鳥海山
山行日:2009年8月3日
地域:山形県・秋田県 標高:2,236m
コース:象潟コース
鉾立―ー賽の河原―ー御浜小屋―ー七五三掛―ー山頂(御室)―-新山山頂
昨日ガスで視界のない鳥海ブルーラインを上がってきた。鉾立山荘に着いたときは小雨がシブシブと降っていて寒い。大駐車場には、こんな天候にもかかわらず沢山の大きなバスやマイカーが停まっていた。鉾立山荘は思いのほかキレイで感じが良い。ガスや鍋、やかんなどが使えて1グループ¥100なので、コンロは持ってきていたのですがお借りすることにしました。綺麗な毛布も¥50でした。 明け方の激しい雨に、4時になり5時をを過ぎても山荘の中は静かだった。誰も起きようとしない出発を見合わせているようです。6時頃ほとんど雨も上がったようなので雨具で身を固め出発します。 登山口からしばらくは舗装された道を行きます。展望台を過ぎ階段の道が長いです。ときどき薄日が差すようになってきました。賽の河原を過ぎ、御浜神社の近くになると、ハクサンシャジンやクルマユリなどのお花が、水滴をいっぱい付けて重たそうにしています。視界がないからなおさら足元を明るくしてくれるお花は嬉しい。時々陽も差したりしますが、鳥海湖は白いガスに覆われています。 鉾立登山口 御浜小屋でには沢山の人が休憩をしていました。 やはり100名山で人気の山なのでしょうか、遠方からの方が多いいようです。 扇子森、御田ケ原と緩やかなお花畑の中を行きます。 御浜神社の鳥居→ ヨツバシオガマ、ハクサンイチゲ、ウサギギク、ハクサンシャジン、アオノツガザクラ、トウゲブキ、チングルマ、ミヤマキンバイなどが群生していて飽きることがないです。 私の好きな花、ハクサンイチゲが瑞々しくとても綺麗です。 千蛇谷の雪渓を渡って行きます。新山がガスの中に見え隠れしています。 御室小屋の奥に鳥海山大物忌神社(おおものいみじんじゃ)御本社,鳥居をくぐって溶岩ドームの新山へ登っていきます。 ペンキマークがあるのでゆっくり落ち着いていけば大丈夫。でも右の写真、この間を5.6m近くを真っ直ぐに下りるのです。見たときはエッと思いましたが、だいじょうぶ滑りません。 新山(2、236m)の山頂 チョウカイフスマ 以前から来たいと思っていた山なので、山頂に着いたときはやはり嬉しかった。ようやく来れたという思いです。でもゆっくりしていられません。下からガスが上がって来ています。溶岩ドームの中の道、ガスに巻かれたら迷いそうです。御室小屋まで下りてからランチにしましょう。小屋まで下りたら青空で暑いくらいです。新山には登らずここまでの人とかで賑わっていました。 同じ道を帰ります。千蛇谷から七五三掛(しめかけ)へ。・扇子森から御浜小屋へ。 ようやく鳥海湖が見えました。キツイ登りを扇子森へ、登りきってしばらくすると御田ケ原が広がります。お花畑の中に鳥海湖はありました。奥に見えるのは鍋森と月山森たおやかな風景に、出来ることなら座ってゆっくりと眺めていたいそんな思いでした。 登山口7:55分〜下山16:43、歩行時間約9時間40分。雨も上がり沢山のお花に出会えて感激です。良い山行ができました。 |