北八ケ岳

西天狗岳〜東天狗岳〜中山〜高見石〜ニュウ〜黒百合平

山行日:11月4日〜5日 天候:晴れ

コース 1日目:唐沢鉱泉―ー西天狗―ー東天狗岳ーー中山―ー高見石(高見石小屋泊)
   2日目:高見石―ー白駒池―ーニュウ―ー中山峠―ー黒百合平―ー唐沢鉱泉


ニュウから眺望する金峰山、瑞牆山方面から富士山

 昨日に続き、快晴に近い青空が広がっています。中央自動車道の車窓からススキや雑木の紅葉と陸橋に絡みつくツタの紅葉が目を楽しませてくれる。乗り心地の良い車に安全運転でドライブ気分も満足なのだけれど、予報では明日は雨か曇りだった。最近は雨の山行が多かったので出来れば雨の中は歩きたくないと思っていた。

   
      青空が広がっていた唐沢鉱泉                 鉱泉前のしゃくなげ橋(西尾根登山口)

 青空の広がっている今日のうちに、天狗岳に登りたいという思をLも分かってくれて、渋の湯から入る予定を変更して、唐沢鉱泉から天狗岳を目指すことにしました。
唐沢鉱泉に着いたのは11時、鉱泉の庭にあるベンチで手持ちのお弁当を食べてから出発します。鉱泉の前の橋を渡ると登山道に入る。気持は逸りますが山道はやはり普段どうりのペースでしか歩けないのです。道はツガやシラビソの樹林帯で急登から始まり、しばらく行くと明るく開け、展望台に出ました。天狗岳はすぐそこに、南の方に赤岳や阿弥陀岳も良く見えています。良かった!眺望のあるうちにここまで来れてと思った。爽やかで気もち良い、蓼科山方面の裾野はカラマツで茶色く見えた、ゆったりと伸びています。

  
        第二展望台から見る西天狗岳            東天狗岳の下りから根石岳、赤岳方面

 
西天狗岳の山頂で2時20分、予約してある高見石の小屋までは無理かもしれないから、黒百合ヒュッテにしようかというので小屋にTelを入れたら、食事の用意を始めたからキャンセル料金が¥4000かかるという。それもそうなのです。当たり前です!皆「もったいな〜〜い」で¥4000のために頑張ることになりました。

  
           東天狗岳山頂、,奥に蓼科山              西天狗から赤岳・阿弥陀岳 

 西天狗から東天狗岳へはガレた道を急ぎます。もっと早い時間だったら八ツの風景に浸ってのんびりしたい東天狗の山頂も記念写真を撮るだけになってしまいました。先着の親子連れの方にシャッターを押して頂き、その親子連れの方とは中山峠まで同じコースを歩き別れました。2人は黒百合平でテントを張るようでした。

 
     ニュウから見る左から東天狗、西天狗岳                    高見石小屋

 中山から高見石への下りは樹林の中で、大きな石のゴロゴロした道です。去年、ここを登ったときのことを思い出しました。「しんどかった!苔むしたシラビソの林は素晴らしいと思ったけど、どこまで続く〜〜の思い…」今日はこの道を下ります。途中、雪が積もっていて踏みしめられて硬く、所々凍っていて滑ります。日没近くになると樹林の中はうす暗くなり足元に神経を集中させて下ります。

 小屋に着いたときは5時10分、すっかり暗くなっていた。小屋に入ると御香の香りが疲れた私達を迎えてくれた。宿泊客は私達だけでした。奇麗に整頓された部屋は広く寝るところは2階なので、「好きな所で良いですよ、」と言ってくれた。上ってみると広い所にコタツとストーブが焚かれていた。羽毛の布団にきれいな毛布が沢山、フカフカでぐっすり休むことが出来、ここまで頑張ってきて良かったと皆でなっとくです。

     
             
                                     ニュウから金峰山・瑞牆山方面

 翌日は、心配していた天気も良いようにはずれて好天です。出発前に高見石に登って遠くに御嶽山や北アルプス方面、東に秩父の山を堪能してから、白駒池に下りニュウと通って唐沢鉱泉に戻りました。ニュウからの眺めは最高で、東と西の天狗岳が目の前に、白く雪を戴いた北アルプス、秩父の山並みから富士山まで眺めることができ感激です。ここでゆっくりとお茶を飲みながら休憩をして唐沢鉱泉に下ります。
 風
情のある唐沢鉱泉にゆっくりと浸かりながら、雨にも遭わず良い山行ができたことに、Lを始め長時間の運転を気持ちよく引き受けてくれたOさんに感謝でいっぱいです。
 
  

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