高見山北尾根(台高)

山行日:4/15日 天候:晴れ
メンバー 15名

コース;林道終点8:30―−西杉峠9:07―ー高山9:36―ー黒石山10:00―ー小天狗
―ー天狗山11:20--三峰山分岐11:30―ー高見山12:57―ーたかすみ温泉15:00

 春の「高見山」と初めての北尾根ルートに、期待を膨らませながら家を出ます。八木駅のホームは私達のメンバーや、同じようにザックを背負った人たちで賑わっていた。集合場所の桜井駅から3台の車に分乗して、ハラハラと桜の散りゆく街中を走り、Lの待つ東吉野村滝野へと向う。滝野にはLが私達の到着を待っていた。「投石の滝」を見物してから林道の奥まで車で入ってもらい、車を下山口の「たかすみの湯」へデポしに行ってくれている間に準備をします。

 8:30分スギやヒノキの植林の中をしばらく登ります。先頭を行くOさんは朝からパワー全開で早い。私は歩き始めて1時間くらいは身体が重くゆっくり歩きたいほうなのでつい「早い〜〜!」と言ってしまう。今までは無理してでも合わせて歩いていたのに…。 これも今日のLの山行はいつも楽しいので緊張の糸が切れてしまったのでしょう。


 西杉峠は背の高い笹に覆われていて、立ち止まることもできないような所に、石に囲われた石仏がありました。崩れそうな土が盛り上がった所に交代で上がり、北西の山並み音羽三山方面を眺めます。


西杉峠から南方向へ笹の中をしばらく登ります。893mのピークを過ぎ左側の木々の間からは鎧岳、兜岳、古光山など曽爾、室生の山が見えます。


   西杉峠にある石仏
 
「高山」で少し休憩をとります。歩いているときはそうでもないのに立ち止まると、風があって寒い。「シャツを1枚着ようかどうしよう。早く歩きたいな。」と迷っているとフルーツやお菓子が回ってきた。ザックに入っているのは小さいパンが2個と非常食だけ。家を出るとき途中でオニギリを買おうと思いながら忘れてしまった。ごちそうさまです。助かりました

 
       黒石山から見る高見山                         曽爾、室生方面の山並み

  黒石山915,4mで集合写真を撮った。カメラが2台でどっちを向いたらいいの?
ときどき冷たい風の当たるところもありますが、ここは暖かくて気持いい。これから行く高見山が大きく見えています。でもまだまだ遠い。Lが山を眺めながら、大普賢岳が見えると教えてくれましたが私にはさっぱり分からなかった。

           
                           ブナ林の尾根
          
                            リョウブの尾根

  リョウブやブナ林、こんなに気持の良い道だから、皆さん大はしゃぎです。 新緑の芽吹きの頃とかもちろん紅葉の季
節もいいでしょうね。落ち葉の堆積した快適な道を、アップダウンを繰り返しながら船峰(小天狗)938m天狗岩、天狗山993m(桃俣分岐)と進む。
         
      
バイカオウレン                      左に尾根を伸ばした高見山
 
差杉峠への登りで白いショウジョウバカマを見かけただけだったので、見ごろには遅いバイカオウレンだったがやはりカメラを向けてしまう。


            
                  アセビの花と山並みを眺めながらのランチタイムです

 いつもながら朝が早いので、そろそろお腹も空いてきています。Lは山頂でと思っていたでしょうに、桃俣への分岐を過ぎ三峰への分岐の手前に、アセビの花が咲いていて曽爾、室生方面の展望が素晴らしいランチタイムには絶好の場所があったのでここでお昼にしようとせがんだ。
   
      三峰山への分岐奥に三峰山                       高見山が形よく見えてきた
 三峰山への分岐で誰かが縦走の話をしていた。春山は見通しがいい、緑に包まれる頃歩いてみたい…。
      
         左に大きく崩落している                歩いてきた尾根を振り返ってみる
  左側に大きく崩落している所があった。今日はお天気もいいから怖さはないですが、雪だったり雨だったり風が吹いていたらちょっと恐怖です。山頂の祠も見えてきた。振り返ってみると歩いてきた尾根がきれいに見えています。
               
                          山頂は目の前、祠が見えてきました  
 山頂は暖かくて静かでした。歩いてきた北尾根から平野の民家まで、よく見える。雪の高見山しか知らない私には別の山のような気がして感激でした。ゆっくりと展望を楽しみ平野へ下ります。気負いもなく素晴らしいルートで、春山を満喫した1日でした。
       

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