ざわつく食堂は、育ち盛りの少年達の戦闘の場でもある。食べる子は育つ!で、キツイ練習にも耐える為には、昼食は絶対に必要。午後からはパス練習と、その後ミニゲーム。一週間後に練習試合を控えているチームとしては当然の練習メニューだった。
 あちこちで、おやつのプリンの取り合いに、今日のメインディッシュのビーフシチューのおかわり合戦などが所狭しと行われていた、ある日のクラブチームの、いつもと変わらない日曜日の練習日。
 
とある席でも一つの取り合い合戦が行われていた。

 しかし、そのターゲットになっていたのは、お昼ご飯のメニューなんかではなく……。
 整った顔立ちの、少し大人びた表情をした少年がサラダにドレッシングを掛けながら、隣に座る少年に声を掛けた。


「ねぇ、結人…そろそろ決着つける時が来たって感じじゃないかな」

 何気ない、天気の話をするような口調でかなり危ないセリフをのたまう少年―英士に、ジャニーズ系の女の子にモテそうな人好きのする顔をした少年―結人が、ビーフシチューをスプーンに掬いつつ、その問に答える。

「そうだな、そろそろオレも限界かも知れないしな」

 さりげない会話の様に見えて、しかし、その実かなりヤバそうだった。
 

 怪しげな会話が響く3人座りの円卓は、一つだけ席が埋まっていない。けれど、誰もそこに座ろうとはしない。だって、ソコは、英士と結人の大切なオヒメサマの席、だから。つか、にこにこと楽しそうに笑いながら不穏なセリフを吐いている席からの黒いオーラに誰が好きこのんで近づこうというのか。

「じゃあさ、練習後、勝負しようぜ。都合のいいことに明日はサ、振替休日で休みときたもんだ」
「結人がそれでいいなら、それでいいよ。勝負のスキルはどうするわけ?」
「そーだな、やっぱ、簡単なものがいいだろ?練習のあとだしー疲れるのはやだからさ。で、確実に白黒がつけられるモノ」

 二人はそう言って、ニヤリと擬態語が付けられるような笑みを浮かべ合う。英士は持っていたドレッシングをドンっと机の上に置いて、ざくっとレタスをフォークで突き立てる。

「負けないからね、結人」
「つーか、それ、オレのセリフだし」

 不敵な笑みを見せる英士に結人ははんっと小さく笑って、こちらも負けずに最後のデザートに取ってあったリンゴをぐさりと箸で突き立てる。

「まけねーからな!」
「まけないよ!!」


「…何が?えーし、ゆーと?」


 緊張感高まる二人の空気のまんなかをスポンっと抜くような、ちょっと舌足らずな声が結人の後から響いてくる。
 今、まさに勝負のかけ賞品になっていた一馬がトレイを持ってきょとんと二人を見下ろしていた。きゅっと上がった瞳が少しだけ不安そうに揺れているのが可愛くてたまらない。
 英士と結人は小さく目配せし、さっきまでの険悪ムードは何処へやら、一馬に満面の笑みを見せ始める。

「ほら、一馬、さっさと座って食べなきゃ昼の練習に間に合わないよ」
 英士は立ち上がって一馬のトレイを持ってやり、テーブルの上に乗せる。
 そんな英士のコトバに一馬はぷぅっと頬を膨らませて、視線を微かに下げた。一馬がこういう仕草をしたときは怒ってるんじゃなくて、ちょっと拗ねてるだけ。

「だって…りんごジュース欲しくてならんでたのに…」
 その言葉に結人と英士はさっとドリンクバーあたりに視線を遣ると、その状況を見て一発で遅くなった一馬のワケを理解する。

 水分補給に走る少年達の一番の戦場が、ドリンクバーだったようだ。あんな猛獣のごとく押し合いしている場所でうちの箱入り娘(?)の一馬が戦えるわけもない。多分、必死でリンゴジュースのトコロに行こうとして自己主張しようとしても、どうしてもできなくて、泣きそうになってる一馬が目に浮かぶ。英士は一馬には申し訳ないが顔が緩んでしまうのを止められなかった。結人なんて既に爆笑状態だ。

「んだよ!!!笑うことねーだろ!!!」

 ぽかぽかと爆笑進行形の結人の背中を叩いて怒っている一馬に、英士はとにかく席に座るようにと立ち上がってイスを引いてやる。
 そこまで過保護でいいのか郭?と周囲の疑問の眼差しを一蹴して、英士は拗ねまくっている一馬の頭をぽんと撫でた。

「ごめんね、一馬。オレ達がリンゴジュース取ってきてあげていたらよかったのにね。先に行っちゃったから一馬困ったよね…」
「……」

 英士の優しげな笑顔をじっと見て、一馬はドリンクバーバトルでのちょっとした恐怖を思い出したのか泣きそうな瞳を向ける。
 いつものきつい瞳からは想像できない程の無防備さで自分だけを映す一馬の黒い瞳に英士は思わずその愛しすぎる華奢な躰を抱き締めようと手を伸ばす。

「一馬♪」
「え…えいし!?」

 ぎゅぅっと一馬の体を腕の中に収めようとした瞬間に。


 バコン!


「昼間っから、さかってんじゃねーよ、この変態英士が!」
「ええええ、えいし?!だだだだいじょうぶか!?」

 さっきまで英士が使っていたドレッシングのビンで結人が後からぶん殴る。微妙な声が英士から漏れるが、それでも一馬を抱こうとする執念は変わらず倒れるフリをして英士の腕が一馬の腰に回される。ああ、この華奢な腰は俺だけのもの♪と堪能する英士に全く気付かず、一馬はオロオロと寄りかかってくる英士を抱き留める。

「どこか、痛いの?えーし??」
「痛いけど、幸せだよ、オレ…」
「…は?」
「コラァァァ!!そこ!さっさと一馬から離れろよ!!!」

 結人は、無理矢理一馬を変態少年から引き離して、とにかく一馬に席に座るように命じる。英士も一馬からは離れがたかったけれど、よく考えたらまだ一馬は昼食を全く食べてないわけで、いくらなんでも栄養補給もさせずに昼の練習に向かわせて貧血で倒れさせてしまっては、自分はタダのアホだろうと仕方なく諦め、席に戻る。まぁ、倒れた一馬を姫抱っこしてそのままお持ち帰りするってのも、上手い手かもしれない…
 なんて人としてさっぱりなコトを考える英士を心配そうに、少し首をちょこんと傾げながら見つめてくる一馬を目の前にして、英士の目尻が嫌が上でも下がってしまうのはもう仕方ない。

「えーし…?」
「ほら、一馬。んな変態相手する前にさっさと食べろ、時間ねーだろ」
「あっ…うん」
「つーか、おまえーー…いくらサンドイッチが好きだっていっても…これだけで足りるのかよ?」

 一馬の前に置かれたトレイの上には、ホットサンドが2枚と野菜サラダ、冷製スープと、それからリンゴジュース。…まるっきり、オンナノコメニューだろう?と結人は思うけれど、でも幸せそうにはむはむとサンドイッチを食べてる可愛い一馬に、まぁイイかと思ってみたり。
 思いっきり具の挟まったチキンサンドを一口で食べようと、一生懸命大きな口を開けてほおばっている一馬がなんだか、ちょっと卑猥な感じがして。結人はじっっと、その紅い一馬の唇を見つめてしまう。ちらりと斜め前の席に座る英士に視線を遣ると、今にもとろけそうな瞳で一馬を見つめつつ口にレタスを運ぶ様子がハッキリ見て取れて、なんだか溜息をつきそうになる。

 ま、人のことは言えないんだけど。

 結人の皿はもうすべて片づけられていて、コップに少し残ったウーロン茶だけだった。その横に、一馬が必死
で勝ち取ってきた戦利品なるリンゴジュースが置かれていて。…そこで、うん?と結人は首を傾げる。

「…なぁ、一馬?」
「……ふぉ?」

 チキンサンドをほおばっていた状態である一馬はコトバをしゃべるわけにもいかないので、首だけ横に座る結人の方に向ける。そんな一馬の口の中が綺麗に飲み込まれるまで少し待ってから結人はその続きを紡ぐ。
 発せられるのは、小さな疑問。で、それに対しての一馬の答えは何となく自身の直観で感じ取っていて。それは良くない予感のような気がしてたまらなかったが……

「でさ、このリンゴジュース、お前結局自分で取れたのか?」
「…?」

 不意をつかれたような、結人の質問に一馬は、それでなくてもサッカー以外では俊敏に動いてくれない頭を必死でくるんくるんっと動かしているようで。ほえ?と両手に食べかけのサンドイッチをきゅっと持ちながら、えーとえーとっと過去のことを思い出しているようだ。
 多分なんでそんなことを自分が聞いてくるなんて、かじゅまくんは思いもつかないだろうし、と結人は思いつつも、英士を見遣るとこちらはその質問の意味を正しく理解しているようで、瞳の奥に暗い光が見えたような気がした。
 一馬は、リンゴジュースの入ったコップを見ながら、それから二人に向かって、にこりと、ホントそりゃーもう、無愛想な一馬しか見たことのない奴らだったらその可愛さに昇天しちゃうんじゃないの?って思うほどの無邪気な笑顔を浮かべて。そして、そんな純粋無垢な笑みを浮かべて、少し恥ずかしそうにしながら答える天使のオコトバは。


「違うよ?取ってきてくれたんだ、お前リンゴジューススキだろって言って」


 アレ?なんでオレの好物しってるんだろとか今さらなコトを呟いている一馬をしり目に二人の表情がすぅっと変化していく。ピクピクと、ひきつった笑みを口元に浮かべて英士はざくざくトマトをフォークで突き刺して。

「一体誰にもらったの、一馬?」
「…誰だったかなぁ…えーと…確かこの前新しくMFに入ったヤツじゃなかったかなぁ…」

 英士達の方が詳しいんじゃないのかなと一馬は言ってから、きょろきょろと周囲を見渡す。すると二つ向こうのテーブルで自分たちと同じように食事をする集団に目がいって。そこに、座っている長身の少年。
 一馬の視線に気付いたのか、あるいは常に一馬の視線を追っていたのか、向こうの少年は少し嬉しそうにニッコリと笑う一馬を見て、一気に頬を紅く染めてしまっている。

「…なんか、熱でもあるのかなぁ…??」
「……一馬……」
「…え?」

 名前を呼ばれた方に一馬は視線を向けると、いつものように英士と結人がにこにこと笑いながらこちらを見ている姿が視界に飛び込む。でもどことなく怒っているような感じがして、でもどうしてそんなコトになっているのかよく分からなくて、ほえほえ?と頭の中に疑問符を飛ばしまくる。

 そんな天然の一馬の可愛さに改めて惚れ直しつつも、貞操の危機だっていつ襲ってくるか分からない状況をまざまざと見せつけられた二人は互いに一瞬のアイコンタクトでまずは自分たちがしないといけないことを把握する。

「ねぇ、一馬。リンゴジュースくれたヤツのこと、一馬は誰だか知らないんだよね?」
「…ん……」
「前に教えたと思うんだけどさ、知らない人からものをもらっちゃだめってゆったのよね?」

 英士はそういって、軽く一馬の額をつつく。あ、と言う表情をした一馬だけれど、でも少しほっぺたを膨らませて抗議する。

「知らないヤツじゃない…だって、チームメイトじゃん!」
「それでも、ダメ。どこの馬の骨かも分からないような男がくれるようなものはお前はもらっちゃだめなんだぞ?」
「なんでだよ!」
「リンゴジュースが欲しかったなら、オレ達に言えばヨカッタだろ?」
「……」


 英士と共に結人にまで、ダメと言われて一馬はどうしようもなくて。確かにチームメイトだってだけで、相手のことをよく知っていたわけではない。だけど、ジュースを取ってくれた人はとてもイイヤツっぽかったし、自分が困ってるのを分かってくれてたみたいだったし…それにそれに。
 徒党を組んで、自分にお説教をしてくる英士と結人に反論できなくて、一馬は頬を膨らませて怒るしかできなかった。しかし二人を睨み付けていたら今度はどんどん涙腺が弱くなってくる。
 
―いわれっぱなしは嫌だったし、自分は悪くないって思うし。

 それに…もともと自分が知らないヤツからジュースをもらうことになった理由が理由だと思う。
 零れそうになる涙をぐっとこらえてから、親友の二人に視線を向け直した。


「えーしもゆーとも、いなかったじゃん!!!だから、だからオレ…」


 もともと人混みはどうしても苦手な方だった。自己主張し自分の欲求を満たそうと思う気持ちはあっても、どうしても一歩引いてしまう。サッカーの時は、夢中でそんな引っ込むことすら忘れてしまうんだけれど。
 だから、飲物一つもらうのも、情けないけど必死なことなのだ自分にとっては。以前は絶対にそばにも近づこうと思わなかった喧噪にも、でも、結人と英士がいてくれたから、その緊張にも慣れてきていたけれど。

 二人は、傍にいてくれなくて。何処にいるのかと思って、必死で探したら、自分のことなんか忘れてしまったみたいに真剣な眼差しで話をしていた。


 それが、なんかすごく怖くて、寂しくて…それに。
 今だって…英士と結人を、また、怒らせてしまって……


「え…かずま…?」
「ななな、なんで泣くんだよ?!」

 ぽろぽろと黒い一馬の瞳の中から、透明な雫が幾粒も流れ落ちては一馬の柔らかそうな頬をつたっていく。その突然の涙が英士と結人を慌てふかめさせる。ただいつものように一馬に自分たちの愛情の深さを分からせようとしていただけなのに…いつもなら、「ごめん、英士、ゆーと…」で終わって、で二人でしょぼんとしてる一馬を撫でて甘やかせてやればオッケー!だったのに。

 とにかく、こんな衆人の前で頼りなげに泣く一馬をどうにかしなければならない。笑顔も見せない一馬君の、さらに希少価値の泣き顔を自分たち以外に見られるのは許せない。それでなくても、最近は少しずつ場にも慣れてきたのか、一馬は少しずつだけれどチームメイトに対しても屈託のない笑みを浮かべられるようになっていて。それにドキ胸しているヤツがどんどん増えているというのだから、英士と結人の目が据わってしまっても仕方がない。その上、本人が自分の笑顔の効き目をまったく分かっていないのだから始末が悪い。

 今だって、周囲からのハート飛びまくりの視線があちこちから伸びていてウザイのだ。英士の眉間がかなりぴくついているのを見て、結人はキれるのも時間の問題だと分かった。で、そうなると、自分にとってもイイことにはならないだろうと思われる。もちろん、オレサマの一馬が他のオトコドモの夜のオカズになるかもしれないと思うだけで、こっちもプチプチっと頭の線が切れそうなくらいに怒ってンだから。

 いつもアホばっかしているけど。ジャニーズ系なんて言われて女の子からは大モテの結人サマだけれど、でも、だからこそ。

 一馬が英士に連れられて、椅子に座らされているのを確認してから。
 ぼぉーっとアホずらかまして、一馬を見てるバカ野郎共に視線を向けた。特にさっき一馬からニッコリと最高のエンジェルスマイルを捧げられた男に焦点をしぼった。それなりにカッコイイがオレサマほどではない、もちろんサッカーのプレイでもオレサマ以上ではないだろう?あ、アイツどこかで見たことあると思ったら…オレと同じボランチじゃん…。

消えてもらうこと、決定。


「とにかく、一馬、ロッカーの方に行こう?」
「…え?…でも、りんごじゅーす…」

 結人はさりげに林檎ジュースを一馬から引き離して、わざとらしくその中にストローの紙を落としてしまう。


「…あ」


 驚いたように結人と林檎ジュースを見比べていた一馬に結人は、慌ててゴメン!!と手を合わせる。

「ごごごめんな、一馬!!ジュースの中にごみ落としちゃったよ!変わりにさ、ロッカールームの近くにある自動販売機でなっちゃんりんごおごってやるよ!な?な?カズマァ、コンナコトで、オレのこと、キライにならないよな?」

 初めは申し訳なさそうに。それから、一馬の大好物のなっちゃんを口にして、最後に捨てられた子犬のような瞳(英士から見れば腹黒いオオカミにしかみえないらしいが)で、一馬のそれを捉えると…

「…あ、イイヨ、ゆーと!りんごじゅーす…せっかくアイツ取ってくれたのに…でも、ゆーとのこと、そんなことでキライにならないよ?」

 ね?と少し潤んだ瞳を一生懸命笑顔にして、一馬は健気に自分に笑いかけてくる。


 成功。


 ニヤリと結人は心で小さくガッツポーズ、伊達に何年も一馬と共に過ごしてきたわけじゃない、一馬操縦法に関しては自分の方が英士よりも数段上だと確信している。

「じゃぁ、一馬、行こうか」

 少しむっとした声が聞こえたかと思うと、いまだ一馬の腰の部分に腕を回して後抱きしている英士がいた。結人はピシっとその手に張り手を食らわせたが英士は素知らぬ振りだ。しかし、一馬がその手にそっと触れて。


「えーしとゆーとは先に行ってて?オレ、あいつに謝ってくるから!」


 がしがし!!!


「…ゆゆゆーと・・?え、いし??」

 走り出そうとする一馬を後抱きに英士、前から抱っこで結人…一馬はサンドイッチ状態で二人に挟まれてしまう。
 ぽふんっと結人の胸に顔をぶつけてしまった一馬は少し視線を上げて少し不審そうに見上げた。

「いや、一馬は先にいってな!オレがアイツに謝ってくるよ。オレがこのジュース台無しにしたんだしさ!」
「そーだよ、一馬?それに早くしないと昼休み終わっちゃうよ??なっちゃんの林檎ジュースのめなくなっちゃうよ?」

 その言葉に一馬はうっと詰まってしまって、でもだけど…と躊躇していて。
 結人は少し溜息をつくと、英士に目配せして、ぱくぱくと音声ナシの口パクで思惑を伝えた。



「ねぇ、早く行かないと…さっきオレ達が何話していたか、一馬にも教えて上げられなくなっちゃうよ」



 一馬の体がぴくんっと大きく揺れて。
 英士の方に振り返った。
 
「一馬はオレ達が二人で何か話しているのを見てて、で、林檎ジュースをオレ達に頼むのに気を引けてしまったんじゃないの?」
「……えーし」
「それで、もし一馬に寂しいとか嫌な想いとかさせていたんだったら、オレ達も悲しいし…ね、一馬はオレ達と一緒にいたいでしょう?」

 なんだか微妙に話が繋がっていないような気がするが結人は一馬の反応を見て、多分大筋で一馬の気にしていることの見当は付いたため、そこで押す。
 とにかく、こんなどこの馬の骨が自ら入れた液体などを、一馬の口に入れされてはならないわけで。それにくぎを差すことも必要。


「じゃ、そーいうことにしよ?」

「ええええ!?えーしぃぃ!!!!」
「いこー、かずまぁぁ!」


 ずるずるずるーーーっと強制退去のように連れて行かれる一馬の後ろ姿を見て、結人はバイバイっと手を振ると、くるりと振り返って。さっきまで一馬には絶対に見せなかった、凶暴な光がそのいたずらっ子のような瞳に生まれた。

 ひとかたまりの集団。

 その片隅に、一馬が少しでも自分たち以外のヤツに興味を引かれていた。


 そんなの許せないでしょ?




 食べ終わって、グラウンドに近い出口の方から外へと出ようとした1人の少年に結人は静かに近づいた。

「ね、君さぁ…」

 昼休みは、少年達の息抜きの時間で。練習に疲れタンなら、体を休ませなきゃならねーじゃん?恋愛なんて、好意をもってもらおうなんて、この時間で生み出すようなことされちゃ、困るよね?

「オレの一馬に近づかないで欲しいんだけど?」

 にっこりと口だけ上げて笑ってみた。
 目は全然、にこりとも出来なかったけど。




 

******
 
 
 


「…いぇーい!オレ、いっちばん!!」
「「……」」

 練習が終わってから、英士の部屋に集まって。明日は休日ということだから、いつものパターンでそのままお泊まり会に突入するのだろう。顔に似合わず結構雑多にモノが散らばっている英士の部屋の窓が少し開けられ、少しひんやりとした初夏の夜の風がやわらかく部屋の中を舞う。
 床の上に三角座りをしてカードを見せて笑う一馬と、英士のベッドを我が物顔のようにして陣取って寝そべる結人と、一馬の横に並んであぐらをかいて座る英士の目の前に散らかされているのは、長方形のカード。
 −トランプ。

「コレで、オレの5れんしょー!」

 夕食を英士の家でごちそうになって、3人が英士の部屋に引き上げてから。
 …ロッカーでの話を実行していた。

 少し憮然とした表情の結人と、ニコニコ笑って喜ぶ一馬を少し残念そうにみつめつつも優しく見守る英士と。それから、カードをぱらぱらっと巻き上げながらにっこりと二人に笑いかける一馬と。
 三者三様の表情があるのは…

「なぁなぁ、オレが5れんしょーしたからぁ!」
「…んだよ、このバカズマ!!!ムカツクンダヨ!バカズマのクセに!」

 結人ににぃっと勝ち誇ったように寝そべる結人を上からのぞき込む一馬の瞳は、少しつり上がり気味なのが相まって、ふてくされていた自分の負けず嫌いな性格を刺激する。

「バカバカいうなぁ!」

 ちょっと怒ったように頬を膨らませた一馬を結人は下から眺めながら、綺麗なラインの鼻筋に視線を遣る。その鼻筋の下にある、ぷっくりとした唇はいつもと違う角度から結人の目に映って、熟れた果物のようなつややかさを強調していて、こくんっと喉がなる。

 白い肌は、どれだけ練習してもあまり変わらない。焼けない体質なのだと、一馬は言って。きめ細やかい首筋に小さく赤い印を付けたら、とても綺麗なんだろうと、思って。
 結人はすっと、手を伸ばした。


「え…?」

 添えられた頬の感触に、一馬は小さく声をあげると、そのまま結人の手に引き寄せられるようにベッドへと唇を誘導される。
 ぎしっとベッドが鳴って。
 一馬の唇に自分のソレを触れさせようとした瞬間。


「…はい、ソコマデ!」


「あ…」
「チッ!」

 いつもと変わらない表情の英士だが、眉間に小さなシワが寄っている。
 かなりのご立腹さを示している証拠だが、そりゃ当たり前だろう。
 自分の部屋で可愛い可愛い一馬がエロ魔人に食われそうになっていたのだ。

「バカなコト、してんじゃないよ、結人」

 くいっと、片手をカズマの細い腰に回されてそのまま自分の胸元に引き寄せた英士の仕草に結人はコロスっと叫んだけれど、既に後の祭り。


「ソンナコトより!!オレ、ごれんしょーしただろ!!
 約束、守ってもらうからな!!」

 英士の胸元からぽてぽてとなんとか抜け出して、一馬は立ち上がる。ベッドに寝そべる結人と、床に座る英士にピシっと指を突きつけた。

 そんな勝ち誇る一馬に結人はやっぱり面白くなくて。
 もちろん、英士も、少し苦笑いを零していた。


 たかが、トランプ。たかが、ババヌキ。

 されど、ババヌキ。されど、勝負。


 オトコノコは、負けるのが、嫌いなわけで。



「バカズマのクセに、勝ってンじゃねーーよ!」

 結人はがばっと起きあがって散らばるカードを足で蹴散らしながら、英士に命令する。

「英士、一馬を抑えろ!」
「え!?」

 一馬は英士の方に振り向こうとして。
 がしっと。
 肩を抱かれて、胸元に手を回されるように後ろから抱き締められて。

「ごめんね、一馬♪オレも、結構、負けず嫌いなんだヨ?」
「てめぇ、英士!そんなエロいカッコで束縛してんじゃねーぇよ!!」
「…ええええ!?なななんだよ!?」

 英士の抱擁に、ぽぉっと体が火照ってきて。一馬の頬が紅くなってくる。
 いくら初夏の風が少し冷たくても。暑いモノは、暑くなっている季節。

「何イッテルのさ、結人がゆったんだろ?一馬を捕まえろってさ」

 飄々とうそぶく英士に結人は指を突きつけた。

「捕まえろとは言ったが、んなにエロくすんじゃねーっつってんだ!!」
「もーどーでもいいじゃん、とにかくこれからどーすんのさ、結人?」

 そういってる間にも英士の指の動きがアヤシイ気がしてならず、結人はとにかく気を落ち着かせて次の行動を起こす。
 確かに今は何がなんだか分からず大人しくしている一馬がいつ暴れ出すかも知れない。




「じゃあ、オレが一馬の右半分な、お前は左半分で♪」
「…おっけ」

「…え、え、え?!?わわっっ!」

 一馬には呪文のようにしか聞こえないコトバも、二人の間には意味が詳細に伝わっているようだった。さすがのコンビネーションで一馬をぽすんっと英士のベッドの上に二人で押し倒して。

「あ、英士、ゆうと・・!?何?!」

 3人分の体重に少しスプリングが軋んだ音を出した。
 不安げに見上げてくる一馬に、英士と結人はにっこりと、楽しそうに、それから思いっきり優しく笑いかけた。


「一馬に負けるのって、なんかムカツクからさ」
「オ・シ・オ・キ♪」


「わけわかんねーんだよっっっっ!!!!バカエロ結人に、変態英士!!!」

 力一杯の抵抗と叫びを上げる一馬に、英士は複雑な顔をして結人を見遣る。

「心外だね、僕が変態だなんてさ。結人なんてオレの100倍は変人だよ、一馬?」
「まぁ、変態よりはエロ呼ばわりはマシだな。エロはオトコノコだから仕方ないしな。ただ、バカズマにバカと言われる筋合いはねーぞ?」


「そんなこと、いってるんじゃねーーー!!!」


 叫び声は人間の皮をかぶった悪魔の二人には届くはずはなく。
 ベルトをかちゃかちゃと外されて。
 英士の手が器用にズボンのホックを外して、ジッパーを少し下ろす。
その下から結人は一馬のカッターシャツを出して、そのままぺろんっとオナカの肌を空気に晒した。白くて柔らかそうなオナカの肌に、英士と結人の視線が集中する。

「オレのオナカなんて見て、何が楽しいんだよ!!!」
「色々、楽しいッスヨ、ね、英士サン♪」
「そーだね、色々ね♪すっごく、オイシソウだし♪」
「何がだぁぁぁ!!!!」

 そういってほぼ同時に連携プレイで一馬の細い腕をたくし上げたシャツで縛り上げる。もちろん、サッカー選手の命、足は傷つけないようにゆっくりと持ち上げて。

「ぎゃーーー!!!やめろ!!やだやだやだぁぁ!!!」
「うるさいコは、こーしちゃる!」

 英士と結人は目配せして、一斉に一馬の柔らかい肌に手を乗せた。

「さ、始めようか…くすぐりの、オシオキ♪」








「やぁぁぁ!!!ははははは、ぎゃーーー!!や、やめ・・って!えいしっ、ゆぅ…っと!!」

 二人の手、合計4つ、20本の指が一馬の体をはい回って。

「ココが、弱いんだよねぇ、かじゅまたん♪」
「っん・・!や・・・ぁ、んんっっっ!!ぁははは!!!!」

 腰の辺り、きゅっと引き締まったソコに結人は指を伸ばす。ぴくんっと震えて首を振る一馬に結人は楽しくて仕方なくなる。戯れに乗じて、ぐっと持ち上げ腰の下から手を入れて、二つの双丘に手を伸ばす。

 必死で体をよじらせて逃げまくる一馬に、英士も胸元の飾りの周辺を指で弄んで。

「こちょこちょこちょーってしたら、弱いんだモノね、一馬は」
「くくく、くすぐったいから、もぉ、やだぁぁぁ!!!」
「こっちの、紅い部分もくすぐってもいい?」

 ぷつんっと、英士の指が一馬の胸の飾りを軽くつまんで、大きくカズマの躰がしなる。

「やだ、やだっ!ぁっ、えーし!!く、すぐったぃ…ん」

 そんな際どいところに手をヤル英士に結人も負けてられなくて、鎖骨の上、首筋にも息を吹きかけて耳朶をかるく、唇で噛む。
 一馬の華奢な躰が分かるように、綺麗に浮き出たソコが、微かに紅く染まった気がして結人の動悸が一瞬大きくなる。
 笑いすぎで既に喘ぐような息になっている一馬の胸は上下に激しく波を打っていて、結人と英士を見上げる瞳からは幾筋モノ生理的な涙が溢れていた。とろんとした、瞳に、自分たちだけが映っている。

「は・・ぁ、ゆーと、えいし…」

 小さく開かれた赤い唇から、喘ぎ声のような、掠れた音で、二人の名前が紡がれるのがひどく官能的で。両手を縛られて足を開かされて、男二人に押し倒されているって言うのに。
 ひどく無防備に、自分たちを見上げて綺麗に笑ってくれる一馬が。

 本当に、大切だと想った。

 目を閉じた一馬に、英士はその頬に、結人は額に唇を寄せて。

 友情のキスだよ、と自分たちからの行為に不思議そうに見つめてきた一馬に教え込んだコト。他のヤツとコンナコトしたら、オレ達の友情は一気に崩れるからと、1人になることを極端に怖がる一馬の一番弱いところを盾に、一馬を独占した。

 手放すつもりもないし、もちろん、今は共同戦線をはっている自分たち二人の間の争いだって決して引くわけにはいかない。
 今回のコトも、本当のところ、自分たちは既に限界を超えそうになっていて。
『どちら』が、一馬をゲットするにふさわしいか、それを決めることになっていたんだから。


 なのに、なのに。
 賞品が1人勝ちしては、あまり意味はないのだけれど。


「ねぇ、えーし…ゆーと、オレが勝ったんだから…何でもいうこと聞いてくれるんだろ?」


 小さく小さく、眠りに入る前に一馬が呟いたコトバ。
 まだ口づけたことのない紅い唇から、紡がれたそのお願いに・・
 自分たちはあっけにとられて。
 でも、約束は約束で。

 一馬の幸せがもしそこにあるのなら…








 泣いて笑って、叫び疲れてすっかり眠ってしまった一馬の衣服の乱れを簡単に直してから、そのまま英士のベッドの上に寝かせる。
 すやすやと、自分たちにだけ見せる寝顔は出会った頃と変わらない純粋さで自分たちの心を乱しながらも、癒してくれる。

「バカ、みてーだなぁ…オレらサ」
「…そう?コレはコレで、楽しいけど?」

 そんな風に強がってても、お前の眉間にまたシワハイッテルヨ、なんて突っ込もうかと思ったけど、やめた。結人は、キィっとイスを少し回転させながら一馬の眠る姿を目に映し続けた。
 キツイ瞳を下ろすと、幼さがずっと強調される、一馬の顔。

「素直じゃないやつは、生きていくのが辛いぞー」
 小さくそういったら、英士はニヤリと笑って。
「要領のよさがあれば、多少の性格の歪みも関係ないよ」
 多少の歪みでキカナイヨと悪態付いて、それから一馬の眠る頬に、ツンっと指でつついた。弾力性のある肌は、自分の指先に吸い付くような感触を与えてくれる。


「ま、仕方ないね、オレ達のお姫様のお願いなんだからさ」
「不本意だけどね、今だけってことかな」


 英士はゆっくりと伸びをするように立ち上がった。結人の視線を無視して一馬に近づくと、そのさらりとした髪に指を梳かす。少しひんやりとして、でもさらっとした感触。

「ん…」

 少し身じろぎして。静かに目を開いていく一馬のその奥の瞳が、柔らかい光を灯していて。自分たちを映すと、ゆっくりと、とても嬉しそうに笑顔を浮かべてくれているから。
 けれど、立ち上がっている英士に少し不安になったのか、布団に入れられていた手を伸ばして、ぎゅっと英士の指を握った一馬に、結人と英士は軽く溜息をついて。
 やれやれと言った感じで二人は小さく笑う。

「約束は守るよ、一馬」
「見ててやっからさ、さっさと寝ろ」

 寝ぼけたトキにしか見せてくれない甘えッコモードの一馬に、結人はぽんっと頭を撫でてやって。英士は手を布団の中に入れてやる。


「えーし、ゆーと…約束、忘れ…ないで…」

 
 再びとろんっと、瞼が降りて来て、一馬の黒い瞳を隠してしまう。
 すうすうと、寝息が静かに聞こえてきた。じっと、眠る少年を見てる、少年二人組。なんか、アヤシイ構図ってかんじだけど。

「今日の勝負はおあずけになっちゃったけどさ、オレ、絶対に一馬は譲らないからね、結人」
 ぴしっと指を突きつけて、宣戦布告の英士に結人はべぇっと舌を出す。
「ソレはこっちのセリフだよ、一馬は俺様のモノだからな!」


 だけど。


 幸せそうに英士のベッドで眠る一馬の願いを叶えるためには。
 ライバルとだって手を組むしかないわけで。オトコノコは、それ程スキになったコには一直線。







 バタンっと、扉が閉まる音がして、飲みかけたまま放ってあったカップを持って英士が階段を下りていく軽やかな足音が響いて、そして消えていった。
 結人は静かな空間の中で、一馬の寝顔をじっと見つめ続ける。

 
 今は瞼の下に隠されて見えなくなっている、潤んだ瞳でにっこりと、自分たちに向かって掛けられた、一馬の願い事。


『英士とゆーとと、ずっと一緒にいたい』


 結人は一馬の髪を梳きながら、話しかける。
「…仕方ねーから、英士と仲良くしてやる」
 少し伸びをしたら、イスがガタっと音を立てた。軽く上からのぞき込んで、その頬に唇を落とした。

「だけどさ、絶対いつか、オレのことが一番スキにならせるからな」

 うーんっと伸びをすると、いつの間に窓を閉めたのか、変わりに冷たい風がエアコンから流れてくる。人工的な冷たさがなんとなく、今は嫌な感じがして、結人はブラインドを上げて、窓を開いた。クーラーによる風を浴びていたためか、外の空気は少しむっとして暑く感じた。






『真田が、選ぶことだろう?誰と一緒にいるかなんてさ。独占したくても、真田は別の人に、独占、されたがるかもしれないじゃん』

 そういって鼻で笑った昼間の男。
 すぅっと、頭の中がひんやりと、冷やされたように感じた。
 自分と同じように、人好きのする長身のフォワードの少年がフラッシュバックする。自分たちとは違った意味で、一馬の視線を独占している、エースストライカー。
 今一馬の身も心も独占している自分たちに向かって、うわべで見せるひょうきんな光のない、もっと狡猾なそれを宿して小さく笑って、アイツは・・・真田はオレが奪うからさ、とそう、瞳が自分たちに挑んでいた。

 けれど、所詮、敵うわけがない、オレタチニ・・・



「一馬の瞳に他の誰も入れさせやしねーよ。そしたら、選択の余地は、ねーんじゃん?」


 結人か、英士か。
 一馬はオレ達にしか、心を開いていないんだから。
 心の開ける相手を他につくらさなけりゃ、いいわけだろう?


『お前らって、最低だな。真田が可哀想だろう?』


 ばかじゃねーの?と軽くアイツを睨み付けてやる。
 アイツは絶対オレたちを選ぶよ。
 凄い自信?
 自信じゃねぇよ、確信。



 それだけ、自分は。


「スキダヨ、一馬。」


 初めて会ったときから、そのまっすぐさに。ひたむきさに。そして、壊れやすさに惹かれ続けていたから。
 同じように、英士も惹かれて。


「最終兵器は、一馬の心、かな」


 
 すべての世界は、一馬の心に握られていることで。
 だからこそ。

 ばたんっと扉が開いて、英士が入ってくる。その英士に向かって結人は視線を合わせて。

「もう一度、言うぜ!英士、一馬は絶対オレが頂くからな!」
 唖然とした表情の英士は突然のセリフに戸惑いをみせたけれど、すぐに反応して。

「結人には渡さないよ、一馬はね」


 ま、今はお姫様の笑顔のために、仲良くしてやるかな。

 
 結局、そんな感じの今の自分たち。
 一馬を自分たちが振り回しているように見えるけれど、本当は。
 一馬の心が自分たちを振り回していて。

 けれど、それが恋ってものなら、仕方ないし。

「でもさ、一馬のコトバには参ったね」
「そーだな」



『ずっと、えーしとゆーとと一緒にいたい』
『だって、オレ、二人のこと、大好きだもん』

 
「守るしか、ないよな」

 本当に幸せそうにそういって、微笑んで。空から降りてきたエンジェルだってこんなに綺麗で純粋な笑顔なんて見つからないと思うから。

 恋する男の子は、好きなコの為に、本当に一生懸命なんです。
 大変だけど、そんな日常がいつまでも続くようにと。

 布団を引いて、電気を消して。おやすみといって、寝た。
 そういうのが、もう少し続くんだろう、まぁそれでいいのかも知れない、結人は小さく伸びをして、目を閉じた。


END

COMMENT:・・というわけで、あまりにも需要のない様な気がしないでもない(笑)(郭+若)×一馬小説でした♪頑張って書いてみましたが、なんだかすごくよく分からない話になってしまいました・・・とにかく、一馬は二人のことが大好きだということが書きたかったんですがねぇ。3人を主人公にすると、誰のト書きか分からなくなったりして、なかなかに難しかったです。しかし、密かに藤真(笑)どーも私は藤真が好きらしい・・・スクールラブってなんか藤真ってかんじがしません?可愛い恋みたいな(笑)かじゅまが藤代相手だと、めちゃくちゃ乙女になっちゃうんだよねー。郭や若菜のときは、なんだかロリってしまう(笑)
 ところで、なんちゃってエチシーン(笑)3pですよ!!!・・・ドキドキしてしまいました・・・とはいえ、ただのなんちゃってですがね・・・では、コレは、真田君の絵を描いてくれたりーさんに贈ります♪返品不可ヨ(笑)