恋は盲目、なんていうけれど、絶対自分はそんなバカじゃない。 だって、恋する相手で、やっぱり自分の価値観って悟られてしまうわけジャン? えー、あんなヤツ好きなのか?なんて言われるのはイヤダし。 …でも、別に……人を蔑んでるってわけじゃないよ。 ただ、自信を持って、他の人から「えー!?」って言われても、「好きなの!」って言えるような、そんな相手でないとダメって思う。 みんなも「イイね」って思うトコだけ、好きじゃダメ。 多分、恋は盲目。でも、愛はシビアだよ? きっと、そうだって、思う。 そう、思ってないと、ずるずるいっちゃう…から。 |
±(プラスマイナス)∞の恋 |
どこか遠くでちゅんちゅんっと軽やかな声音が聞こえてきて、カズマはゆっくりと意識を上らせていく。 「………」 目が覚めて、なんだかあったかいなぁっなんて思って隣を見ると、ドアップでアイツの顔が視界に飛び込んできた。 あったかくってイイナって思う反面、ちょー恥ずかしい、なんて思ったり。 うわ、昨日シたまんまじゃん…しかも…… 「う…動けないぃ……」 ホントに寝てるのか!?と疑わざるを得ないくらいの力で自分の背中に回された君島の腕に、まさに自分は君島のだっこちゃんぬいぐるみ状態だ。 ご丁寧に、片方の手はカズマの腰にしっかり巻き付けられている。 『オマエの、細い腰、すっげーそそるよ?』 なんて言われて、くいってそれを持ち上げられて、自分だって見たことないトコロ、君島に開発されるの。 そこまで思って、ぎゃーーー!!っとじたばたしてみる。しかし、だっこぬいぐるみ状態の自分ではじたばたしててもなんだか間抜けだ。 紅くなったり、青くなったり。 誰も見ていないところで、1人100面相。 ちょっと、やばい。 こんなところ、実は結構いじめっ子な自分のカレシに見つかったら何後で言われるか分かったモノじゃない。 今日はかなみは牧場のババア連中と料理教室合宿だと言っていたので、特に起こされることもない。 料理教室…って言っても、はっきり言って、普通の料理を普通の味付けで作ってくれるだけで自分的には全然オッケーなんだけれど…と、ほわわっと笑って自分に見た目だけは美味しそうな料理を差し出す少女を思い浮かべて、軽い溜息をつく。 まぁ、だからといってかなみもカズマには言われたくない!っと叫ぶだろうけれど。 起こされることもないし、もう一眠りしようかな…とカズマは目を閉じるけれど、既にはっきりきっぱり意識が目覚めている上、ちゅんちゅんっと元気で健全な朝の声が聞こえている今の状態では、二度寝入り出来るほど、のびたくんでもなかった。 ぎゅぅっと抱きしめられている状態なので、腕の中から抜け出すのも大変だし、しかもそうすると君島が起きてしまうだろう。 ちらっとカズマは視線をあげて、自分を抱きしめて眠る君島にソレを合わせてみる。ぐっすりと眠っているのが分かるくらいに、すーすーっと規則正しい寝息が聞こえてくる。 疲れてるのかなってカズマは思う。 ココ最近、HOLYの動きが激しくなってきて、自分と連んでる以外でも、なんだかんだと情報収集に走り回っているみたいだし。そういう、仕事に関して絶対手を抜かない態度は、すごく格好いいなって思うし、好きって思う。 けど…なんか、寂しいじゃん…って思うときとかもあって。 よく分からないけれど、もやもやって感じ。 もっともっと自分に話してくれたらいいのになって。 こんなに、オレ…好きなのに。 なんて考えてみたりして。 変な自分だなって思う。 再びぽぽって頬が熱くなって…ドキドキって心臓が鳴っちゃって。 カズマはきゅっっと再び君島の胸に顔を埋める。 寄せたカズマの頬に、君島の胸板が触れて、それがあったかい。 あ、いい感じ…って思ったら、背中に回されていた君島の腕が、もっとぎゅっと抱きしめてきて。 「カズマ…?」 と、小さく呟かれる君島の声が、カズマの髪を掠める。 起きたのかな?と少し罪悪感を感じて、上目で君島の様子をうかがってみるけれど、それ以上の言葉は紡がれることもなく規則正しい寝息は再び続いている。 その様子にカズマはほっとして、ごそごそっと君島の腕の中で、身じろぐ。 「これだけ、ごそごそしてるのに…起きないんだ・・」 なんとなく、面白くなくて。 でもそれはそれでいいやって思って、でも、完全に覚醒モードに入ってしまったカズマは二度寝入りはムリだなと諦めてしまう。だからといって、ずっとぼーっとしてるのもヒマだしなぁ・・と思う。 それでこういうシチュエーションが実はちょっと珍しい?ってコトに気付いてカズマの見えない猫耳がぴょこんっと立つ。 つり目を少し細めてカズマはにょほほっと悪戯っぽく笑うと、全然起きないカレシをちょこっと観察してみることにした。 いつも目が覚めたらコイツの方がじっと、自分の方を見てたり、それから「かなみぃ・・」って寝言言ってたぞ、とか、目が覚めたら、キスされてたとか、君島のやりたい放題になっていることが多かったから。 それに寝るときだって、いつも自分の方が先に気を失ったりして、まともにコイツを観察したコトなんてなかったから。 やっぱ、カレシを観察するのは、必要でしょ? 「オレは、やっぱ理想のタイプに妥協は許したくねーし!」 意味不明な宣言を心の中で高らかにあげる。 君島はぁ……いつもはバカでお調子者で、3枚目で、オヤジ系でエッチで、…あれ…っ?イイトコ…でもでも!! オレがこーんなに好きなんだから、きっとすっげーカッコいいはずだから、君島は!! じゃなきゃ、なんで自分がこんなにコイツのこと好きなのか、わかんねーじゃん!! 点数をつけてみなきゃな! 俄然楽しくなってくる。 カズマは、楽しい遊びを見つけたように、にししっと笑って、自分をだきぐるみとほとんど勘違いしているエロ君島に向き合う。 まずは、顔。 そんなに悪くないワケじゃない…鼻、普通の高さ。鼻筋・・普通…目、ちょっとタレ目。まつげ…みたまんま……まゆげ…手入れしてないからちょっとマイナス…でもでも、そういうところが男らしいってか…。 うわ、普通…?顔からいくと、やっぱあのほとんどストーカー?な劉鳳とか、あのタマ使いの方がずっとカッコイイよな…っ。特にあの、劉鳳は確かにカッコイイ…あの顔でずずいっと「カズマ…」なんて攻められたら……って、ぎゃぁぁぁぁっっっ。何考えてる、オレ!! じたばた出来ないから、顔だけが紅くなったり青くなったり。 信号機か、オレ? で、最初に戻そう、君島の顔。総合して…平凡…殺。 おいおい、何ソレ…でも、自分を見つめてくる顔はすっげーカッコイイ、カッコイイよ…でも口を開くと、エロじじいだけど…… もう、顔はいいや、人間顔じゃないしな。 次に、髪。硬い上に、どうやったらこんな髪型になるんだろうってくらいに、重力に逆らっている髪。まぁ、自分もアルターを使うとこうなっちゃうから、人のことは言えないんだけれど。 試しに、ぽすぽすとなんとか腕を伸ばして君島の髪に触れる… 「ぬぬぬ…やっぱり柔らかくねーの…」 でも…特にムースをつけてる姿って見たことないんだけれどなぁ…なんでこんなに硬いのかなぁ…でも、自分的にはサラサラヘアもいいよなぁ… オレ、猫っ毛でくせっげでふわふわ系だから、サラサラにも憧れる…やっぱ、劉鳳とかぁ…って、だからなんで、アイツなんだよぅ!! ぱっぱっとあの顔を頭の中から追い払う。 次、次いってみよー。 オレをぎゅって抱きしめてる腕、君島の腕。 回されているむき出しの君島の腕をじっと見つめてみる。 …あ、あんまりじっとみたことなかったけれど…結構実はしっかり筋肉ついてんじゃん… 自分のソレと見比べてみる。 自分は強いって思うし、武器は腕。 だけど、アルターが、武器だし…よく考えてみたら。 腕とアルターは一体だけれど、でも、少し違う。 ほそっこい、自分の腕。そーいや、君島がオレを押し倒すとき、腕を完全に君島の指で回されてた気がする。 『折れそー』って、愛しげに言ってくれた君島の言葉を思い出す。 それから、またしても昨晩押し倒された記憶がふわわわんっと蘇って、またしても顔が止まれ、信号だ。 腕は、いい感じ? で、手の平、指。 案外しっかりした指。太くて、日に焼けていて、ハンドル裁きも最高なわけで。でも、すっげー悪戯する。オレは、いつもこの指で……って、きゃぁぁぁっっと再び脳内絶叫だ。エッチすぎる、指なんて嫌い嫌い!! もっと、こう、なんていうの?優しく、撫でてくれる指…とかさ。 いや、もちろん優しいんだけど…でも、その後に必ずエッチが… 大人な指がいいわけなんだよーーー、とどんどん思考回路が潰れていく。 それからぽんっと、昔自分の頭を撫でてくれた男の手の平を思い出す。 5つほど年上の男の手が、自分にはとても広くて優しくて、嬉しかった。 確か、小さいとき、よくトラウマで自己中毒を自分は起こしていた。その時に必ずついてくるのが、背中の軋むような痛みと、腹痛で。 イタイヨって、まるまっていたら、あの男が、オナカとセナカをさすさすしてくれて、すごく気持ちよくて…はにゃっとなってて…… 好きな、手の平。 好きな、指…… 「って、おいーー、違うだろ…自分!!」 浸りそうになっていた自分に慌てて喝を入れる。 小さい自分と大きい、あの人。ぎゅって抱きしめられたら、もう、すっぽりで…安心できる、おとーさん、みたいな……って、君島より…? がくぅんっと首が下がる。 はぁ…次、次…… 「身長…タブーだよな、コレは……」 一pほど小さいし…君島の方が… 劉鳳は5pくらい高いんだよね、しかもブーツはいてるから。キスされそうになると、いい感じ…じゃねーよ…… 他に他に、とぐるぐる。 目をきゅっと閉じて、ぱっと開いて。 目の前にある、胸板。 しっかり、がっちり、実はしている君島の胸板、体つき。 自分の細い、体とは結構体格が違っている。 どれだけ食べても胸板は厚くならないし、腰もがっちりならない。 『カズマ君は腰が細くて、しかもお尻は綺麗に張ってて、オレ好きだよー』 なんて笑って抱きしめてくる、アイツを思い浮かべて、はははっと笑いを漏らす。なんだかなぁ…それって、結構オトコノコとしてはつらいんだけど。 でも、ま、君島が好きっていうなら、それでいいやって思う。 しかし、胸板の厚さからいうと、…劉鳳はすごかったよな。もりあがってるんだもんなー。オレの貧弱な胸板の…うーん……二倍はあるんじゃねーの? ……っていうか、イヤ、オレが体格的にダメダメなのかなぁ… ちょっと、自己嫌悪。 自分より、1pとはいえ小さい君島に押し倒されているって…すでにどうよ?って感じだよな……はぁ。 ってーか、落ち込んでても仕方ないし、さっきの続き。 結果発表… ―……なんか、イイトコあんま、ねーじゃん…… なんですと!?な結果だ。 他の男にオレの思考、取られてんじゃねーよ!君島の根性ナシ!! と、それはちょっと殺生じゃないかと思われるような発言を心の中で繰り出す。なんで、カレシの格好いいところを探すために、こんなに1人ツッコミとフォローをしないといけないんだ…?と理不尽な気持ちに駆られてしまうけれど、はっきり言って自分の方がちょっと間違っていることは、カズマは気付かない。 平和そうに眠る君島の顔を見ながら、少しごちる。 「…オレの、カレシ…なのに……」 そう呟いた瞬間、ぶぶぶっと耐えに耐えた末に耐えきれず漏らしたという笑い声が突然わって降ってきて、カズマはびっくりしてその声の聞こえる方に視線を遣る。 すると面白いモノを見るかのようにして、目尻の端に涙まで浮かべて笑いをこらえている君島の姿があった。 「なーに、1人で百面相してるわけ?」 からかうような声に、カズマはこの意地悪なカレシがずっと起きていたコトに気付く。 くぅぅぅっ、ムカツク!!…そう思って、カズマはぷぅっと頬を膨らませてそのまま腕の中で視線を逸らしてやる。 しかし、所詮自分は君島の腕の中。カゴの中の鳥。 「かーずまクンってば、何拗ねてンの?」 可愛いなぁ…としみじみ呟く君島の声にむぅぅっと気分は急降下だ。 なんて意地悪な声してやんの!! 激、バリ、ちょー、マックス、ムカツク! マイナスマイナスマイナーーーーーーーースっっっっ! 一気に、点数はマイナス無限大だ。 せっかく今までフォローしまくって、なんとか赤点ギリギリ40点はキープさせていたというのに!それはそれで自分のカレシのクセにひどいだろう、と思わなくもないけれど、自分のカレシには辛くなってしまうのが、今時の彼女・・?ってもんだ。 それでも40点はあげていたのに、その努力を一気にぶっ潰していってくれる君島の意地悪モード。 ぶすぅっと膨れてしまった自分に、でも君島の笑い声は止むことはなくて、でもどことなく、抱きしめられていた腕に込められる力がちょっと強くなっている気がして。 「はーい、お姫様、機嫌ナオしてー」 君島に顔を見られたくなかったから、布団の中にそれを埋めていたけれど、それを強引にくいっと、君島の腕がカズマの体ごと引き寄せてく。 そのまま視線がばちっと合う。 崩れまくっている顔を見て、カズマは、ベェーーーーーーっと舌を出す。 「ばか、キミシマ!」 って、思いっきり言ってやったら、その唇をキミシマのソレでふさがれてしまう。急のことでちょっとびっくりして固まってしまった。 あったかいキミシマの唇が、優しく自分の頬にもキスを落としていく。 「キミシマ…?」 じっと、見つめられて。 ぐっと、抱きしめられて。 「カズマ、スキダヨ」 囁かれて。 キスして。 触れられて。 それで。 あ、今…ぞくってきた。 心臓が、ドキンって大きく鳴った。 頬がぽぉって紅くなってきた。 体が熱くなってきた。 オレ、なんか分かったかも。 好きなトコ。 キミシマの。 唇も腕も、手の平も。 そんなのひっくるめて、そんな小さいコトじゃなくて。 自分を見つめてくるヒトミが。 自分を抱きしめてくれる、腕が。 囁いてくれる声が。 優しくて格好良くて。 真実で、本当で、ウソがなくて、まっすぐで。 「アイシテルヨ」 確信犯的に、そうゆっくり耳に囁くキミシマの声が、体中に浸透する感じ。 何だよー、結局オレってすっげーキミシマにラブラブなワケ? なされるがままに、組み敷かれて、キスに答えて。 キミシマが好きな、オレの声、聞かせてあげて。 幸せ、だからいいか…って思えてしまう自分がなんか、ちょっと幸せ。 だけど。 簡単じゃないのは、自分のプライドで。 「オレのこと、好き?」 そうワザと聞いてやる。 そしたら、キミシマは少し目を見開いて、あたりまえだろって笑って言う。 「何番目に…好き?」 ちょっと意地悪に聞いてみる。コレの答え方によっては、もうキスなんてさせてやんない。 最後の最後の、テストだ。 君島の瞳にすっと真剣な色が灯る。いつもこんな瞳をしていたら、カッコイイのに・・て思ってしまうような、鋭くて、男らしくて。 「バカか、カズマ」 軽い衝撃がカズマの頭にこちんっと当たる。 君島の拳だと分かるのに少し時間がかかって、分かってから、カズマはちょっとむぅっとする。イタイと言おうと口を開こうとしたカズマの前に。 君島の低くて、強い声が場を制する。 「知ってンだろ?オレ、ちょー不器用ナンだよ」 少しつっけんどんで、でも反論できないくらいの強い声が後を続ける。 「一番目も二番目もねぇよ。 オマエしか、優しくアイシテやれねーの」 その言葉が、凄く嬉しくて。 劉鳳とか、クーガーとか、玉遣いとか、そんなのもう、きれいさっぱり頭から直球空振り三振だ。 やっぱり、格好良くて、好きで、大好きで。 にっこりにっこりと、カズマは君島に笑いかける。 「じゃ、オレも、君島だけでイイ!」 ぎゅって君島の首に抱きつく。 あったかくて優しくて、本当に自分だけを見てくれていて、分かってくれていて。 そんな突然子供返りしているカズマに、君島が、こんな手を焼く可愛い仔猫ちゃん以外に2番目なんて作れるワケねーじゃん…と心の中で嘆息していたことに、カズマはやっぱり仔猫ちゃんなので知る由もなかったというのは、まぁ、愛嬌と言うことで。 君島の好きなところは何処? こんな簡単なことで、もっともっと君島のことが好きになれちゃってるんだから、なんだか恋は盲目って、ホントなのかもって思う。 「アイシテル」って言葉にウソがないから。 優しく抱きしめてくれる腕も、声も、唇も、すごく、みんなカッコイイ。 プラス無限大。 だけど…さっき、マイナス無限大ってしちゃったから。 これだと、プラスマイナス0になっちゃう?? だから。 カズマはゆっくり覆い被さっていた君島の体を腕でちょっと押し上げて。 そんなカズマの行動に少し首を傾げた君島に向かって、思いっきり、カワイク、ココロを込めて、笑顔を向けた。 「プラス 無限大x2!!」 差し引き、プラス無限大。 訳の分からない突然のカズマの言葉に目を見開いている君島に、カズマは自分からちゅっとキスしてあげた。 カッコイイトコ、無限大。 好きって気持ちも、無限大。 自分だけの、「好きなトコ」見つけたい。 自分だけが、知ってる「好きなトコ」、格好いいところ。 それを見れるのが、コイビトってものの特権じゃない? まだまだ、君島のイイトコロ見つけだせてない。 ずっとずっと、君島は自分を愛してくれて、恋してくれて、守ってくれていて。 でも、それに甘えてばかりってダメなんですよね。 だって、君島は、オレのカレシなんだから。 一方的な求愛者じゃなくて、ソウシソウアイ。 恋から、アイなんだから。 だからずっと傍にいて、君島のこと見ていたいって思う。 ずっと、傍にいて欲しいね、って思う。 違うか…ずっと傍にいて!って感じ? きっと色んなトコを見て、「あ、いいな」って思ってみたり、「あ、ココはダメ」とかも思って。いっぱい考えて、感じて、でも、ずっと見てる。 恋は盲目。 格好いいところしか見えない、のはもう終わり。 これからは、ありのまんまのあの人を、ホントに好きだなって思えるようになりたいから。 プラスして、マイナスして、でも結局は「好きなものは好き」ってコトで、プラス無限大になっちゃうんだから。 変な計算。 でも、そういうのが楽しいんじゃない? そう思って、君島をじっと見つめる。 「かーずまクン、もっと傍においで★」 そんな甘い視線に気付いたのか、君島はもう、溶けきったアイスのような顔で自分を誘ってくる。 でも、やっぱり甘いだけじゃないのが、恋で愛。 カズマはにっこり、怖いくらいに静かに笑って。 「調子にのってンな、このエロおやじ!」 ぼすっと、カズマの蹴りが君島の朝から元気なオトコノコに命中したのだった。 END |
| COMMENT:題名を考えるのがとっても下手なるりさん・・・よく似た題を以前に付けていることに、今気付きました、なんてこったい。無限大シリーズ第二弾(死) めちゃくちゃ久しぶりに君カズ小説書きました。なんだか、とってもカズくんが女子高生のようになっています。なんだかセーラー服にルーズソックスをはいているような気がします・・・しかも、めちゃくちゃカズくん、君島のこと好きだし・・・いいな、君島・・・(涙) 本編では君島は滅してしまわれましたが、カズ君のココロにはいつも君島がいるようです♪しかも、どうもCDドラマでは君島とカズマのトラックがあるとか♪いやん、腐女子向け!? |