三国岳 (959m)

山域:朽木葛川 芦生研究林
山行日:10/13〜14  針畑ルネッサンスキャンプj場テン泊

コース
朽木古屋の登山口7:05―-林道終点8:03―-U字の木8:35―-
岩谷峠―ー9:04―-桑原への分岐〜林道終点12:22―-桑原12:40
 
 ネットで見た芦生の知識は、新緑や紅葉の美しいブナの林に滝、静かな谷、そして貴重なお花の群落でした。機会があれば行ってみたいと以前から思っていました。でも芦生の自然を守りたいと思う方は、その素晴らしいルートは公開してしないようです。私達は一般ルートを歩きました。

 

 奈良を13時集合、西名阪郡山ICから京都東ICを出て、針畑ルネッサンスキャンプ場に着いたのは16時過ぎ、まだ明るい静かな山あいに鹿の鳴き声がこだましています。少しひんやりとした空気に身のしまる感じがします。一枚上着を着てテントを設営してから食事の準備にかかります。

藤棚の下で温かい鍋を囲み、賑やかに語らいながら食べて飲んで
7時過ぎにはテントに入りました
テント場は芝生でフカフカ、トイレも水道も近くにあり快適です。


             古屋の朝の風景
 
翌日は6時に起きて、お湯を沸かしパンやスープでそれぞれの朝食をすませ、テントを撤収して7時前に登山口へ移動します。針畑川沿いの禿尻橋(古屋)で車を降り、一台は下山口の桑原へ。

            
                   湖西の山々と琵琶湖が霞んで見えます
 

 早朝の山麓は朝もやの中からゆっくりと目覚めていくようです。禿尻橋から5分程の所に登山口と保谷林道の標識があって車止めのクサリがかかっていました。林道をしばらく歩き倉ケ谷の分岐を左に入り、林道終点からは左に登山道が続いています。尾根は植林も少しありますが明るい雑木の林で、シャクナゲの木が多く見られます。先頭を行くPororiさんが「琵琶湖が見える〜〜」と叫んだ!左側の林の切れ間から湖西の山々と少し霞んで琵琶湖が見えます。ずっと林の中を歩いてきたので、木々の隙間から見る眺望でも気分が明るくなってやっぱり良いものです。

     
   
             U字の木                            石塔

 
 このあたりは杉の古木が多く見られ、倒木もあちこちに多く道をふさいだりしています。入る人も少ないのでしょうか?自然を感じます。岩谷峠の手前に寛政年間に祀られたという石塔が建っています。岩谷峠で休憩して左に県境尾根を南下する。ブナの大樹や湖西の山々を所々に眺めながら歩く。桑原への分岐と経ケ岳の分岐を過ぎて県境尾根をはずれ、三国岳山頂はすぐです。山頂で昼食かと思ったら、久多の方へ10分くらい下りたら杉の巨木が見られるというので行って見ることになった。

 
 
            杉の巨木                          ブナの林の中を下る

 集合写真を撮ってから、Madokaさん持参のリンゴを頂き、Lを残して空身で急坂を下ります。登山道の脇にあった杉の巨木には数種の木が寄生していて、見上げると緑の葉が天に向って広がっていた。写真をとってから山頂に戻り昼食です。下るときは長く感じた道も帰りはあっという間だった。比良の山を眺めながら昼食を摂り、お腹いっぱいになってあとは下るだけです。

   
     ツルニンジン           リンドウ         サンキライの実         サワフタギの実      
 
通ってきた分岐へ戻り桑原へ下ります。こちらの道はしっかりしていて、落ち葉の堆積で柔らかくて歩きやすい。気持のいいブナの林が続き足元にはイワカガミが群生しています。新緑の頃やお花の季節はどんなだろうと思いを巡らしてしまう!山頂から1時間ほどで林道に出ました。ススキやリンドウの咲く中秋の雰囲気の漂う林道を歩き桑原へは1240分に着きました。


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