大峰鉄山〜弥山縦走

山行日:5月15日
天候:晴れ
メンバー:奈良山友会9名
標高:鉄山(1,562m) 修復山(1,846m) 弥山(1,895m)

コースタイム
大川口(登山口)8:35――鉄山山頂10:30――修覆山12:10=昼食=12:40-- 弥山13:15――トンネル西口15:30



手前が鉄山奥に大普賢岳と行者還岳

鉄山は以前から行ってみたい山でした。去年も計画してくれたのですが、雨で中止になり、今年こそはの願い叶って爽やかな好天で、美しい緑とシャクナゲの花に大満足の山行となりました。

             行者還岳
               

               川迫ダム
                
大川口に車を駐車して橋を渡った所に登山口はあります。いきなり急登と云うのはよくありますが、登山口からの一歩が、前に出すのでなく上に上げる…から始まります。人があまり入っていないからか、地面はやわらかく崩れやすい。気をつけて足を置かないと石がゴロゴロと落ちる。木の根やあたりにある木の枝をつかんで身体を引っ張り上げる。登りはなんとか登れますが下りが気になります。この急斜面がしばらく続きます。

急登にあえぎあえぎ登っていると、後の方から円ちゃんが「行者還岳が左側に見えてきたやろ…、」と教えてくれる。木の間越しに頭を右に傾けた行者還岳が見えてきた。急斜面も少し和らいだ頃淡いピンク色をしたシャクナゲに出会う。シャクナゲのトンネルに混じって小ぶりのシロヤシオが咲いています。
日の当たらない場所では風が冷たく寒い。崩れそうな岩場と急な下りを繰り返しながら進み、最後の急坂を登りきると鉄山山頂です。10:30分、9名が座るほどの広さもない山頂で、Lが説明してくれる山「大日岳、稲村ケ岳、大普賢岳」を眺め記念写真を撮ります。山頂の標識の下に「弥山まで2:30分」と書いてあった。
まだ10:30分、ここまでの急登を下りるのかと思ったら、お天気は良いしいっそ弥山まで行きたいと思った。

              鉄山山頂

        山頂から大日岳、稲村方面
修覆山へは鉄山から急な下りを木の枝を掴みながら下ります。このあたりはシャクナゲの木は沢山ありますが
蕾みも固く着いていない木もあます。Lが後から走ってきて「ヨシと言うまで振り向かないで…!」と言ってフウフウ言いながら前へ走って上がります。Lが振り向いて良いといってくれた場所は、広い草原になっていて通称「○ちゃん平」。今登ってきた鉄山を前に、大普賢岳、行者還岳が行儀よく並んで大パノラマです。これまでの疲れを忘れさせてくれる素晴らしい展望でした。

               ミヤマカタバミ

      倒木の中を歩いてきて前に弥山
草原から修覆山へはガスッたら迷いそうな所です。道らしい道はなくまばらなテープを探しながら倒木をまたいだり、木の枝をかきわけたりの難路です。ようやく着いた修覆山はルート上にあって標識もないので通過してしまいそうな山頂です。山頂から平らな所に降りて昼食を取り弥山に}向かいます。予定では修覆山からピストンになっていましたが、Lの判断で弥山から行者還トンネル西口へ下りることにします。「良かった〜〜!」あの道は戻りたくないと思っていたのです。
ここからがまた一難ですが、これまでの事を思えばあっという間です。立ち枯れの林立する中、枝を除けながら潜ったり倒木を跨いだりして歩き、13:15分弥山に思ったより早く着きました。国見八方覗で休憩をして1週間ほど前に奥駈縦走で歩いた道をトンネル西口へ下ります。
下山道は新緑の林に、バイケソウやミヤマカタバミが群生していて気持ちの良い道です。弁天の森で休憩をしてしばらく歩き、右側の沢筋を通ってトンネル西口へ15:30分着です。

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