幌尻岳（2052,4ｍ）
山行日：8月5日～6日 天候：晴れ
地域：北海道平取町
コース：1日目 ゲート駐車場―ー取水施設―渡渉ー幌尻山荘
2日目：幌尻山荘―ー命の水―ー幌尻岳頂上―ー命の水―ー幌尻山荘
―渡渉ー取水施設―ーゲート
カールを抱いた幌尻岳山頂
幌尻岳（2052,4ｍ）
山行日：8月5日～6日 天候：晴れ
地域：北海道平取町
コース：1日目 ゲート駐車場―ー取水施設―渡渉ー幌尻山荘
2日目：幌尻山荘―ー命の水―ー幌尻岳頂上―ー命の水―ー幌尻山荘
―渡渉ー取水施設―ーゲート
カールを抱いた幌尻岳山頂
幌尻岳は行きにくい山と、友人からも聞いていたので、チャンスがあれば何をさしおいても行こうと思っていた。他の山へのお誘いとか、家族の心配事もありましたが多少無理をしてでも行っておこうと思ったのです。 8/4日苫小牧東港でフェリーを降り、移動中のガソリンスタンドで見た天気予報では雨だった。雨なんだ～！増水していたら、渡渉出来なかったら…と不安で、落ち込んでいた。 平取町の民宿に着いてから、気さくな女将さんに、明日の天気はどうなんでしょかと聞いた。「明日から天気は良いですよ、昨日見に行ってきたが、水量も多くない」と言ってくれた。よかった！これで一つ不安解消です。雨の心配がなくなり気も楽になった。夕食に平取牛の焼肉を頂きながら、5月の中頃から歩いてずっと旅をしているという、京都から来た若いお坊さんの話を聞きながら、遠く離れたと土地での人とのふれ合い、旅って良いなと思う。  ←林道ゲート この脇に簡易トイレと駐車場があります。 ここから1持間くらい歩いた所にもう一つゲートがあって以前はそこまで車が入れたそうです。 この広い林道、砂利道を2時間、取水施設まで歩く。 行きは渡渉のことばかり心配していたので、さほど思わなかったのですが帰りは長く辛いものでした。 途中で、下山してくる人に水量はどうでしたか？と聞くと「大丈夫膝までだから」と言ってくれた。これで不安の一つ解消。 残るは水の冷たさです。 でも大丈夫と言ってくれた人は背の高い男性。私だったら膝上10㎝以上だわ…エッ～～。
取水施設近くになったとき、後から車が入ってきた。「なんでャ～2時間も歩いているのに車や！」電力会社の方たちでした。すぐに慰霊碑の掃除を始め、私達が写真を撮っていたら、写しましょうと言ってシャッターをきってくれた。気をつけて行ってらっしゃいと声を掛けてくれ、なんか素朴でほのぼのとした気分になったのです。   イワブクロ 始め川に足を入れた時は、水の冷たさが頭にキ～～ンときて、早く渡りきりたいと思いましたが、川幅もあり流れの速さと不安定な足元にササッとはいかず、冷たさをこらえて神経を集中して渡るのです。2，3回渡ると冷たさも渡渉の仕方も少しずつ慣れてきました。渡りやすい所を選んで渡るのですが、川底の石の間にはまったときは股すれすれまで入ったりします。なんとか下着は濡らさずに済みましたがずっと緊張していて押元に気を取られすっかりザックの重さを忘れていました。   命の水から見える カールの稜線を行く  快晴の幌尻岳山頂からは360度の展望でした ここに来るまでの稜線のカールはお花畑です。エゾツツジ、ハクサンチドリ、エゾクワガタ、ミヤマアズマギク、ムカゴトラノオ、イワツメクサ、イワキキョウ、イワブクロ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ウメバチソウなどのお花で、下山時には写真を撮るのに夢中になってしました。日差しと紫外線の強さで、ただ押すだけのデジカメ写真楽しみ…。  山頂から戸蔦別岳方面の眺望   イワキキョウ カールの奥に形のよい戸蔦別岳  幌尻山荘、ここから沢靴に履き替えて帰る人、渡渉して山荘に着いた人で賑わっていました。私達もここで、昼食をたべて沢靴に 履き替えて渡渉をして帰ります。  エゾツツジ 帰りの渡渉は午後ということもあり、それほど水の冷たさを感じず慣れてきて渡渉も楽しいものでした。その後の2時間の林道歩きがとても長く辛く感じられたものです。ともあれお天気に恵まれ予定通りに登れることが出来て感謝です。 |
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取水施設ここから登山道に入る