久住山・稲星山・中岳

山行日:2008年4月20日
山域:大分県九重山郡
 天候:晴れ
標高:久住山1786.5m 稲星山1774m 中岳1791m

コース 長者原くじゅう登山口―ーすがもり越―ー北千里浜―ー久住分かれ―ー久住山頂
―ー稲星山―ー中岳―ー法華院温泉

 
 昨夜は、長者原にある国民宿舎「コスモス荘」に宿泊。九州大の学生さん達が私達が着くと同時に大きな観光バスでやってきた。食事のときの賑やかさ(華やかさ?)に圧倒された感じです。
翌朝は快晴でした。長者原の駐車場に車を置いて、ゆっくりと歩き始めます。20分くらい行くと車が駐車してありました。ここまで車で入れるんです。快晴の空に小鳥のさえずり、爽やかですが日差しがきつい。

 このあたりで標高1000mくらいあるのでしょう、背の高い木は見当たらず緑には早いようで、アセビなどの小潅木が茂っています。しばらく登山道を歩いてから林道と合流する。この先からは大きな岩やガレた道をずっと行く。日差しを全身に受けて歩きますが、意外と爽やかで汗も出ません。

   
          すがもり越から見る三俣山                     すがもり越から正面に大船山

 北千里浜を通って久住分かれに上ります。振り返れば三俣山や硫黄岳の噴煙が迫って来るように見える。前を行く3人は野球の話に盛り上がって足が進まないようです。それでもだんだんと久住山は近づいてきます。


             北千里浜を行く                                久住分れから三俣山
 久住分れで休憩をして山頂へ向う。火山特有というか草木も無いような荒涼とした風景の中を行きます。やはり、ここは人気の山で入りやすいのでしょうか、山頂近くになると登山者で賑わっていた。

 
        久住分れから久住山頂(
1786,5m)を見る                久住山頂から稲星山・中岳・大船山

 山頂で、阿蘇方面を眺めながら作って頂いたお弁当をたべる。国民宿舎(コスモス荘)の食事は以外と見た目おしゃれな料理で、お弁当のご飯や貝柱と海老のフライも美味しかった。いつも山旅の宿泊は、キャンプ場やロッジ、良くてYHなので、私はご馳走に思えたのです。

  
         稲星山頂(
1,774m)から中岳右方面を見る                             中岳(1,791m

 稲星山・中岳へは裸の山がそのまま見えるから、道に迷うことはない。稲星山へは風が強く少し冷たかった。東の方に由布岳が見える。山頂で写真を撮ってすぐに中岳へ向おうとしたら、6,7人のグループが登って来て賑やかに「初めての集合写真だ」とかいって並んだ。ザックを背負って歩き出そうとしているのに、あたりまえのように「すみません」の一言もなく「シャッターを押して!」と言った。LのMさんは気分を悪くしたようですが、心優しいPさんはシャッターを押してあげた。

              
中岳山頂から、遠くに由布岳、あした登る「大船山と平治岳」が手にとるように美しく見えます。3年前に来たときは、平治岳の端正な姿ががミヤマキリシマでピンクに染まり存在感をアピールしているようだった。今日は法華院温泉まで下りるだけなので、山頂で地元の方たちと山の話に興じ快晴の山頂を充分楽しんだ。

    
             中岳山頂から実見る御池                            法華院温泉

 中岳からの下りは、ガレた急斜面を避けて、天狗ケ城方面へ道をとり御池の淵を通って法華院温泉のある坊ガツルへ下ります。
山荘の中庭で、中岳の山頂で地元の方が言っていた「でも良いこともあるよ!ビールが安い。」そのビールを飲みながら、長かったようであっという間に過ぎた九州の山旅を振り返って話が弾む。

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