奥大日岳・大日岳
2001年8月7日〜9日
コース:雷鳥荘――新室堂乗越――奥大日岳――大日岳――称名滝
8月7日 奈良を6時に出発して、富山ICから電鉄富山駅に11時に着きました。5月の連休に来た時は、駐車場は満杯でアルペンルートのチケットを買うのに長蛇の列でした。観光客や登山にスキー客でごったかえしていたのです。今日は心配していた混雑はなくチケットも並ぶことなく買えました。11:40発のアルペンルートで室堂まで行くちもりでしたが、途中の弥陀ヶ原で下車して歩いていこうという「ことになりました。ところが、道を間違えてしまったのでとりあえず室堂まで行ってからにしようとまた バスに乗ります。 13時過ぎには室堂へ到着して、今日の宿泊先(雷鳥荘)でチエックインしてから散策に出かけました。 行者(修験者)が籠っていたという玉殿岩屋を見に行きます。岩屋へ下りていく途中にアオノツガザクラやチングルマ、イワカガミ、ミヤマリンドウ、ハクサンイチゲなどがいっぱい咲いていました。 洞窟は二つ並んであります。 ![]()
![]() ミドリガ池に移る立山三山 ![]() 夕日に映える立山三山 雷鳥荘に戻って休憩していたら、雨がすごい勢いで降ってきました。弥陀ヶ原でウロウロしていなくて良かったと思う!夕方には雨も上がり晴れ間が出てきました。外を見たら夕焼けが山を赤く染めています。あわててカメラを持って飛び出したのですが少し遅かったようです。 8月8日 今日は大日小屋までなので、雷鳥荘で朝食を食べて7時に出発します。新室堂乗越へチングルマの咲く斜面を三山や称名川の流れを眺めながら上がります。 ![]() 中央奥は称名川と大日平方面 ![]() チングルマの咲き乱れる中を奥大日岳へ 尾根に上がって室堂乗越あたりで剣岳が見えてきましたが、すぐガスに隠れてします。雲が多くガスも出てきて視界がない分、暑くなく今を盛りのたくさんのお花を楽しみながら歩きます。チングルマやハクサンイチゲが斜面を白くして咲いている。思っていたより花が多く感激でした。奥大日岳 への道は危険なところもなく、時間も余裕でお花見ハイキング気分です。 9:05分楽しみにしていた奥大日岳からの眺望はありません。良く晴れていれば剣岳はもちろん、薬師岳、遠く槍ヶ岳、笠ヶ岳の方まで見えるはずです。眺望とお花を楽しみに、室堂から奥大日岳までピストンする方もいるようでした。 ![]() ![]() ![]() ![]()
奥大日岳から大日岳へは来た道を少し戻り、ガレで急な大下りに緊張します。しばらく行くと歩きやすくなり、弥陀ヶ原方面、アルペンルートのバス道が見えます。 ![]() ![]() 七副園を過ぎたあたりから大日岳(右側) ![]() ![]() 中大日岳の手前で雷鳥が小連れでいました。静かに静かに近ずいて行きますが、子供の方はチョロチョロ動き回って写せなかったですが、可愛くて癒されます。 ![]() ![]() 大日小屋へは11時過ぎに着きました。雨がポツポツ降り出してきたので小屋に入り、感じのよいBGMが流れる食堂でランチにします。その後、晴れ間が出てきたので山頂へ行きましたが、すっきりした眺めはなくお喋りをして下りました。小屋で働いている皆さんは、ギタ−工房の従業員だそうです。夕食後にギター演奏もあり、小屋は満杯状態でしたが、気持ちよく過ごすことができました。 8月9日 夜中に満点の星を眺め、ご来光は山頂で。 ![]() 大日岳山頂から ![]() 大日岳山頂から 大日小屋に泊まって良かったと思った。朝の山頂からは北アルプスから立山、東側の山々を充分堪能することができました。あとはひたすら下って帰るだけです。 ![]() 大日岳直下から薬師岳・北アルプス ![]() 大日平原と薬師岳 大日平までは気の抜けない大きな岩だらけの下り、大日平は木道をひたすら牛の首まで歩きます。牛の首からの下りが半端じゃない滑る、急、崩れる、これが猿ガ馬場まで続きます。途中に崩壊した所もあり修復工事をしていました。思っていたより長い下り、2日間ともお花を楽しみながらハイキング気分だったので最後でしんどい思いをしました。 ![]() 称名滝 いつもは高原バスの車窓から眺めるだけだった称名滝、落差350m日本一のごうごうと流れる轟き音と壮大な眺めに感動です。滝のしぶきを浴びて10:30分のバスに乗り、真夏の日差しが照りつける電鉄立山駅の駐車場へ。グランド・サンピア立山でお風呂と昼食を済ませて帰路に着きます。 |