大船山・平治

  
  山行日:2008年4月21日  天候:晴れ
  地域:大分県九重山群 
  標高: 大船山1786,2m  平治岳1642,8m

コース:法華院温泉―ー北大船山分岐―ー大船山―ー北大船山分岐―ー北大船山―ー大戸越
     ―-平治岳―ー大戸越―ー坊ガツル―ー雨ガ池越―ー長者原

 

段原からみる大船山

大船山は坊ガツルのキャンプ場を通って登山口へ。そこからは段原に出るまで樹林の中を歩く。樹林と言ってもいつも歩いている奈良の山の雰囲気とは少し違います。まだ落葉して葉もなく花もないので樹木の名前は分かりませんが、くねくねしていて背の高いほうではありません。
段原から北大船山へは、ミヤマキリシマの木で埋め尽くされていました。残念ながらまだ蕾も見られませんでした。大きく迫って見える三股山を背に上ると広い段原に出ます。


 大船山頂から由布岳の眺望

大船山頂からは、途中までしか行けなかった「傾山・大崩山」方面、阿蘇、由布岳が眺望でき、昨日歩いた久住・中岳はもちろん360度の展望です。

     大船山から北大船山                大船山から硫黄岳の噴煙と三俣岳

山頂を充分に堪能してから、北大船山を通って平治岳へ向います。
以前にこの道を通ったときは、雨がしばらく降っていないというので、ミヤマキリシマが枯れかかっていましたが大丈夫だったようです。よく見ると花芽が着いているようです。


平治岳 1642,8m


中岳の山頂から左が平治岳、右に大船山

まだまだミヤマキリシマには早く、以前に登ったときのことを思うと(埃まむしの激下り)で、あれは登る山ではなく見る山なのだと思っていたのです。分岐で休憩して待っていようと思いましたが、しばらく休むとやっぱり登ろうと皆の後を追う。

 
   平治岳山頂から涌蓋山の眺望                       アセビ  

平治岳の山頂からは、久重山群の西の端にある湧蓋山が奇麗な姿で見えました。
ここを下山したら、坊ガツルから雨ガ池を通って九州自然歩道を長者原まで戻り、別府港からフェリーで帰ります。

        ???         キスミレ        ハルトラノオ

今回の山行で見かけた花です。


ツクシアケボノツツジ
                                               
今回の九州の山旅では、大崩山と傾山が初めてだった。できれば登りたいと思ってましたが、出発前からの予報どうり天気が悪かった。船で別府港に入ったその日に、傾山へ行きましたが、ガスで視界がなくルートも分かりにくい状態でした。東傾山まで行きましたが、寒くて視界もなく移動もあるので、下りることにしました。

大崩への移動は大変でした。くねくねとした山道で、途中ガスで前方5m先が見えないところもあり、宿の「大崩茶屋」へ着いた時は夕闇が迫っていました。翌日、雨は止んでいましたが、2,3日前から降ったという雨で祝子川が増水して渡渉できないという。宿の奥さんが増水の状況を見に行くというので、私達も行けるところまで行ってみようという事になった。

涌塚分岐点まで行き、祝子川の急流を見て納得して引き返したのです。


祝子川の渡渉地点、川の三分の一くらいに橋が架かっていた。

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