蝋燭の光が煩悩の光に見えました・・・てへwな、るりたんとりあたんの燈花会つれづれ道中レポート!
 
奈良の燈花会に行きました。燈花会って知ってますか?多分、そんなに知らないかもしれないけれど、5年ほど前から始まった奈良での夏のイベント?みたいなものです。10日間くらいかな、お盆含んだ形で奈良公園を中心に行われています。奈良公園はほんっと広いんですよ、で、そこに蝋燭をいれた灯籠みたいなやつが一面に置かれているんですよ。夜に行われるイベントなんだけど、蝋燭の光がほのかに暗い芝生の上に一面光の花みたいに輝いていて、それが、ほのかで清楚な光だし、バックは闇夜だし、とてもそのコントラストがすてきなんです。

多分、私が思うに、これは奈良だからこそできるイベントだと思うなぁ。
背景の風景が若草山、そして木々の隙間から見える荘厳な寺院の姿でしょう、で、月がバックに光っていて、幻想的です。で、やっぱりこれを京都や大坂とするのの違いっていうのは、その、暗さと静かです。奈良は田舎(笑)だし、夜になると静かなんですよ。ネオンもそれほどすごくないし。自然の光だけがきらめいているんです。人工的なまばゆいひかりではないです。人工的な光はもちろん綺麗だと思うけれど、それって、どこか昼間の明るさって感じがしませんか?輝いているっていうか。まばゆいひかりなんですよね、ネオンとか。それはそれですてきな光だとおもうけれど、奈良の夜に合うのはソウイウ光じゃないなぁって思う。夜の光っていうのかなぁ・・月、星、それから昔で言えば灯籠、提灯、蝋燭。人工的なものもあるけれど、ほとんどが自然の光。昼間とはちがう光ですよね。柔らかい、優しい光というか。太陽のようなきらめきと力強さと暖かい、元気になってしまうような前をむいちゃいたくなる輝きとは違う、もっと、静かな、落ち着ける・・・光なんですよね。元気になるために、ココで休もう?とか、幻想的な、また違う世界に誘うような、ある意味少し非日常的な、光かな。癒しみたいなモノ?

 月とかって、怖いなぁと思ったりもする。どこかに、連れて行かれそうな変な感覚になったり。でも好きなんですよ、
暗い夜の色に、光と色彩を与えてくれる唯一の光ですもの。もちろん、それって、太陽の光で反射してるだけで月自身が輝いているモノではないのだけど。夜っていうのに合ってますよね。


 で、それに合うんですよ、奈良って。人工的ネオンがほとんど公園内から見ると見えないから、バックにすらそういう光がないから、よけいに映えるんです、蝋燭の光が。
 光の華って本当にあるんだなあって思えます。


 それとは別に、奈良で
万灯籠というのもあります。春日大社に行くさんどうのところに灯籠が並べてあるんです、それも綺麗です、去年行って来たんだけど、すごい人混みで下界は暑くて。なのに、春日大社本殿のほうに行くに連れて、どんどん涼しくなって来るんです、空気が澄み切ってくる、清涼感あるっていうか。夜だし、参道の両脇は木だし、昼通っても少し薄暗くて怖いから夜なんてとおるともっと怖いって感じるけれど、でも不思議と、きっとココは聖域なんだんぁて思える不思議な清らかな空気がありましたね。これはお盆の二日間だけ行われています、よければぜひ見に行ってみてクダサイ。




 後、話は戻すけれど、
奈良と京都との違いは何かってトコロですよね。すべて違うんだけど、平安と天平、似ているようで似てないです。これは私の感覚だから学術的にって言われると矛盾だらけだからあまりつっこまないでいただきたいんだけれど。やっぱりその華やかさの違いだと思う。平安って華やかなんですよ、やっぱり。流線型のやわらかい、美。平和だからこそ、上位の安定した人たちの華やかさ、悲哀なんかも詰め込まれているかもしれないけれど、やっぱり、貴族の華やかな願いなんですよね。裕福だからこそ、せっぱ詰まってないからこそ、の余裕のある美っていうのかなぁ・・もちろん、平安だって初期、後期なんて激動ですからね、よゆうなんてないかもしれないけれど、でも平安朝の文化っていったらとにかくあの藤原の時代を思い浮かべるから私もそれを中心にゆってるんですが。現世利益ではない、来世についての願いですよ、ある意味、すごく余裕ですよ(笑)今のこと、考えないんですから。まぁ、考えた方が辛いってこともあるかもしれないけど、でも藤原のときって、現世では華やかさを極めたからこそ、もう現世に望むことはないから次は来世に・・ってことでしょう?だったら、すごいですよね。優雅ですよ、ほんと。

 でも、天平ってどうだったんかなぁ・・・確かに華やかです、でも、それは
力強い、華やか。静かな、華やかなんですよね。静かなのに華やかっていうのも変な感じがするけれど。うーん、素朴っていった方がいいのかなぁ・・でも、美なんですよ。今を生きて行かなきゃいけないから、願うんですよ、みんな。京も荘厳、でも、奈良はもっと、荘厳です。静かですから、ホントに。厳しいんですよ、でも、優しい訳で。東大寺だって、薬師寺だって、生きるために、そのときの平和を願うココロがこもって建てられているんですよね、せっぱ詰まりまくり。だからこそ、力強くて荘厳。素朴で、でも、とっても綺麗なんです。

 仏像をみても分かりますから、違いが。中性的な仏像は両方とも同じだけど、でも、無駄のないスレンダーな奈良時代までの仏像は、ほんとうに少年っぽくって、今、生きてるんだなって感じがする。
少年的な、中性か、女性的な中性か。・・・萌えてきにいえば、私は前者だったりするんだけどね(笑)

 話はおかしくなっちゃったけど、荘厳なバックがそびえてるから、暗さが引き立つんです。冷たい空気っていうのが、いいのかな。
決して柔らかくないです、奈良時代って。でも、だからこそ、そこに蝋燭の光とか灯籠のひかりとかみたいな、あやふやな、どこか優しい光が華となって地上を照らしてくれると安心するという感じがする。あったかい空気の中に蝋燭があってもかすむだけだけど、冷たい空気の中に蝋燭の、ほのかな揺れる光があると、すごく華になりますよね、そんな感じ。厳しいからこそ、ほのかな光がとても力強くて、逆に優しくて、癒される感じがする。
 まぁ、私がつべこべ言っても仕方ないのですが、私はこの光がダイスキだなぁって思ったので書いてみました。


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 さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、見に行きました燈花会。本当はコゴウさんとヤマゲンと一緒の日に行きたかったんですが、
研修の日程と重なったのでいけませんでした(涙)で、りあちゃんに一緒に行かないかと尋ねてみると即オッケーが出たので、で、彼女と私の都合で、燈花会一日目に行くことにしました、もちろん、浴衣でwてへ。

 今年買ったばかりの浴衣だし、へたすりゃ今年だけ?とかになりそうな感もなきにしもあらずなんですがね(ダメじゃん)で、当日、8月6日。
・・・・暑すぎ。こんな日に外に出ること自体が自殺行為じゃないかと思われるくらいの熱さでした・・で、はじめは奈良に4時半とゆっていたんですが、そんな時間に浴衣で外に出たら、自殺です・・・マジ。というわけで、結局・・6時くらいになりました(笑)私は黒い浴衣ですwりあちゃんは赤白の浴衣。朝顔の模様ので可愛かったですwりあちゃんちっちゃいから可愛いし似合ってました、私もりあたんが似合ってるとゆってくれたので、それなりだったのかな(笑)ていうか、また黒なんてよく選んだなってかんじなんだけどね。目指せ、吉永小百合の大人な女!と思ったのだが、どうも顔が追いついていないようだった・・ぎゃふん。頭に可愛いピンつけてたらアダルトにもならん罠w喪服には見えないと思うがw・・・喪服エロ、確か失楽園にあったな・・ワタナベジュンイチすきそーや。
 さて、
ちょこまか歩くちっこいりあちゃんと、163センチ+7センチ圧底草履(笑)のデカいるりたんとでこぼこ燈花会見学始まりー!


 で、そのまま奈良・・・に行くはずもなく、まずは
腹ごしらえ。そんな人も混んでなかったのでアユラで夕飯。ココで一時間はいたような・・・べらべらしゃべってましたw浴衣姿の色っぽいお姉さんたちwしかし話す内容は、瞬ボックスについてってどうよ!?(って、言われても)りあちゃん瞬ボックスを買ったらしい・・・瞬のフィギュア付きwでも大したことないらしい(笑)むしろ、あまりの怖さに未だ開けてすらいないとか・・・いかんぞよ、ソレ(笑)で、実は実際に見せてもらったんだが、コレは・・・なんていうか・・・いや、もう、まさに・・・びみょぉぉぉーーーーー!!!!(爆)筋肉むっきー、逆三角体型の瞬。つか、顔がすでにアンパンマンのように顔が膨らみきっているような気がするんですが・・・誰ですか、コレ・・?みたいな。ひどすぎる・・・コレは(笑)確かに、りあちゃんが怖くて開けられない意味が分かったよ・・・異様だ、コレは。つか、瞬姫派に喧嘩売ってるとしか思えないんっすが・・Jフレンズのアニメバージョンのいただけないキンキ以上にショックを受けました・・これじゃあがちゃがちゃのほうがイイできだろwという感じで、聖闘士星矢話に花が咲く。浴衣を着て話す話題かよw・・・内面から綺麗にならないと吉永小百合にはなれないことが判明。

 
瞬と氷河が怪しいとか、変な話題でアユラを汚してきました(笑)すんません、コゴウさん・・はぅぁ。でも、おかしいもん、星矢。つか、登場人物全員な。イッキなんてさぁ、なんで弟に似た女だから惚れてんねん!!それって、ちがうだろーーーーー!!!とか、氷河のオマルクロスとか、シャカムウなのかムウシャカなのかとか、クリスタルセイントってなんだよ、ソレとか(笑)で、老師、それは無理だろう的若返り。そんな心臓の動かし方あるか、ゴルァ!とか、脱皮!とか(笑)車ダって・・・と最後にはどんどん、おかしな話になってましたもん。ある意味、今の創竜伝状態だがなw江戸幕府って・・w
 っていうか、
そんなコト話してそのまま、燈花会に行く私らも私らだwさっきまで奈良の灯籠の美しさについて長々とかいたものが空々しく見えたら涙だヨ(腐)


 さて、おなかいっぱいになって
煩悩を詰め込んで、出発の前におトイレに。・・さて、困った。浴衣ダヨ。都合のいいことに、そこは洋式だったのですが・・・浴衣ってさ・・・どうしようもないんですよ(涙)こんなところでは、書けないようなコトして(爆)トイレ入りました。がばっとまくり上げて・・あうあうあう・・・なんか、昔舞ちゃんの部屋でたまたまやってたから見てしまった失楽園の一シーンで、着物着た川島エロ美を後ろから親父が犯してたとき、確かそういう格好で着物まくりあげていたよーな・・・死死死 「孔雀ー!」とか親父がのたまっていて、舞ちゃんと二人激しく爆笑した覚えが・・・そーいう記憶だけは残ってんだからな、いけないなーいけねーよ(byモモ先輩)で、なんかしたのはいいんですが、微妙に着物がおちてきてるよーな気がして・・結局変じゃなかったみたいなんですが。

 という感じにまさに
着慣れていないもん着て四苦八苦する状態の俺たちですが、そのまま、まずは猿沢池の方に。ここにたしかなんとか姫って人が飛び込んで云々という話があったよーなきがしますが、詳しく知らないので知りたい人はヤマゲンにご一報(笑)で、そこもライトアップされていて、池の周囲を綺麗に光で縁取られているんですよ。で、その池をバックに、ちょうど月もとてもきれいで、その下に新薬師寺が少し木々から見えてたりして、まさに、古都奈良。雰囲気ありますー!
 そこで適当に写真とったりして、そのまま半周ほど池の周り巡ってから、再び今度は新薬師寺の方に向かいました。石垣の階段を上っていたら、
「似合ってるよ!」と声をかけられたので思わず「ありがとー!」と言ってしまいましたw現金です。で、裾を直しつつ、寺院の方に。新薬師寺自体ライトアップされているのでとても綺麗でした。夜見る寺ってまた違う感じですよねぇ。かなり感動してしまいました。うぉぉぉ、迫力あるってかんじかな。迫って来るんだもん、本当に。
 それから、そのまま抜けて、次は
国立博物館の方に。月のエリアというらしいです。ちなみに猿沢池のあたりのエリアをほたるのエリアというみたい。確かにそんな感じですw

 国立博物館のあたりって、少し野原みたいな感じになってるんだけど、そこに燈火がされていて、
本当に花が咲いてるみたいなのです。で、博物館の前にある小さい水のあたりがあって、そことうまく対照的になっていてこじんまりとはしているけれど、本当に綺麗。月って感じ。清涼感が溢れているし、月も綺麗に見えました。
で、本当に真っ暗なんです。さっきも書きましたが、人工の光がほとんど、ない。
蝋燭の光だけ。だから、博物館のトコロから遊歩道に出るところの石ひいてある道も暗い暗い(笑)ああ、本当に夜なんだなぁって思えました。
 国立博物館から地下歩道を通って、そのまま
東大寺の方に。もっと遠くにも燈花会会場があるんだけど、時間も時間だし、ここら辺までにしようかなと思い、東大寺の大仏殿の手前。浮雲園地の一客一燈エリアの方に行きました。多分ある意味メインの部分になるんじゃないかな。自分たちでつけられるんです、灯籠。広い野原みたいな公園のところに、一面にその燈火がされていてます。圧巻です。ぜひ、見て欲しい光景。写真も撮ったけれど、多分真っ暗だからうまくとれていないだろうなぁ・・残念。そこで、生演奏していました。篠笛とシンセサイザーの演奏。これがまたものすごくあってるんだよねー雰囲気と。月の砂漠とか吹いてくれていました。そりゃーもう、いい音。やっぱ、日本の楽器って、風流ありますw
 ということで、ここらへんで適当に写真とったり鑑賞したりしていました。次の日仕事だしあまり無理するのもなんだから、そのまま
駅の方にUターン。夕方に着いたとはいえ結構やっぱり暑かったんですが、でも夕方、夜になるに連れ、少しじめっと暑かったけれど風がちょっと冷たい感じだったので、耐えられた感じかなぁ。帰りもずっとなんか、オタッキー話をしていたような気がする・・・よくまぁこんな話題尽きないなぁと自分で自分に感心。で、そんな私に全然普通についてきてるりあちゃんにも感心。やっぱ、唯一オタクココロ同盟カウンセラーだよ(イラン仲間だな・・)
 奈良駅で時間があったのでスタバで休憩。それから奈良駅構内で写真撮影。また微妙なところで撮ってるなぁ(笑)もっといいところあるやろ?と思うけどなぁ・・。
 ひとしきり遊んで、家路に。
 ハッ!ほんま、思えば思うほど、
吉永小百合で奈良ぶらりw計画が、浴衣コスプレで奈良ぶらりwなオタク旅になったような気が・・・いつになったら、私もアダルトに決められるんだ・・(号泣)