行仙岳 笠捨山
(標高1227m) (標高1352m)
平成18年5月4日 (晴れ)
南奥駈道は太古の辻から熊野までの間を指しているようだが、弥山や釈迦ヶ岳などの1700m以上の山が続く北部の山々と比べ、南部の山は1200〜1300mほどの山が続き、熊野に至るまで徐々にその高度を下げて行く。
行仙岳へは、国道169号を南下、下北山村から十津川村に続く国道425号の白谷トンネル東口手前の登山口から登ることにした。登山口の路上には数台の車が駐車してあり、連休の最中ゆえか登山者が多いようだ。
稜線の奥駈道出合までは約50分の急登が続くが、鉄の階段がたくさん設置され歩き易い。ルートの至るところにピンクの花を咲かすミツバツツジが見られる。中間点まで登ると頂上に大きなアンテナが建つ行仙岳と北方に続く大峰山系主稜が望める。
奥駈道出合には道標があり、右(北)方に5分ほど登ると三角点が埋まった行仙岳の頂上。遠く北方に富士山のように端正な三角形をした釈迦ヶ岳が見える。大きなアンテナ施設が頂上に建っているので、遠くからの目印になっているが、世界遺産の大峯奥駈道には異質なものである。
帰りの登り返しが辛そうな下り道をどんどん下ると、行仙宿山小屋が現れた。比較的新しい立派な建物で、2棟建っている。ここは佐田の辻で浦向からのルートがここで合流する。なおも道は緩やかに下り、大蛇伝説のカラ池を左に見遣りながら笠捨山を目指す。笠捨山までの稜線は、幾つかのピークがあり、登り返しがけっこう身体にこたえる。ルートの周辺には、今盛りのミツバツツジの他、ヒメシャラ、石楠花、ブナ、りょうび等の木々が見られ、なかなか趣がある。
大峰稜線の山肌には石灰石の岩が露出する
奥駈道との分岐(行仙岳頂上へは左へ5分)
汗が引くのを待って笠捨山に向う。先ほどの出合の手前で年齢層の高い34人の団体とすれ違った。聞くと行仙岳へ登り、笠捨山まで行くとのこと。ぐずぐずしていると追い着かれそうだ。
出合に戻りそのまま南へ下る。前方には幾つかの山が続いているが、その後ろのどっしりとした高い山が笠捨山である。
行仙岳から北方に続く山は倶利釈羅岳と転法輪岳か
行仙岳頂上(標高1227m)
佐田の辻に建つ行仙小屋
稜線を飾る満開のミツバツツジ
静かで落ち着いた雰囲気のルートが続く
右手前方に地蔵岳が木々の合間から見える。先ほどまで遠くに見えていた笠捨山が大きく眼の前にはだかる。頂上付近に電波の反射板が2基見える。最後の登りは標高差150mほどの直登で、息が上がり、汗がメガネに落ちる。途中で1回息を整える。山頂に付近になると傾斜も徐々に緩やかになり、ようやく2等三角点が埋まる頂上(西峰)に着いた。展望は良く、北方から東方にかけて弥山から釈迦ヶ岳、先ほど頂上に立った行仙岳や右手下に池原ダムの人造湖がパノラマで見える。
三角点の傍にドカーと腰を下ろし、クーラーBoxからよく冷えた缶チュウハイを1本取り出し、喉を潤す。
頂上には何人かの登山者が食事をされていた。暫くして登って来られた大きなザックの人は吉野から熊野まで縦走中とのこと。玉置神社方向から登って来たもう一人の年輩の方は、今夜は平治の宿でテント泊し、吉野へ行かれるそうだ。共に食事後早々に発って行った。
今朝、遥々名古屋市から50ccの単車で来られた人も、今、どの辺りを歩いているのだろうか、
笠捨山からこの先の地蔵岳の方へ足を延ばすと言っていたが、皆其々に体力のある人達である。
行仙岳ですれ違った34人の団体にすれ違ったのは、笠捨山山頂を後にした直後だった。
振り返ると山頂部はガスに覆われ始めていた。
笠捨山山頂 (標高1352m)
山頂(西峰)からの展望 (左端は釈迦ヶ岳・弥山、中央右に池原ダム湖が見える)
行 程
登山口(白谷トンネル東口)⇒ 奥駈道出合 ⇒ 行仙岳山頂 ⇒ 行仙宿山小屋(佐田の辻)
⇒
(午前8:38) (9:48) (9:54〜10:10) (10:31)
⇒ 笠 捨 山 山 頂 ⇒ 行仙宿山小屋 ⇒ 登 山 口
(11:47〜13:00) (14:16) (15:20着)
大峯奥駈道