はあ〜るば〜る来たぜ〜「函館」ではなっくって、
「石仏寺」に。

ついにやって来ました、
伊派の石工、伊行氏(いのゆきうじ)作の
阿弥陀三尊像石仏 永仁二年(1294)に。

阿弥陀如来座像と、両脇に阿弥陀如来と地蔵菩薩が、
残念ながら秘仏でございまが、
幸い私はお逢いするチャンスをいただきました。

阿弥陀三尊像は、光背と本体が別造りになって、
木造の仏さんの様に立体的な造りになってます。
三体とも別々の目的で造立されて、
いつの頃からこの順に並べられたそうです。

石仏寺が、みなさんとお逢いできる日が来るといいですね。
応願寺

南生駒駅を出て、これが国道三〇八号線でっか、
この道幅でとぼやきながら。
前方に生駒山を見て上がってまいりますと、

右手奥に、応願寺が静かに静かにお待ちかねでございます、
暗越え奈良街道には面してませんので注意してください。
あくまでも質素に石仏さんも佇んでおられます。

地蔵石仏 鎌倉時代 永仁二年(1294)
簡素にて重厚、錫杖のデザインが石仏寺の地蔵と、
大変良く似てるようですが。

十三重石塔 鎌倉後期、
名号板碑 天文十六年(1547)、
名号十三仏板碑 天文十八年(2549)、
背光五輪板碑残欠 天正八年(1580)、

これが奈良のお寺ですと言う、
シンプル イズ ベストな応願寺です。

ひさびさのフレーズではございますが、
「恋に疲れた中高年」にはピッタシの地ではないでしょうか。

また坂を上がってまいりますと、冒頭の石仏寺が、
さらに一頑張りで、
藤尾峠の阿弥陀石仏 文永七年(1270)
美しい姿にウットリです。

しかし、この暗越え峠道は当尾にも負けない位の、
石仏の雨あられ状態でございます。
阿弥陀三尊磨崖仏

歩き慣れない人には、
そろそろ泣きがはいる頃。
右手の崖に、阿弥陀三尊磨崖仏 鎌倉後期
左右の種子が見にくいのが残念ですが、
崖によじ登って見てください。

そんな元気ありまへん!とおっしゃる方は、
スグに室町時代の、地蔵石仏 六字名号碑が。
上の方に、おむすび型の役行者 文化五年(1808)
もちろん前鬼後鬼を左右に従えて。

ここ生駒の山々周辺には。
役行者像そして十三仏が多く分布してます。

まだまだ西畑には、
六字名号碑 永禄四年(1561)が。
峠の地蔵

ようやくようやく標高455bの暗峠に、
お馴染みの石畳の道がお出迎えでございます。

ここから生駒山への道を上がれば、
お堂の中に、峠の地蔵 文永年間
堂々たる姿が、まさにそびえ立つです。

ここの小さな小さな広場で?
お昼なんかどうでしょうか。
鎌倉時代中期の地蔵さまと差しでのお弁当も、クールですね。

地蔵さまの傍らに道標が、
不動明王の種子、
北 鬼取山(元薬師)十二丁
宝山寺廿五丁
享保十七年(1732)と
今この道は山の中に消えている様です。
髪切山慈光寺

お腹が一杯になったら、
このまま北上して左へ下れば、
髪切山慈光寺へ。

宝篋印塔 鎌倉時代、
ここにも十三仏板碑 天正十九年(1591)

少々離れた墓地に
(生駒山から下って来る、ハイキング・コースの西側スグです)
別石造りの十三仏(同時代)の内の十二仏が。
残りの一体は(大日)境内に移されてます。

これは、墓地のど真ん中に
ハイキング・コースが通ってしまった、
と言うことですよね。

私もこの道何十回と通っていたのに、
最近まで気づかず、探したのはずっと東の方でした。
ハイキング・コース下暗しと言うモノでしょうか。
笠塔婆

元の暗越え奈良街道へ戻って、
急な下りを下り始めれば。

笠塔婆 鎌倉後期 弘安七年(1284)
可愛い阿弥陀如来がみなさんをお出迎えです。

ほんの一昔までは、この弘法の水をいただいて、
最後の一頑張りで暗峠へと、
旅人たちは上がって行ったんですね。

今は生水はダメとかです、
上の方であんなモノ作ったらダメですわね。

さてさて、下りはますます急に、
ジェットコースター並みの下りが、
足腰に応えますから注意です。

運動不足の方は翌日には、
足がイテイテ状態まちがい無しです。
本日は平岡神社で終了です。

いつになるかはわかりませんが、
玉造からの「暗越え奈良(大坂)街道」も絶対!書く!
と本人も申しておりますので、こう御期待あれ。
懲りずに待っててくださいまし。
参考文献

奈良県史 7石造美術
大阪の石仏 清水俊明著
日のスタートは南生駒駅です。
そして辿る道は「暗越え奈良(大坂)街道」

みなさんも一度は歩かれたことがあると思いますが。
歩いてない人はご免なさいまし。

しかし、全行程を歩いたと言う人は、
少ないのではありませんか。私も歩いておりません!
威張る事はございませんが。

私が歩いたのは、奈良側は90%ですが、
大阪側は50%位でしょうか。

それも大阪側は仕事関係で、
知らず知らずに歩いている道でもあります。
これも何かの縁でございましょうか、
暗越え奈良街道が嫌がっているかも知れませんが。
生駒谷街道シリーズ その二
歩けば 石仏だらけ 棚田だらけ
暗越え奈良(大坂)街道は
前に戻ります〜   石仏の辻    次へ参ります〜

石仏寺 五輪塔 鎌倉時代
名号板碑 天文十六年
藤尾峠の阿弥陀石仏
六字名号碑 永禄四年
地蔵石仏 六字名号碑
藤尾町から秋の生駒山を
026
阿弥陀三尊磨崖仏
おむすび型の役行者
別石造りの十三仏
応願寺  地蔵石仏