旧柳生街道ひとり旅               石仏の帰還  後編
そんなわけで「後編」です。
パソコンでは改行キー押すだけで「後編」になっちゃいましたが。

しかしネタは大丈夫なのか!
ネタはあんまし無いんですが、
道の方はもう「星印三つのごとく、
足印三つ」進呈でございますが。

「一ヶ月のご無沙汰でした。司会の石置宏です」
お足の恋人「石仏の辻」提供!

さあ今日の二枚目は、
歩けども、歩けども、
見えるのは、
四方八方の山々と田畑だけ。
石仏も見えず。
奈良も見えず。
私は道になりました。
私は風になりました。
私は土になりました。
さあ書いてもらいましょう!
「旧柳生街道ひとり旅・石仏の帰還・後編」
南明寺

みなさん見てもらいましたでしょうか、
「南明寺」のワンコ。

ちょうど私が着いた時に、
お寺の縁側でバッタン・キューしてお寝ん寝してました。
お昼時のこの頃には柳生を覆っていた雲もとれ、
心地よいお天ト様の日差しが、
この世の生き物なら皆お昼寝したい気分になるのも
無理ありません。

十三重層塔 宝篋印塔 両者とも鎌倉後期とか、
私はここで昼食タイムです。

さて、まだ残りの道はおよそ2/3強でしょう、
近鉄奈良駅まで。
これからが歩きは勝負つうワケです!と、
気合いを入れてあるきましょ。

心地よい東海自然歩道を25分程で泉の多聞神社へ、
入り口に地蔵石仏 永正十一年(1514)
お堂の横にてお出迎えです。
上を覆う木のおかげで、ちょっと茶髪になってます。

ここから北西へとバス停大柳生口のすぐ西に、
地蔵石仏 元亀二年(1571)
バスの中からも見えます。
みなさんも見てるんではありませんか。
むかしはお堂の中だったとかで、
お顔も、お姿もクッキリ御拝見できます。
柔らかな顔立ちが和みますね、ハイ。

南明寺
多聞神社
バス停大柳生口のすぐ西に
上出墓地

針路を夜支布山口神社へとって、
そのまま南下して上出に入って、「上出墓地」

十三仏地蔵立像 天文四年(1535)
梵字で十三仏が刻まれています、
一粒で二度美味しい地蔵さんですね、よく見てください。

阿弥陀立像 天正十八年(1590)と慶長四年(1599)
阿弥陀坐像 永禄九年(1566)
その他にも、たくさんの石造物が集められています。
ここでもしばしの時間を戴き、ごゆるりと御覧アレ。
旧柳生街道

ここから白砂川へ下って降りられます。
後編のハイライトのひとつ「旧柳生街道」です、
私は昔のメイン道はこちらだと思うんですが、
みなさんどうでしょうか?

ここ上出からスタートしての、
下誓多林へ中誓多林そして上誓多林までの道。
今はホントに田畑への畦道となってますが、
歩けば感じる。
歩けば触れられる、「旧柳生街道」です。

上誓多林までおよそ6`強というところでしょうか。
もう私は何も語りません、後はみなさんが歩くだけでございます!



・・・・・・「オイオイなんか言うてね」
ごもっともでございます。
話が前に進みませんので、また書きます、ハイ。
阿弥陀磨崖仏

上出から白砂川をしばし歩けば、
阿弥陀界の「綾小路きみまろ」みたいな風貌な
「阿弥陀磨崖仏」鎌倉後期 像高91a 来迎印阿弥陀如来像 
しばし御覧アレ、

私はコーヒーを戴き
阿弥陀界の「綾小路きみまろ」を眺め続けたのであります。

前回011の旧柳生街道ひとり旅旅 その一では、
漫画「がきデカ」の主人公のこまわり君に、
うり二つと称しましたが、まったく受けず!
今回は「綾小路きみまろ」さんに登場をお願いしたしだいですが。
アクの強い阿弥陀さんですが、
私の一番のお気に入りでございます。
満福寺

ここからは、足には「ヨッシャアー」と気合いを入れ。
心は「よろしゅう、おまんな〜」と感じつつ
「旧柳生街道」を四`強歩けば、
中誓多林の「満福寺」に到着です。

表玄関にて石仏さんたちが、
にぎやかに迎えてくれました。
阿弥陀石仏永禄五年(1562)地蔵石仏 
名号板碑 正保二年(1645)
如意輪観音石仏 文化七年(1810)
十九夜塔

 もうここまで来たのなら、
近鉄奈良駅は目前も同様です?
(あくまでも気持ち的には)

道の右手に天保元年(1830)おかげ石灯籠が。 

そして今日の最後の石仏となります。
茶畑の上に地蔵石仏が、南北朝時代とか。
傍らに如意輪観音石仏 文化十一年(1814)
満福寺にあるものと四年違いの十九夜塔です。

江戸も終わりに近付きある頃、
女性たちがココから賑やかに、
十九夜の月の出を待ったのでしょうか。
私は最後のコーヒーを飲み、
峠の茶屋へ、滝坂の道を下り、近鉄奈良駅へと。
前に戻ります〜   石仏の辻    次へ参ります〜

大柳生町 西脇 Sさん宅内 磨崖地蔵
参考文献

奈良県史 7石造美術
関西石仏めぐり 清水俊明著
奈良市石造遺物調査報告書 1989年

二万五千分の地図
   柳生
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