
当院整形外科は開園以来、地域の小児整形外科疾患治療の中核的な役割を担っており、先天性股関節脱臼をはじめとして、先天性内反足、ペルテス病、筋性斜頚、脊椎側弯症などの疾患や脳性麻痺、二分脊椎などの麻痺性疾患の治療を行っています。また、小児のみならず一般整形外科疾患についても診療を行っています。一般外来は骨折、脱臼、捻挫などの外傷性疾患や、関節リウマチ、骨粗鬆症、変形性関節症などの骨・関節・運動器の疾患全般の診療を行っています。特に先天性股関節脱臼やペルテス病などの乳幼児期からの長期通院が多い関係で股関節疾患が多いのが特徴です。また平成18年7月からは、新たに股関節疾患の専門医が常勤になり、早期離床を目指した人工股関節の手術も積極的に行っています。 →変形性股関節症
予約外来としては、発達障害児の療育相談、ならびに小児股関節外来、一般股関節外来を行っています。療育相談外来では、小児科、PT、OT、STと連携して、訓練指導や装具、車椅子などの処方を行っています。小児股関節外来は、先天性股関節脱臼の早期診断、治療を目的として主として超音波検査法を用いて診療を行っています。 →小児股関節外来の案内
一般股関節外来では、変形性股関節症や関節リウマチなどで手術を要する方の診療を行っています。 →変形性股関節症
また、脳性麻痺の痙性斜頚に対するボトックス注射による治療も予約制で行っています。 →ボトックスについて
入院治療は、一般病棟においては成人の整形外科疾患(変形性関節症、リウマチ性疾患、外傷など)の手術目的ならびにリハビリ目的の入院、小児の整形外科疾患の手術目的ならびに先天性股関節脱臼の牽引治療目的などの入院があります。一方、肢体不自由児施設としての入園治療は、脳性麻痺を主とした脳原性疾患の他、ペルテス病、二分脊椎、先天性の骨関節疾患などで長期のリハビリや手術を要する子供たちが対象になっています。ペルテス病に対しては、患児の年齢や病状に応じて入園治療と外来通院治療(発症初期は一般病棟に入院)のどちらも行っています。
今後、開園以来受け継がれている小児整形外科疾患の治療をさらに充実させていくのみならず、成人整形外科疾患についても得意分野を中心に可能な限り対応していきたいと考えています。