葛 城 山 (標高959m)



     平成19年2月17日(土) 曇りのち雪




  葛城山は大阪府と奈良県との境に南北に連なる金剛葛城山系の一座で、標高は959m。
南隣の金剛山はこの時季に霧氷が見られ冬季も多くの登山者で賑わうが、葛城山は登山者より、ロープウェィを利用したそり遊びの家族連れが多い。
   この日は、午後から雨が降るとの予想のため、山頂まで最短時間で登れる水越峠からのコース(ダイヤモンドトレール)を辿ることにした。 

   相変わらず旧水越峠にはたくさんの車が狭い道路に止まっている。ほとんどが金剛山へ登る車である。ここから葛城山へは1時間程度で登れるが、かなり急な階段が続き、初めて登る人には、山の楽しさより苦しさを味わうコースである。
    峠から整備されたダイヤモンドトレール(通称:ダイトレ)を北に登る。少しの間、細い平坦な道を歩くがすぐに石を敷き詰めた登り道になりやがて急な階段が現れる。ここからが急登の始まりで葛城山のほぼ肩辺りまで階段が続く。特に中間点まではかなり急で、道を急ぐと早々にバテることになる。 

     
  丁度息が上がる頃に中間点の平坦な道になる。歩きながら休憩を取る感じで、次の階段に差し掛かるまでに息を整える。ここから階段の後半部になる。最初の登りよりやや緩い感じで、身体がやや楽に感じる。途中振り返ると金剛山がどっしりと構えている。階段に腰を下ろして金剛山を眺めながら少し休憩するのも良い。

   階段を登りきると平坦な尾根道に変わり右手眼下に奈良平野南部、御所の町が見える。ここから先は急な登り道もなく山頂までは快適な尾根道歩きとなる。
   しばらく平坦な道を進み、コブを越えると一目100万本で知られるつつじの群生地に辿り付く。今はほとんど人影はなく、一帯は寒々した光景が広がっている。5月の連休明けには、この山の斜面はつつじの花で真っ赤に染まる。緩い斜面を登ると空はより広がり、まさに高原ハイキング。


    葛城ロッジを横を登り、丸い丘を登ると前方に誰一人いない葛城山山頂が目の前に広がる。山頂のモニュメントの前に二等三角点がひっそり埋まっている。
   北西方に大阪平野の風景が広がり、東方向に奈良平野が広がる。今日は低くガスが漂い、薄青い水墨画のような雰囲気で綺麗だ。たぶん隣の金剛山の山頂は大勢の登山者で賑わっていると思うが、こちらは時間が止まっているかのように全くひっそりしている。

 
    誰もいない山頂いは実に静かでいいものである。この時季、いつもは台高山脈や大峰山系の真っ白な稜線を見ることができるが、今年は見られない。山頂で昼食をとる予定だったが、雪がちらちら降り出したので、つつじ園まで戻ってランチタイムにする。細雪はボタン雪に変わり、一瞬にして真っ白な世界に変わる。
   
食事を済ませ下山にかかる。雪も下りるにつれ冷たい雨に代わり登山道がぬかるんできて、靴の底に重い土がへばりつく。 流石にこの天気では、すれ違う人はない。

   旧水越峠近くまで下りてくると登山道の傍に水路になって綺麗な山水が流れている。靴に付いた泥を流して、旧水越峠に下りてきた時は既にほとんどの車が帰ってひっそりとしていた。






行  程
 水越峠(午前10:15)⇒つつじ園(11:09)⇒葛城山山頂(11:20)⇒つつじ園(11:50〜12:15)⇒水越峠(12:50着)


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