久安寺へ 立石越えの道
はあ〜るば〜る来たぜ〜「函館」ではなっくって、
久安寺の「滝ノ上の薬師さん」に、

してその正体は自然石薬師座像
紀年なし 室町期のものと思われるとか。
仏身120a 石高170a
見てのとうりの癒し系でしょうか、
が〜実物はけっこう迫力があります。

これを見ずしてワールドカップを語るな!
(2002 06 21記)ほんまやね。

みなさんは信貴山朝護孫子寺から信貴山、
高安山へはよく行かれても。
奥ノ院のある信貴畑、そして久安寺まで
足を伸す人は少ないのではありませんか。

この地には立石越えの道があり、
当時の元気者は竜田越えでなく、
この立石越えを歩いたかもしれませんね。
立石越えは、大坂天王寺から出て、
平野、久宝寺、八尾と来て、
東高野街道を渡って服部川村から立石峠を越える。

そして大和では、久安寺、信貴畑を経て竜田道に入り、
竜田、法隆寺に向かうもので、

宝永六年(1709)の「河内国絵図」にも、
立石越えは竜田道に入ると記されてる。
(関西山越えの古道 中庄谷直著より)
平群の空中都市  椹原ー信貴畑ー久安寺
012
信貴畑勧請の地

今日のスタートは竜田川駅、
一路進路は西へ西へ
まっすぐの登り坂を歩いていくと。
椹原の御櫛神社が
そして可愛らしい狛犬が、寛政五年(1793)
素焼きだそうで、色白の憎い奴です。

さらにアヘアヘと上がって行くと、
信貴畑勧請の地が。

地蔵講信者の舟形十三仏板碑 天文二十一年(1552)
と舟形如来座像 紀年なし 室町前半期頃
そしてカンジョーの縄が信貴畑のみなさんをお守りしております。

小判型の十三仏ですか、
う〜ん、お隣の如来座像のデザインに合わしたんでしょうか?

そして、石仏が祀られている屋形の柱に、
これはなんでしょうか。
もう数年もほったらかしにしてあるんですけど。

どう見てもアレですよね、アレ、
う〜ん〜ほったらかしというのに、
何かあるんでしょうか?

謎が謎を呼び!
何も見なかったという事にして
お次にまいりましょう。

すぐ近くにタル地蔵
してその正体は舟形十一面観音立像 明和五年(1768)
油壺の上に立っておられます。

近年このあたり新しい道路ができて、
すっかり風情がぶち壊しになってます、ほんま。

信貴山奥の院へと入る道の入り口なんぞは
「オーマイ ガット」状態となってます。

信貴畑墓地を訪ねた後は、
久安寺へ久安寺へと登ってまいります。

そして着いた久安寺は、
まさしくインカ帝国の空中都市マチュピチュを
彷彿とさせられる空間でございます。

ぶっちゃけたお話し石仏探索のためのアップダウンが、
まさに地獄のようでございました、行くなら冬!
ダイエット中のあなたなら真夏!

そして冒頭の滝ノ上の薬師さん新築のお堂が眩しくありますが、
薬師さんはもっとピカチュウでんな。
久保西入口(五本松)

南の大墓もぜひお訪ねください。
宝暦十四年(1764)の地蔵様がお出迎えです。

チョッピリ登れば六地蔵があらためて、またお出迎え。
一石五輪塔 享保十九年(1734)
墓誌銘碑などがめずらしく、
丸彫り阿弥陀座像 五輪塔など静に佇んでおられます。

今はもうほとんど訪れる人もないようです。
季節によっては、ほとんど野草の海の中に埋もれて、
あなたのお越しを待ってます。

一服入れるならここ久保西入口(五本松)で、
江戸期の石造物が
ズラリとデパートのショウルームさながら
ポーズをとっておられます。

ここで信貴山を望みながら
コーヒーを戴くのもご一考かと。
山形名号碑

わかり難いのが
南垣内東入り口の山形名号碑 紀年不明とか、
ご立派なお姿なんですが。

舟形十一面観音立像 明和六年(1769)の
すぐ後ろ丘に立っておられます。

むかしは木々も何もなかったんだと想像しますが、
どうなんでしょうか。

今のこの状態からさっするとほとんど忘れられている、
そんなムードが。

最後に専念寺の五輪塔 紀年なし
水輪の四方に大きな種子が印刻されてます。

こうして時が流れてもうお帰りの時間です、
立石峠を越えて大阪側へ行くのもよし。
生駒縦断道を行き暗峠そして生駒山へ登るのもよし。
福貴畑を通って十三峠への道をとるのもご一考かと。

ただし石仏探索するだけでも
膨大なる時間を消費するのは目に見えてますから、
余裕あるスケジュールをお勧めいたします。

なお今日紹介したのは
石造物はほんの一部でございます。
キッパリこのエリアは
数日はワンダーデーと相成ることはまちがいありません、たぶん。

平群の空中都市 椹原ー信貴畑ー久安寺
もう訪ねるしかありませんね。
参考文献

関西山越えの古道 中庄谷直著
平群谷 平群町石造文化財 平群町教育委員会

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可愛らしい狛犬
信貴畑勧請の地
舟形十一面観音立像
地蔵
丸彫り阿弥陀座像
久保西入口(五本松)
山形名号碑
五輪塔