ネンド

これが寝地蔵さんですか、
いや、いや、とうとう来ました寝地蔵さんに。

榛原からバスに乗って並松で降りて、青龍寺前の旧道をと思い、
農作業のおじさんに聞いたら、
手入れがあんまししてないから、行けるかな〜と。

ひぇ〜本日道中長いから旧道をあきらめて、
コンクリート道をテクテクと産業廃棄物置き場なんぞを見つつ、
ようやく着いたのであります。

見事に転けてます。ほんま!
右に阿弥陀、左に地蔵を彫った磨崖仏さんが、コロリンと寝てます。

しかし自然に割れまっかという素朴な疑問が?
なんかいわれがあるかもと?
延慶二年(1309)「ネンド」と呼ばれてるそうです。

すぐ脇には建武二年(1335)地蔵
「光背面に計十個の小月輪を刻んで「カ」地蔵の種子を刻んでいる」奈良県史より

この丸いのがそうなんですね、
ところで小月輪て?ナゾがナゾを呼びます。
そこで広辞苑から、なんとゲツリンではなくって、ガチリンなんですね。
「清浄な悟りの心」わたしとは対極の心でございます。

こうして石仏好きおじさんの旅は「清浄な悟りの心」を求めて、
今日も続くのであります、たぶん。

滝倉へ滝倉へ

ネンドさんを後にして、
ここからはようやく地道へと、三谷を経て滝倉へ滝倉へと、

この道がいいんです、
これがまたハイ!と言うてるうちに、
滝倉の永禄七年(1564) 十三仏が迎えてくれました。

そして西法寺 地蔵石仏 天文十年(1541)
重厚な面もちを持ちながら、
フーテンの寅さんを想ってしまう、そのお顔がお顔が〜

石段を上がった西法寺には、
ワンコとおばあちゃんが出迎えてくれました。
ここからの眺めも絶景かな絶景かな〜。

滝倉明神には弥勒仏 鎌倉末期
味がありますよね、
しげしげとお顔に体中眺めてしまいました。
このずんぐりブリがいい〜

初瀬ダムとのご対面は

しかし帰るつうたって、たって・・・
結論は纒向までゴーです。

西へ西へひたすら西へコンクリート道を。
へたばり心の中では高橋尚子選手だって、こんな道は走りまへんで〜。

その時です、心の中の悪魔君が囁いたのです!
「旦那 ダンナ だんな こないだ長谷寺から龍王山まで歩きましたがな、
あの道あの道ですよ、やっぱ山道が一番でっせ」

我に返った時は山道を歩いてました。
へたばり体には、やっぱ山道が、一番よねえと独り言を言いながら〜
そして、そのまんま道に迷って、
(どうやったら、この道で迷うの&災難は忘れなくとも、やって来る)

迷ってコンクリート道に出ました、
思わず私はちっちゃい声で叫びました「不動明王さま〜」遅いつぅうの。
どうも初瀬山と巻向山の真ん中の道に、出たようです。

その後は南へ南へひたすら南へと、コンクリート道で長谷寺駅まで。
駅に着いた時は、お約束道理に真っ黒毛の毛でございました。

みなさんも一度や二度や、こんな経験していらっしゃいますよね。
三度の人もいらしゃるかと思います、たぶん。
笠への道

小夫までいったん出て、
「小夫の名号磨崖碑」を探そうとしましたが、
断念することに、時間が押してますから。

しかし、ここ小夫から笠まで長いのなんのって、
コンクリート道をひたすら、テクテク&テクテクと、
へたばってきますし、ガッツダゼ〜と励まして、

笠の応永二十二年(1415)不動磨崖仏
なにやら可愛らしい不動明王さんが佇んでおられます。
当時はこの川の横に道があったんでしょうか。

不動明王には、
可愛らしい系とユーモラス系が多い様な気がするんですが、
皆様はどうお感じでしょうか?

それとも怖〜い不動明王が、
ちょっぴりでも可愛らしかったりすると、
その印象がドカ〜ン〜と、心に残ったりするんでしょうか。

つうわけで可愛らしい不動明王さんから、
元気をもらい荒神社の不動石仏 室町後期
妙円寺にて地蔵、室町後期とご対面して、後は帰るだけです。

この時はこの後、起こるであろう、
悲惨な出来事など、想像もできなかったのであります。
南無阿弥陀仏です。
迷子になる前に、最後に見た!初瀬ダム
参考文献
奈良県史  石造美術

二万五千分の一の地図
大和白石
初瀬

交通
榛原から針インター行きバス
並松で降りる

長谷寺か巻向まで歩くか
歩行消化不良ですが
小夫あたりでバスに乗る
本数が極めて少ないので注意!
ここから先は歩くしかない
わたしにも歩けます


あとがき

みなさん、どでしたでしょうか?
愛と真実と石仏を追い求めたおじさんの記録である「石仏の辻」は

きっと!好き嫌いがハッキリすると思いますが。
嫌いな人は、見なかったと言うことで手打ちで。

おもろいやないけ〜と思われた方は、
ずずい〜と、引き続き御観覧くださいまし。

本文でも書きましたが、ネンドさんから、三谷そして滝倉への道が最高です〜
騙されたと思って歩いてください、お礼はいりまへん、メールください。
青竜寺  宝篋印塔
001
前に戻ります〜   石仏の辻    次へ参ります〜

初瀬ダムは見えただろうか
「寝地蔵」さんに。
「函館」ではなっくって、
はあ〜るば〜る来たぜ〜
哀愁の「ネンド」に
付録
北からの下りコースをお勧めします
交通が不便ですが
ここを歩かなきゃあモグラです?
ミミズは好きですか?(嫌いじゃないけど)

初瀬山から初瀬ダムを見よう
元気者にもピッタシのコース
ビッシ ビシ歩きましょう
西法寺 地蔵石仏
弥勒仏
不動磨崖仏
妙円寺
十三仏