「愛と青春の旅立ち」
これぞ王道ハッピーエンドv





リチャード・ギア主演、1982年制作・アメリカ映画です。

あらすじ:シアトル近くの海軍航空士官養成学校に今年も志願者が集まっていた。その中の一人ザック・メイヨーは、酒と女におぼれる父親と それを苦に自殺した母親、最悪に近い状況ですごしたフィリピンでの子供時代という屈折した生い立ちをかかえ、そこからの脱出を 決意していた。13週間の訓練(いわゆるブートキャンプ)を耐えれば航空士官への道が開けるが、鬼の教官フォーリー軍曹による しごきは超過酷なもので、脱落者も多く出る。一方、その基地のある町では将来の士官をゲットして玉の輿を狙う娘たちがいた。 ある日ザックは町の懇親パーティーで、町の工場で働く、ザックと同様に屈折した人生を送ってきたポーラと出会う…。

優秀な素質を持ちながらも人との関わりを避け、一匹狼のように過ごしていた青年が、仲間や上官、恋人との関わりを通して人間として 成長し、そしてハッピーエンドを手に入れるという、王道中の王道とも言えるアメリカンストーリーです。 若いころのリチャード・ギアがもうめっちゃかっこいい!なんといって目玉?はラストシーンですが、ザックと鬼軍曹フォーリーの やりとりは最高。超厳しいけれど非常に人間的で優れた人物であるフォーリーはとても魅力的です。 ポーラはいわゆる「すれた」感じがなく、演じていたデブラ・ウィンガーが美人でもあり、とてもかわいい女性という感じです。

原題は「An Officer and A Gentleman」「士官と紳士」というもので、これは「士官たるものは、まず紳士でなければならない」つまり、 まずちゃんとした人間でなければならない、という、この映画の重要なテーマを表しています。 でもこのタイトルのままで公開していたら、日本では絶対ヒットしなかったでしょう。このベタな邦題が大きな役割を果たしたはずです。 主題歌である「UP Where We Belong」のヒットも、はずせないポイント。

宝塚での上演もちょっとびっくりしましたが、個人的には想像以上にぴったりvvでした。とりころーる様からも掲示板で提案をいただいていましたが、 こちらも王道カップルでまいりました。キャラやシチュエーションはオスカル&アンドレとはかなり異なるんですが。 これはラストシーンからです。やっぱりこういう映画、好きですね~。