<<奈良 円正寺山村御流>>

    

2005〜2006の生け花up しています
@  A  B C  D  E  F  8  H  I  11  12

奈良、春日野の東南隅、春日連峰の山麓に円照寺門跡があります。





寛永九年(1669年)藤堂藩所領の山村の地を得、山村御殿円照寺門跡の基礎が築かれました。
この円照寺を開いた人は、後水尾天皇の弟一皇女で元和5年(1619年)
6月20日に誕生した幼名梅宮、

寛永17年(1640年)22歳の時、得度して文智女王となった人です。
元禄10年(1697年)79才で死去。

この文智女王の父、後水尾天皇はお花が好みで、花会を度々催していた。

娘である文智女王もこの道に深く興味をもったのです。

しかし世間を離れた山村の生活は、これとて珍しい草花も無く、

四季折々の野に咲き匂う、自然の花を愛されました。

自然の美をそのままに「花は野にあるようにとの心で、

はなやかな春の姿を、さわやかな秋の心を生けました。

 

さらに一葉に帰り一花に求められる花の(すがた)に後代のために規短を制定

1
、 山居の家風は一花一葉の心となり(すがた)
となる

2、 一花一葉の姿は目立たぬ中に静かな心の美しい相を秘めている。

 

開山宮(文智女王)の心は代々の宮に受け継がれ、第6世伏見宮文秀女王が

明治の中頃花方に研究を命じ、今日の山村御流の花の(すがた)となりました



2005〜2006の生け花up しています
@   A  B  C  D   E  F  8  H  I  11  12