塩見岳〜蝙蝠岳(南アルプス)
鳥倉林道―ー三伏峠小屋―ー烏帽子岳―ー塩見岳―ー蝙蝠岳
2006年8/19〜22日 天候:晴れ時々」曇り
8月19日(土) 近鉄筒井駅から鳥倉林道ゲートまで帆高さんに車で送っていただきました。伊那大島駅を少し過ぎたところから鳥倉林道に入り、いっきに高度を上げていく。くねくねした林道は以外と整備されていて助かります。ゲートから豊口コース登山口(標高が1630m)までの30分は、日差しが強く時間帯もPM1時頃とあってとても暑かった。 Lの配慮でザックを持っていただき、ゆっくりと上向き加減に歩いていたら気分も良くなってきました。 一時はどうなるかと思いましたが、早く回復して迷惑を掛けずに済みましたのでホットしました。 と言ってもFさんには大変お世話になりました。細かい心使いありがとうございました 登山口 予定していたPM4:30分に三伏小屋に着いたら、5時から夕食です。けっこう慌ただしかったですが、夕食後はゆっくりとできて、小さい布団ですが一人づつ寝ることができました。 「えっ…」と思ったことは、3時過ぎにはほとんどの人が起きてガサガサするではありませんか。2,3人だったら「早いので静かにしていただけますか」と言えるのですが、寝ているのは私達5人だけ。 目が覚めたので外に出た。冷気に身がしまり、見上げると星が降るようにキラキラ輝いている。夢が膨らんでくるようなファンタスティックな気分になります。 ![]() ![]() クモマミミナグサ オヤマリンドウ コースタイム 豊口コース登山口13:30―−塩川小屋分岐16:01―−三伏峠小屋16:30 |
朝の三伏小屋から塩見岳
8月20日(日) 今日は塩見小屋までです。4時間足らずで着いてしまいそうなので、お花畑もあって展望も良いというので烏帽子岳(2726m)へ行くことにしました。小屋から往復1時間半、ザックを小屋に置いて行きます。 マツムシソウのお花畑をとおり、ダケカンバの林を抜けると富士山が見えてきます、何処から見てもすぐに分かる美しい姿です。。 ![]() このまま行きたいような緑の美しい稜線でした。 中央アルプスも眺望できます。 早朝の山頂で素晴らしい展望をゆっくり楽しんで塩見小屋に向います。 三伏山からは、山名板に書いてあるように北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳を少し雲が掛かっていましたが、眺望することができました。 一日目はしんどいが、稜線歩きはいいですよね!と言いながら帽子にさらに日除けを着けて歩きましたが、じきに樹林に入っていきます。 黄色いマルバタケブキの群落にピンクのトモエシオガマ、エゾシオガマにハクサンフウロまだまだ花はたくさん咲いていました。 本谷山からはカラマツなどの樹林の中を歩き、30分くらい急登を上がると塩見小屋に着きました。 本谷山(2657,9m)と後ろは塩見岳(右の写真) 小屋はせまくて暗く、飲食できない状態なので 外で時々見え隠れする塩見岳(3046,9m)を眺めながら昼食を摂ります。 ![]() トモエシオガマ 塩見小屋と塩見岳(左側とガスの中) |
烏帽子岳山頂から塩見岳
小河内岳への稜線と右が小河内岳
8月21日(月) 4時半からの朝食を4時からにしていただき、明るくなるのを待って出発します。曇っていて視界もないのでモクモクと歩く。登りになるとすぐに暑くなり男性は半そでのTシャツです。天狗岩をまいて上がった頃には晴れてきて、緑の懐深いアルプスの山並みが目の前に現れました。感激の一瞬です。 塩見岳の西峯、東峰への稜線歩きは墨絵の中にいるようでした。 北俣岳(2920m)を過ぎて、ガレの広い稜線から蝙蝠岳への尾根が伸びています。 このあたりから見る塩見岳(3046,9m)は威風堂々としていて改めて感動しました。 蝙蝠岳に着いたときはガスが掛かっていて視界がなく、記念写真を撮って山頂を後にします。 天狗岩を上がった所 蝙蝠岳山頂(2864,7m)からすぐに樹林帯に入り、延々と5時間余りを視界のない樹林の中の下山となります。 始めの1時間くらいは苔むした雰囲気やシラビソの林に感激していましたが余りにも長い尾根に「大バカ尾根」に名前を変えようと言い出すFさん。 塩見岳西峯(3046,9m) 白樺に囲まれたステキなロッジでした、二軒小屋ロッジ ![]() ![]() 蝙蝠岳山頂にて 天狗岩 下山の尾根でキノコ コースタイム 塩見小屋5:45―−塩見岳(西峰)6:00―−北又岳分岐6:37―ー蝙蝠岳山頂8:45―ー徳右衛門岳10:34―− 中部電力管理棟12:58―−蝙蝠岳登山口13:55―−二軒小屋ロッジ14:30 |