神仙平〜七面山

東峰1,624m  西峰1,616m
■山行日:11月13日 天候:晴れ メンバー:山友会16名■

コース
カラハッソウ谷林道9:15―−神仙平10:45―−舟ノタワ11:36〜12:15―−七面東峰13:35―−西峰13:50―−登山口15:12
 今日は楽しみにしていた「七面山」。いつもは登山口から七面尾ルートで西峰へ出るピストンですが今日は神仙平から、奥駆道の舟ノタワに出るルートで登ります

 朝、家を出るとき東の空が赤く染まり、雲ひとつない快晴を思わせる天気に、ワクワクと心弾みます。メンバー16名が5台の車に分乗し、それぞれの駅から大塔道の駅に集合して登山口に向かいます。途中、雲海のきれいな所があり、Lは先を急ぎたかったようですが、許可もなく勝手に車を止めて眺めることに。でも、めったに見れない紅葉と雲海が美しい。朝一番の感動でした。

 大塔村役場を左にとり、舟ノ川を右に見ながら篠原へ。山肌に建てられた篠原の集落を左に見ます。林道篠原線は道は狭く、クネクネとして、石がゴロゴロ、崩れかかった部分ありで、運転の方は大変だなと思うと、乗せてもらっている私たちもお尻が浮き、肩に力が入ります。石ころを巻き上げてカチンと音がすればヒヤヒヤでした。「車だいじょうぶかしら?」、そんな中でも七面谷の澄んだ水と紅葉が、朝日にキラキラと美しい。「綺麗ね、綺麗だ、いいなあ〜、」の声が出てしまいます。バヤリスさんごめんなさい。運転大変だったのにね。

          ここから歩き始めます

           涸れ沢を登る
 車1台を下山口に置いて、4台の車で下山口のさらに奥15分くらい走り、カラハッソウ林道まで入ります。ここで身支度を整えて登山開始です。久し振りに大勢の山仲間と賑やかで楽しい。思い思いに涸れた沢の中を歩きます。
1時間くらいで神仙平らへの登りに掛かります。樹林を出てシダの茂る急斜面の登りがキツイ。下の方から休憩の催促が出ます。「もう少しだから頑張って!」と先頭を行く元気組から。フウフウ言いながら30分くらい登ると神仙平です。そこは草原場に広く開けていました。登ってきた南東方面の展望が大パノラマです。素晴らしい。大峰の奥懐にまるで別天地、これも好天だから、ガスッていたら掴みどころのない怖い所。
すぐ前にこれから行く七面山」が見えています。柿やらお菓子を頂いて、ゆっくりと休憩をしてこれからの急登に備えます。

              神仙平からの展望

        急斜面を舟ノタワへ

          神仙平から七面山
 神仙平から舟ノタワへは、道のない急斜面をLの感で方向を定め、足元の隠れている石に気をつけながら、四つんばい状態で登ります。神仙平への登りよりキツイではないですか。
ようやく奥掛道に出て、舟ノ峠の展望の良い所でランチタイムです。展望もよし、空気も良い、心地良い疲れでお弁当も美味しい。ここでも柿とお菓子を頂きました。

七面山遥拝石から楊枝の森を通り七面山を目指します。振り返ると弥山、八経ケ岳が大きく迫るように見えます。大峰の奥深い森も木の葉が枯れ落ちて明るく、足元にミヤマシキミの赤い実、苔むしたブナやトウヒの林に秋の柔らかい日差しが差し込んでいます。いいわぁ〜、とても気持ちいい!大峰のこの感じがたまらなく好きです。

           苔むしたブナやトウヒの森

            七面山が見えています

          七面山への尾根から釈迦ケ岳

           七面山(西峰)

  
明星ケ岳と八経ケ岳(楊枝の森への途中から)
 分岐にザックを置いて東峰へ。急登を10分くらい上がると、雑木に囲まれた東峰の山頂です。写真を撮ってすぐ分岐に戻り西峰へ。アケボノ平へは早い日没を考慮し、あの狭いデコボコの林道を明るいうちに脱出しなければならず、今回は見送ります。
西峰から七面尾ルートでヒメザサの茂る急坂を下り、朽ちた倒木、痩せ尾根を通って、ときどき夕陽を受けた紅葉に声をしながら、ほとんど休憩なしで登山口へ。


 人も車も無事に脱出することが出来て、天川村の「くずはの湯」に浸かりながら、良い山行が出来たことを幸せに思う。
計画してくれたL,そして車を運転してくださった方、ほんとうに感謝しています。ありがとうございました。


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