(コバルトブルーの湯釜が素晴らしい)、国道の中では最も高い「渋峠」を通過して行く、日本有数の大パノラマ山岳道路と言える
お土産・食事 又来屋の漬物(西の河原露天風呂への入り口にあり、安くてうまい漬物が多い)、温泉饅頭
大温泉地だけに食事処は多い。
近くの温泉 草津温泉の数多い外湯巡り(西の河原、熱の湯、大滝乃湯、白旗の湯、千代の湯等)
万座温泉、尻焼温泉、沢渡温泉、川中温泉(日本三美人湯の一つ)など多数
観光協会HP
温泉旅館協同組合HP
http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/
http://www.yumomi.net/

雑記帳 草津には今回で5回目、観光で寄ったこともあるので、いまだに入浴(宿泊を含む)は、今回の白旗の湯を含めて3ヶ所のみ。
湯畑を見るだけで、たっぷりと入浴した気になるためだろうか。
地図上で草津の所在地を見ると、長野市とほぼ同じ緯度なのに驚く。以外に北に位置しているのだ。

草津町そのものは人口約7,600人と小さな町だ。
群馬県の西北部、標高1,200メートル前後の高原地帯にあり、町の北西、大パノラマが開ける国道292号沿いにはコバルトブルーの神秘的な湯釜を持つ白根山、南には日本一の避暑地軽井沢そして鬼押し出しで有名な浅間山がある。
この二つの活火山に挟まれた草津は日本で一、二を争う大温泉地である。

この草津町には追い風が吹いている。自噴温泉湧出量の日本一、天然温泉指向、独特の温泉文化、そして軽井沢ー草津ー白根山ー万座ー志賀高原と個性の違った観光地・保養地とのリンクが構築され、男女を問わず、いかなる世代のニーズにも答えられるからだ。

小さな町だが、温泉と共に最近注目されるようになったのは、サッカー・Jリーグ2部に昇格した「ザスパ草津」だ。選手達の多くが温泉街で働きながら、1部昇格を目指してる。
圧巻、毎分4,400リットル、自噴源泉「湯畑」
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
草津温泉・白旗の湯 (群馬県)
所在地 : 吾妻郡草津町
温泉名 : 草津温泉
施設名 : 白旗の湯 (入浴日:2006.4.5)
草津温泉中心部
草津温泉が日本一の温泉と言われる背景には、次のような事実が挙げられる。

*毎分23,300リットル/分(草津町全体で約37、000リットル/分)は、ダントツの自噴温泉湧出量日本一であり、近年の「天然温泉志向」に胸を張って応えられる唯一の大温泉地であること。

*主要源泉がすべて加温が必要ない自噴高温泉で、泉質が1円硬貨が1週間で溶けてしまい、五寸釘が10日間で針金状になってしまう強烈な酸性泉、という個性ある泉質なこと。

*これだけの大きな温泉地で、宿泊・温泉の全施設が掛け流し、という温泉地は、日本広しとも言えど、ここだけなこと。

*温泉文化の原点である共同浴場が18ヵ所(しかも無料)、「西の河原」「大滝乃湯」など個性ある有料のものが6ヶ所あり、すべて源泉掛け流しであること。さらに「湯もみ」「時間湯」「合わせ湯」といった温泉文化が継承されていること。

「湯畑」は、温泉街の中央に位置する大源泉。

湧出量は1分間に約4,400リットルを誇り、広さは約1,350u、周囲には石畳の遊歩道が設けられ、ベンチも置かれている。

湯畑で湧く55度の温泉は、木枠を通し、自然の冷気で冷ましてから各旅館の内湯に運ばれていく。
江戸時代からほとんど変わっていない草津温泉の通りは、この湯畑を中心に発展してきており、文字おどおり草津のシンボルである。
自噴の湯量がダントツ日本一の草津。
水よりも温泉の方が多い、と言われる土地柄だ。

温泉街の個人の家にも温泉が引ける豊富な湯量だが、酸性があまりにも強すぎるため、配水管がすぐに腐食してしまう。

そのため、各地区に地元の人が入れる外湯が造られ、これらが一般客にも開放されている。
湯煙が舞い上がる湯畑の自噴風景
草津温泉のシンボル、湯畑に面する絶好なロケーションにある。
10年ほど前に建て替えられた白旗の湯は、18の外湯の中で最も大きな無料の共同浴場だ。入口にコインロッカーやトイレが設置され、観光客の入浴が多い。

しかし、訪れたこの日は平日、午前中の豪雨の中、珍しくも入浴者がゼロだった。
浴室の床を含めてすべて木材の浴舎、天井が高く太い梁が渡されている。
低い外気温のため、もうもうと湯気が上がり、中が見えないくらいだ。
木造の小さめの風呂が2つ。

片方は、はじめから入浴をあきらめる激熱。もう一方の風呂に1分ほど浸かって、飛び出てきた。
白旗の湯の名前の由来は、源頼朝に縁があるので、源氏の「白旗」が付けられた。