温泉名 : いわき湯本温泉
施設名 : さはこの湯 (入浴日:2006.4.2)
所在地 : いわき市
住 所 福島県いわき市常磐湯本町三函176−1
電 話 0246−43−0385
交通機関 常磐自動車道のいわき湯本ICから約4km
JR常磐線湯本駅から徒歩(分数不詳)
施設(日帰り用) 大広間(休憩) 、温泉資料展示コーナー、マッサージ室、駐車場 
宿 泊 無し
泉 質 硫黄泉(含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前8時〜午後10時(入所は午後9時締め切り)
定休日 毎月第三火曜日
入浴料金 大人220円 小人100円
入浴施設 内湯男女各1、身障者用浴室
浴室備品 シャンプー・ボデイソープは無し、ロッカー
観光スポット 市内近隣:白水阿弥陀堂(国宝)アクアマリンふくしま・いわきマリンタワー・草野心平記念文学館・いわきデイクルーズ・いわき市石炭・化石館スパリゾートハワイアンズ・五浦(六角堂)・浜街道木戸宿
周辺:猪苗代湖・磐梯山周辺
お土産・食事 温泉街で。
近くの温泉 田畑温泉・猫啼温泉折木温泉・中根の湯温泉・湯の網温泉・磯原温泉
いわき市HP
旅館組合HP
観光協会HP
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM040000
http://www.iwakiyumoto.or.jp/
http://www.kankou-iwaki.or.jp/
雑記帳 しばらくぶりに、東北の温泉を充実させようと思い立ったが、まだ山間部は雪・凍結の恐れがある。
海側なら問題なかろう、ということで、いわき湯本温泉に出かけた。

ここに宿泊後、栃木県の那須温泉から塩原温泉(宿泊)、3日目、群馬県に入って尻焼温泉に宿泊、翌日奈良への帰途についた。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
 いわき湯本温泉・さはこの湯 (福島県)
日本でも最大級の市域を持ち、人口が36万のいわき市は、福島県の東南端に位置し、仙台と東京の中間にあって、阿武隈高地と太平洋に囲まれた自然豊かな町だ。

かっては常磐炭鉱で賑わったいわき市だが、新産業都市指定後は工業・観光が基幹産業になっている。
その観光は、温泉不毛地域の東北地方・太平洋側にあって、唯一の大温泉地である「いわき湯本温泉」が、その中心にある。

また、1966年に営業開始した常磐ハワイアンセンターの後身であろう「スパリゾートハワイアンズ」が、大きな役割を占めている。ここは、動力揚湯では日本一の湯量を誇る温泉を利用して、東京ドーム6個分の面積を持つ、巨大スパリゾート地になっている。
いわき市の手前、国道6号線から少しそれた五浦(茨城県)にある六角堂。この地で岡倉天心が横山大観・下村観山・菱田春草等と共に創作活動を行った。堂は天心が造らせた。ここは、「日本の渚100選」「日本の残したい音100選」の地でもある。
いわき湯本温泉は、「有馬・道後とともに三古泉として知られる」とガイドブックに記述されいる。
これは初耳だ。通常、白浜を加えて称することが多いが、まさかいわき湯本温泉も参加してるとは知らなかった。おそらく風土記などに記述があるのだろう。
50mという浅い深度から汲み上げる温泉の湧出量は5,000リットル分(動力汲み上げでは日本一だそうだ)、これを完全放流式で町内の旅館などに配湯している。
泉質は、珍しい「含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉」で無色透明な硫黄泉(PH8.1)だ。
温泉街はJR常磐線湯本駅から徒歩5分ほどの所にあり、大小の旅館30軒ほどが建ち並んでいる。
温泉街の中心には、シンボルの「さはこの湯」があり、また車で10分ほどの距離には、日本一大きい露天風呂といわれる「江戸情話与一」を有する巨大温泉施設「スパリゾート・ハワイアンズ」がある。
温泉街の外れにある温泉神社。
いわき湯本温泉は古くは「三箱(三函)の御湯」と呼ばれ、戦国大名の来湯も多く、、江戸時代は浜街道唯一の温泉宿場町として栄えた。

この三箱の名称を取ったのが、いわき湯本温泉の共同浴場「さはこの湯」だ。
(他に地元の人が多い東湯と上の湯がある。)

ここは、1995年にオープンした新しい施設だが、さはこの門や火の見櫓など江戸末期の建築を模したもので、いまやいわき湯本温泉のシンボルとなっている。
地元の人が中心だが、く観光客や宿泊客の入浴も多く土日などはかなり混雑する。
風呂は岩風呂の「宝の湯」と檜風呂の「幸福の湯」があって、日替わりで男女が交代になる。

私が入浴したのが日曜日の夕方、共同浴場の雰囲気タップリの館内にはいると硫黄の臭いが漂う。
幸福の湯の浴室に入ると大混雑、直径4mほどの円形の桧風呂は、肩を寄せ合うようにしてたくさんの人が入浴していた。
(従って、風呂の撮影は出来なかった)
いわき湯本温泉のシンボル