所在地 : 仙台市太白区



温泉名 :秋保(あきう)温泉
住 所 仙台市太白区秋保町湯元
電 話 022−397−3333
交通機関 東北自動車道仙台南ICから国道286号線等で約10km
JR仙台駅から宮城交通秋保温泉行きバスで約50分
施設(日帰り用) 食事処・ロビーラウンジ・駐車場(300台)
宿 泊 103室(全室BT付き)、15,000円(税込み)〜 各種プラン・季節限定の格安プランなど、価格帯が幅広い。詳しくは下記HPを参照。
泉 質 ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時〜22時
定休日 無休
入浴料金 大人1,200円 (タオル・フェイスタオル無料貸与)
入浴施設 内湯 男女各1  露天風呂 男女各1 サウナ
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 秋保大滝、仙台市内(青葉城跡・仙台七夕祭等)、松島
お土産・食事 館内で可能
近くの温泉 金山温泉・作並温泉
仙台市HP
仙台観光コンベンション協会HP
緑水亭HP
http://www.city.sendai.jp/
http://www.stcb.or.jp/

http://www.ryokusuitei.co.jp/
雑記帳 「青葉城跡」
伊達62万石の居城,仙台城(青葉城)。標高120m,東と南を断崖が固める天然の要害に築かれた城は,将軍家康の警戒を避けるために, あえて天守閣は設けなかったといわれている。残念ながら今では城は消失し,石垣と再建された隅櫓が往時をしのばせるのみ。それでも, 政宗公騎馬像の前に立てば,天下とりの野望に燃えた政宗公と同じ視線で,市街を展望できる。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
秋保温泉 緑水亭 (宮城県)
施設名 : 緑水亭 (入浴日:2004.6.20)
青葉通り

仙台市の人口は約100万で全国第12位、札幌に続く政令指定都市第2位の広さを誇り、メインストリートに広がるけやき並木、清流広瀬川、青葉城跡などから、杜(もり)の都」と謳われている。市内には伊達政宗を開祖とする歴史遺産や東北三大祭の仙台七夕(他に青森のねぶた、秋田の竿灯)などの観光もあるが、交通の要衝であることから、松島など東北の観光拠点ともなっている。

仙台の土産といえば「笹かまぼこ」「牛タン」それに「萩の月」だ。
中でも萩の月は、菓子部門の土産としては全国一の人気、という記事を見たことがある。私も文句なくNo1に位置づけている。これは昭和22年創業の和菓子屋である菓匠三全が製造販売しているもので、仙台空港・JR仙台駅等で買うことが出来る。ふわっとしたカステラの中にカスタードクリームが詰まった菓子で、中のカスタードがまろやかでコクがあり、特に冷蔵庫から取り出して食したときの味は絶品だ。和菓子なのかケーキなのか迷うところだが、ほとんどの人がこれを頂いて、大喜びすることは間違いない。
商品名の由来は、宮城県の県花「ミヤギノハギ」であることに因んで名付けられたそうだ。


東北7日間の温泉旅行の最終日、岩手県の須川温泉から東京への帰途についたが、途中、東北自動車道を下りて仙台駅に向った。目的は、青葉城跡や青葉通りを散策するためでなく、身内から頼まれたこの「萩の月」を買うためだった。
地下街の店は大変な混雑で、ようやくこれを買い求め、ついでに笹かまぼこの詰め合わせも買って、今回の最後の温泉地、仙台の奥座敷と言われる秋保温泉に向った。
銘菓・萩の月。外箱がとても可愛いい。
秋保温泉は飯坂温泉(福島県)、鳴子温泉(宮城県)とともに奥州三名湯の一つで、名取川の渓谷沿いに高級ホテルや旅館が立ち並ぶ華やかな温泉街だ。秋保の名はアイヌ語で急流を意味する「アッポ」に由来するそうだが、名取川の1kmに渡って奇岩が連なる峡谷・磊々峡、日本三大名瀑の一つ、秋保大滝などの見所が多く、その由来に納得がいく。
秋保温泉に寄ってみる気になったのは、上記の通り「萩の月」を買うためにやってきた仙台駅から1時間もかからない距離にあること、奥州三名湯の一つであること、日経新聞に
宿泊客の減少が続く老舗温泉街に地殻変動が起きている。(途中略)老舗旅館がひしめく仙台市内の秋保温泉では、北海道が地盤のリゾート会社、カラカミ観光が同温泉内の経営が悪化したホテルを3軒買収し、4軒目を計画中だ。」という記事を見たので、自分の目でどんな温泉地かを見たかったからだ。
(カラカミ観光は、バブルのシンボルである和歌山県・白浜温泉の超豪華ホテル「川久」を買収した企業。)
大きなホテル・旅館が立ち並ぶ秋保温泉の中で、立ち寄り湯が可能な場所を探したら、豪華な建物・館内の大型ホテル「緑水亭」に行き当たった。(後で判明したが、東北で最も古い名門旅館「佐勘」でも1,200円で入浴できた。残念!)

ここは温泉街から離れた高台に立つ近代的な和風旅館。
泊まるなら「30室以下の中小旅館」「宿泊料金は12,000円程度」という自分のポリシーからすれば、10万坪近い手入れされた敷地、100室もある大きなな建物、豪華な館内は対象外だ(部屋は泊まっていないので不明)。
大浴場は詰めれば70〜80人が一度に入浴できそうな大きなもの。3万坪の庭園内、巨大な天然石を横に積みあわせた男女の仕切りの内側に設けられた東屋を持つ露天風呂は豪華にして端麗だ。夜ともなれば篝火が焚かれるので「篝火の湯」と呼ばれる。掛け流し状態の湯は茶緑色。泉質は、ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉で、露天風呂にはこの温泉が使われ、大浴場の方は、サラサラな肌触りや旅館のパンフレット・HPの記載内容から推測すると、温泉は使用されていないように思われた。
日帰り入浴は、11時から22時までで1,200円、バスタオル・フェイスタオル付きだ。他に食事つきの日帰り入浴セットもある(詳細は下記のHP参照)
宿泊は各種プランによって異なるが、もっとも低いものは16,000円程度に設定されている(2004年9月現在)。季節によっても変更すると思われるので、詳細は旅館のHPを参照ください。
万華鏡
半年ほど前、列車で銀山温泉・鳴子温泉などを訪れ、松島を観光して仙台駅に到着した。たまたま、駅構内のイベントで、万華鏡のセールスがあり、孫の土産に買い求めた。帰京後、これを見た母親から、自分も欲しいので次に見かけたとき買っておいて欲しいと頼まれた。
今回は車で北東北を訪れ、最後の日、上述の通り「萩の月」を買うために仙台駅に立ち寄った。前回、万華鏡を販売していた場所に行ってみたが、他の催しになっていて、これを購入することが出来なかった。
それから、仙台の奥座敷、秋保温泉二向かい立ち寄り入浴をした。入浴した緑水亭を出て、東北自動車道仙台南ICに出るため、県道62号線を東に進んで間もなく、左手(仙台駅からは右側)に「仙台万華鏡美術館」の看板が目に飛び込んできた。
何たる偶然、世界に一つしかない(同美術館HPより)万華鏡美術館に偶然ぶつかったのだ。
欣喜雀躍、900円の入場料を支払って中に入る。
まさに万華鏡一色の世界。私が承知している筒状の万華鏡はほんの一部、奇妙奇天烈な形のものが、1階から3階にかけて数多く展示されていた。
存じ上げていなかったが、陶芸家・辻輝子さんが創作した万華鏡も多く陳列されていた。うれしいことに前に仙台駅で購入した万華鏡が販売されていた。
母のためにそれを購入すべくレジに持参したところ、そばにいらっしゃった館長(多分)と、しばし万華鏡の話で弾んだ。「母親の土産にこれを」と示したところ、それでは「母上にかわいそう。、つい最近2、アメリカから本入荷したものがあります。製作者は高名なRandy&Shelley Knapp夫妻です」と言って、奥から取り出してきた箱の中から取り出したのは、長さ30センチ程度のごく平凡なスタイルの万華鏡だった。しかし、試しにそれを覗いたところ驚愕した。まさに万華の世界、二度と同じものが現われないはかなくも華麗な華が、次々と現われては消えていった。日頃は物を欲しがらない家内が「欲しい」と高らかに宣言した。家内がウン万円の物、母親が千円のものでは、余りにも格差が大きい。半分は「母親と家内への孝行」の気持ち、半分は「高い買物!」の複雑な感情の絡み合いを断ち切って、衝動買いとしては過去最高の買物、2本とも購入した。
以下は同美術館のHP・パンフレットから引用。

●万華鏡は1816年、スコットランドの物理学者、デビット プリュスターによって「カレイドスコープ」の名で特許申請された。
その後、瞬時に世界に伝わり、日本でも3年後の文政2年に製作されている。
●万華鏡のミラーほど、不思議な小宇宙はありません。
覗いていると世の中のいやなことすべてを忘れてしまいそう。偶然が生み出す色の連なりや重なり、光の輝きがかもし出す世界、二度と縁を結ばないともいえるほどのはかなさ。ちょっとの動きで世界がくるりと変わってしまう不思議さ。ほんとに見ていてあきるということがありません。しかも心が落ちついて、豊かな満ち足りた気分になってくるのです。それはまるで朝日の輝き、夕日のまぶしさに匹敵する世界です。(陶芸家・辻輝子さん)
敷地10万坪の中にある旅館。
吹き抜けの豪華で広大なロビー・ラウンジ
豪快かつ端麗な露天風呂
県道に面し、洒落た建物
華やかな万華鏡
これも万華鏡
この人形にも万華鏡が組み込まれている
購入したウン万円の万華鏡の覗き口にデジカメを当てて撮影容量のため万華を掲載できなくて残念。
緑水亭データ