円成寺

護摩堂横にさっそうと石仏三体が、
右から、阿弥陀石仏 天文十九年(1550)
地蔵石仏 永禄元年1558)
地蔵石仏 室町後期
五百年ばかし続いてる仲良し三人組なんでしょうか?

一番左手の地蔵様の表情が、
とってもラブリーではありませんか。
みなさんにも、想いが一杯伝わって来ませんか。


本堂に入れば、
本尊 阿弥陀如来坐像(平安時代)
私としては四本の柱に描かれた、
聖衆(しゅじゅう)来迎二十五菩薩に見入ってしまいました。

多宝塔には、
運慶の大日如来坐像(平安時代)
二十五歳頃の最初期の作だそうです。
私の二十五歳頃は・・・
私は静かに慎ましく、
私の二十五歳頃は、見なかった事にしようと誓うのでありました、

たぶん、みなさんも私と同意見かと?

円成寺庭園の西の樹木の中には、
十三重の塔が、かろうじて建っている状態になってますが、
平安後期の作風とか。
完璧なるほったらかし、なんともまあでございます。
地震が来たらです、何回も倒れた事でしょうけど。


忍辱山墓地

奈良から円成寺を目指して、
東海自然歩道をテクテク歩いてると、
右手に六地蔵がお出迎えします。
そうですココが忍辱山墓地、

左手に天文六年(1537)の地蔵さまが、
奥へと足を進めてまいりますと、
堂々たる五輪塔、元亨元年(1321)
大和系の複弁式反花座と二重の基壇を設けてます。
豪華絢爛贅沢丁寧なる五輪塔ですね。

七体の阿弥陀坐像を半肉彫りした、
七体仏、元亀二年1571)もお見逃し無く。
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円成寺

しかし、懐かしいです円成寺さん。
いつも、いつもバスで前を通るんですが。

そして、ついこの夏に、円成寺前のお休み所でお昼を食べたんですが、
それだけでした、
手も握りませんでした、ほんまです・・・


七年ぶりとかです、
もうもうですか、
あまりにも速い時の流れ、私も歳を取るはずですね、皆様方も・・・

もう円成寺は、ほんのりと紅葉が始まってす、早いのか、遅いのか?

山口神社まで

また円成寺に戻って。
ここから東海自然歩道を通って、
大柳生を目指します。

この道もほんとの久しぶりです、
心地よい道が、この佇まいが、最高ですよね。
途中には下誓多林の標識も、
もちろん、ここからも上出、山口神社まで行けます。

大柳生に一歩手前の白砂川沿いでお昼ご飯、
川の流れを聴きつつ、
おにぎりをパックリとごっつあんです。

白砂川の向こう側には山口神社の杜が鬱蒼と、スグ目の前に。

山口神社に行く前に、
バス停大柳生口のすぐ西の、
地蔵石仏 元亀二年(1571)に御挨拶。
このお顔が、
このお姿が、THIS IS ジゾウと言う感じがしませんか。

こうしてウォーキング娘の、
後半のスタートなる夜支布(やぎゅう)山口神社に到着でございますが、
すぐさまに出発です。
旧柳生街道・奥駈道

ここでようやく「旧柳生街道・奥駈道」に
入って来たわけですね、ハイ。

先程通って来た道が、
白砂川のずっと向こう側に見えてます。
なんで分かったかって?
絵に描いたようなハイキング姿の四人が、
遙か彼方に見えたからです。私もそうですが。

まさしく緑の桃源郷が、
上誓多林へと上誓多林へと延々と続きます、
二時間ばかしの極楽歓喜歓喜大歩行をお楽しみください。

途中には、
こまわり君、もとい上出の 「阿弥陀磨崖仏」 鎌倉後期が、

下誓多林の手前にカンジョウ縄が、

中誓多林には「満福寺」、

上誓多林の手前には、
天保元年(1830)おかげ石灯籠が、

などなどと、
次々と現れる旧柳生街道大曼陀羅大宇宙を御観覧下さい。
滝坂の道は「青の世界」へと

やがて峠茶屋が見える頃には、
滝坂の道は「青の世界」へと、
早い話が薄暗くなってきたんですね、ハイ。

首切り地蔵前のお休み所にて、
最後のパンの残りを頂こうと寄ったら、
左と右に読者人が、
なんか渋いですよね、この時間帯に。

私がヌルくなったコーヒーをズルズル飲んでるうちに、
お二人とも去って行きました。

左の人は散歩風の普通の服装、
右の人は、やたらと袋をぶら下げたハイキング人、
なんかドラマでんな、こういう風景は。

こうして「うんちく」垂れてる間に、
4時も過ぎてしまい後は、
すっかり「青の世界」へと突入した滝坂道を下るだけでございます。

そして、青から黒へ溶けて行くダーク・ワールドで見る、
滝坂道の石仏さん達も、
なかなか味があっていいですね。

朝日観音(弥勒仏と地蔵仏)
夕日観音(弥勒仏)まで来ると、
夜間観音となってます。

やがて滝坂道も終わりへと、
破石バス停に向かう道を歩けば、
目前には微かに生駒山が、
オレンジジュースに流れ出した墨汁の様に見えてます。
首切り地蔵前
満福寺
忍辱山墓地
円成寺 桜門
忍辱山墓地
前に戻ります〜   石仏の辻    次へ参ります〜

十三重の塔