岩手山 2038m

2007年7/28 天候:晴れ
岩手県:奥羽山脈の最高峰 日本100 


岩手山八幡平から焼走り国際交流村へ移動中に撮影

コース
焼き走り登山口―ー第2噴出口跡―ーツルハシ分れ―ー平笠不動避難小屋―ー
薬師岳(岩手山頂)―ー不動平避難小屋―ー馬帰し登山口

 
 昨夜は国際交流村で、常設テントを借りてキャンプをした。小学生の団体の賑やかな声を聞きながら、屋外のテーブルで移動途中で買った野菜とヒナイ鳥のスープで鍋を囲んでの夕食です。ブナの林の中で少しのビールと夕日に岩手山を眺めながら大いに盛り上がり楽しいひと時を過ごします。焼走りの温泉にも入れて快適なキャンプ場でした。
  
     
              焼走り登山口                  イワガラミ(国際交流村キャンプ場で)
 
 焼走りの登山口で、Uさんと分かれ2人で登り始めます。Uさんは下山口の「馬帰し」へ車を廻してくれて馬返しからから登り、私達がピストンをしなくても良いようにしてくれるのです。お世話になります。
 しばらくは緑の美しい樹林の中を行く。左の林の中に溶岩流が見え隠れする。林の中に木漏れ日をを受けてシラネアオイやサンカヨウの花が優しげに咲いている。前にも後にも登山者は今のところ私達だけ、2人で思い思いに花を愛でながら歩きます。

 
           
                 コマクサ                    シラネアオイ

 樹林から出ると火山砂礫帯が広がり、コマクサが群落しています。本邦屈指の規模をもつそうで、これほど広範囲にコマクサの群落を見るのは初めてです。終わりに近い花もありましたが、ピンクの濃いハクサンチドリも混じってそれはみごとでした。樹林から出たら暑いにもかかわらず、2人とも興奮ぎみでシャッターを切りましたが日差しが強く離れているので思うようにいきません。

                 
                            
 岩手山(国の特別天然指定の溶岩流)

                 
                                 
山頂が見えてきた

 平笠不動避難小屋でトイレをお借りしました。とても奇麗でゴミもなく気持ち良かったです。東北の山を歩いていて感じたのは、地元の山を愛し、マナーが良く親切で、せかせかしないで山を楽しんでいる登山者が多いということです。

    
                
 岩手山頂                              山頂から火口を見る

                    
                                  
奥に山頂が見えている
 
山頂近くの火口周辺は写真のように砂礫地で所々にコマクサが咲いていた。天気が良かったので分岐からでも山頂
が良く見渡せた。周りは平坦で歩きやすかった。馬返しから登ってくるUさんを待ちながら山頂で昼食にする。
 白神岳で合った地元の登山者の方が言っていた、自分の良いと思う山に「岩手山」と言った。その言葉を思い出しながら私も納得したのです。ミズナラやカラマツの」林、コマクサや沢山のお花、眺望もよくなぜか優しい感じのする火口周辺は地元の方が誇りにに思うのは当然なのですね。

             
                  
ベニバナイチヤクソウ            イワブクロ(山頂近くの砂礫地で)

                     
                            池と優しい感じの山並みが広がっています

 下りは3人で馬返しへ。しばらくはガレ場を通過して樹林に入り長い急坂を下ります。エゾゾツツジやムシトリスミレなどの花が咲く新道から旧道への移動道を通り、旧道からまた新道に入り、ブナの巨木やミズナラの木が現れると馬返しキャンプ場に着く。
今日の宿泊は雫石YH。
 


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